4クール時代から続くJ2にまつわるジンクス。それは次の3つだ。
『J2第1クール首位は昇格する』
『J2第1クール2位は昇格出来ない』
『J2第2クール上位2チームは必ず昇格する』
これをなんとか生かしたいと考え改めた。そもそも4クール、3クールに加え奇数クラブの時の消化試合数の差はかなりある。一概に比較すると数値的な不公平さが出てしまうが、これは今に始まった話ではない。
さて2010年から2クール制になり第1クールが4クール制時代の第2クールまでにあたる。そのためジンクスデータは前半戦終了時、全日程終了時のデータしか使用出来ず。だが2010シーズンは2クールながら4クール制時代の試合数と近い試合数であり3クール制も試合数は近い(とはいえ最大15試合、1クールに4試合ほど消化試合数は合わない)、3クールを無理矢理4クールに見立てると第2クール途中で前半戦が終わるため不公平窮まりない。最も3クール自体が不公平リーグなのだが。
つまり無理矢理4クール制でのデータを集計してみようと思う。
例えば45節、1チーム42試合あった08年J2と51試合あった09年J2は当然3クールであり2や4で割り切れる数値ではない。無理矢理4クールに合わせると数値的な信憑性には欠けるのは間違いない。昨年までは3クールまでのデータで見てきたが08年を4クールと見立てると1クール11.25節となる。
私の解釈は二通り。
(1)11節は終えているから12節のデータを使う。以下24節を2クール終了、36節を3クール終了とし36~45節までを第4クールとする。
とすると最終クールは消化試合数が極端に減るため
(2)08年は割り切れない端数を最終クールに含み11節までとする(第1クールを11節、第3クールを33節とし最終第4クールは34~45節の12節)
とする。
一方、09年の51節は(2)にするよりも(1)の13節、26節、39節、51節とやはり最終クール(12試合)のみ試合数は違うがバランスは良いのでこちらで仮定する。
10年は(2)の変則とし10節、19節、29節、38節とする。11年も同様(中断による変則節)となる。
12年は全42節、(2)に基づき変則的な10節、21節、31節、42節とする。
過去の記録を参照にジンクスを見つけよう。
以下各年度の各クール終了時における首位と2位、3位である。
なお2012年より3位~6位はプレーオフが導入される。ただJ2において3位は99年~03年まで昇格の権利はなく04年~08年までは入れ替え戦、09年より自動昇格とそもそも長らく3位は昇格権利がなかったこと、たった3シーズンしか自動昇格がないことから今回割愛も考えたが2位以内を狙う過程で必ず3位も終盤まで絡むため参考までに記載を継続する。くどいが2位以内はともかく3位以内に入るメリットは2012年以降は当然ない。
99年(以下左から首位、2位、3位)
第1クール新潟、大分、FC東京
第2クールFC東京、川崎、大分
第3クールFC東京、川崎、大分
最終順位川崎、FC東京、大分
00年
第1クール浦和※、札幌※、大分
第2クール札幌※、浦和※、大宮
第3クール札幌、浦和、大分
最終順位札幌、浦和、大分
※他クラブより1試合未消化。
01年
第1クール仙台、京都、大宮
第2クール大宮、京都、大分
第3クール京都、大宮、大分
最終順位京都、仙台、山形
02年
第1クール大分、川崎、福岡
第2クール大分、新潟、C大阪
第3クールC大阪、大分、新潟
最終順位大分、C大阪、新潟
03年
第1クール広島、水戸、新潟
第2クール広島、新潟、川崎
第3クール新潟、広島、川崎
最終順位新潟、広島、川崎
04年
第1クール川崎、山形、福岡
第2クール川崎、大宮、甲府
第3クール川崎、大宮、福岡
最終順位川崎、大宮、福岡
05年
第1クール京都、山形、福岡
第2クール京都、福岡、札幌
第3クール京都、福岡、山形
最終順位京都、福岡、甲府
06年
第1クール柏、仙台、横浜FC
第2クール柏、横浜FC、仙台
第3クール神戸、柏、横浜FC
最終順位横浜FC、柏、神戸
※第1クールは横浜FCが東京V戦未消化
07年
第1クール福岡、山形、札幌
第2クール札幌、京都、仙台
第3クール札幌、京都、仙台
最終順位札幌、東京V、京都
08年(全45節、第1クールは11節、第2クールは22節、第3クールは33節と仮定します)
参考
第1クール
広島、C大阪、仙台、湘南、鳥栖、横浜FC
第2クール
広島、山形、鳥栖、湘南、仙台、C大阪
第11節
広島、C大阪、湘南、鳥栖、横浜FC、仙台
第22節
広島、山形、C大阪、鳥栖、仙台、草津
第33節
広島、山形、湘南、鳥栖、C大阪、仙台
最終順位
広島、山形、仙台、C大阪、湘南、鳥栖
09年(全51節、第1クールは13節、第2クールは26節、第3クールは39節と仮定とします)
参考
第1クール
C大阪、湘南、仙台、甲府、水戸、札幌
第2クール
C大阪、仙台、湘南、甲府、水戸、鳥栖
第13節
湘南、C大阪、仙台、甲府、水戸、徳島
第26節
湘南、C大阪、仙台、甲府、東京V、徳島
第39節
C大阪、仙台、湘南、甲府、水戸、鳥栖
最終順位
仙台、C大阪、湘南、甲府、鳥栖、札幌
10年(全38節、第1クールは10節、第2クールは19節、第3クールは29節と仮定とします)
参考
第1クール
柏、甲府、千葉、福岡、熊本、鳥栖
最終順位
柏、甲府、福岡、千葉、東京V、横浜FC
第10節
柏、千葉、甲府、大分、徳島、熊本
第19節
柏、甲府、千葉、福岡、熊本、鳥栖
第29節
柏、甲府、福岡、千葉、東京V、熊本
最終順位
柏、甲府、福岡、千葉、東京V、横浜FC
11年(全38節、第1クールは10節、第2クールは19節、第3クールは29節と仮定した、しかし中止の影響により消化日程がクラブ毎にバラけてしまうためあくまでヴェルディの消化日程をベースに4区分し直し一部クラブ毎の消化試合数差があるが黙認。従い10節に相当する16節、19節に相当する3節、29節に相当する31節に変更、各代替節は開催日がクラブによって違うためヴェルディベースとする)
参考
第1クール(代替3節)
FC東京、徳島、栃木、千葉、北九州、札幌
最終順位
FC東京、鳥栖、札幌、徳島、東京V、千葉
第16節
千葉、栃木、鳥栖、湘南、草津、徳島
第3節
FC東京、徳島、栃木、千葉、北九州、札幌
第31節
FC東京、鳥栖、札幌、徳島、千葉、栃木
最終順位
FC東京、鳥栖、札幌、徳島、東京V、千葉
12年(全42節、第1クールは10節、第2クールは21節、第3クールは31節と仮定とします)
参考
第1クール(21節)
山形、千葉、東京V、湘南、大分、甲府
最終順位
、、、、、、
第10節湘南、山形、甲府、東京V、大分、水戸
第21節山形、千葉、東京V、湘南、大分、甲府
第31節、、
最終順位、、
4クールに無理矢理、仮定したため強引に仮定したジンクスにはなる。また最終順位2位以内とするため実際に最終順位3位で昇格した06神戸、07京都、09湘南も昇格失敗扱いとする※。
第1クール1位13クラブ中9クラブ・69.2%(湘南)
第1クール2位13クラブ中3クラブ・23.1%(山形)
第1クール2位以内26クラブ中12クラブ・46.2%(湘南、山形)
第1クールにおいては首位も絶対の地位を築けないのが現状。99新潟、07福岡、09湘南※、11千葉と最終2位以内は確保出来ず。一方で2位に至っては02年から08年まで7年連続昇格を逃すという嫌なジンクスぶり、00札幌、01京都、09C大阪が昇格しただけという鬼門ぶり。その2位の影響で第1クール2位以内は過半数割れ。
かつては00年~06年までの『第1クール首位は昇格する』ジンクスは揺るぎなかった。だが07年以降は5シーズンで3シーズンが失敗とすっかり影を潜めてしまった。07年以降は交互になっており07年、09年※、11年と失敗し08年、10年と昇格。この流れならば12年第1クール首位湘南は昇格となるが…
第2クール1位13クラブ中11クラブ・84.6%(山形)
第2クール2位13クラブ中10クラブ・76.9%(千葉)
第2クール2位以内26クラブ中21クラブ・80.8%(山形、千葉)
第2クールにおいては2位以内に入ればほぼ昇格決定だったが近年は低下傾向、とはいえ8割は昇格しており山形、千葉は揺るぎないジンクスを得た。ヴェルディはこのジンクスに肖りたかったが果たせぬまま、実力で這い上がるしかない。ちなみに前半戦3位は07年以降5シーズンだと09仙台しか昇格していない。この不振を躍進で乗り切らなければ、トーナメントではなく自動昇格で果たしたい。
首位こそ約85%とほぼ昇格は手中、ただ01大宮、09湘南※と混戦の団子レースで脱落することも珍しくないだけに山形も油断は禁物。2位からは3クラブ脱落、11徳島は事実上の自滅だっただけに千葉も終盤まで気は抜けない。首位から勝ち点5差に7クラブ犇めくJ2。今後の展開によってはこの第2クールジンクスすら無意味になる。
第3クール1位13クラブ中12クラブ・92.3%
第3クール2位13クラブ中11クラブ・84.6%
第3クール2位以内26クラブ中23クラブ・88.5%
徐々にリーグの顔が安定するとはいえ100%ではないのが第3クール。高い昇格率を誇るもののおよそ1割は脱落してきた歴史。第3クールで2位以内に入りラストスパートは、より負けられないことは当たり前、ジンクスの後押しで、より優位に戦いたい。
首位では06神戸※のみ2位以内確保ならず、2位では07京都※、01大宮が脱落。いずれも第3クールに入っても上位が混戦というシーズン、現行では3位転落は脱落であるため絶対がない第3クールジンクスに今後も注意が必要。
続いて08年以降の6位以内を見てみよう。
第1クール6位以内24クラブ中15クラブ・62.5%(湘南、山形、甲府、東京V、大分、水戸)
第2クール6位以内24クラブ中17クラブ・70.8%(山形、千葉、東京V、湘南、大分、甲府)
第3クール6位以内24クラブ中21クラブ・87.5%
あくまで6位以内→最終成績6位以内で見ている。
第1クールで6位以内の6クラブのうち最終成績で6位以内に入るクラブはおよそ6割、4クラブに満たさないがスタートダッシュの大切さは言うまでもない。水戸がやや脱落したが残る5クラブも気は抜けない。
第2クールになれば徐々に安定、それでも7割と安泰とは言いにくい。特に5位以下は脱落しやすくプレーオフを賭けた闘いは白熱するだろう。資格はない大分、停滞気味の甲府だが勝ち点差はなく逆転も視野にある、一方でここから連敗すれば脱落も有りうるだけに食い下がる力があるかヴェルディも含め後半戦は連勝より連敗しないかが重要。
第3クールはさすがに安泰、09水戸(5位)10熊本(6位)11栃木(6位)と脱落したが昇格経験がないクラブはやはり脱落しやすい。9割近いジンクスを得るために第3クール6位以内は確保したいところ。
次に各年度の上位3クラブの内枠(各クール毎)を見てみると
99年36試合()内は順位
川崎
第1クール・勝ち点12・44.4%(6)
第2クール・36・66.7%(2)
第3クール・54・66.7%(2)
最終クール・73・67.6%(1)
FC東京
第1クール・17・63.0%(3)
第2クール・37・68.5%(1)
第3クール・55・67.9%(1)
最終クール・64・59.3%(2)
大分
第1クール・20・74.1%(2)
第2クール・35・64.8%(3)
第3クール・46・56.8%(3)
最終クール・63・58.3%(3)
00年40試合
札幌
※第1クール・21・77.8%(2)
※第2クール・50・87.7%(1)
第3クール・72・80.0%(1)
最終クール・94・78.3%(1)
浦和
※第1クール・23・85.2%(1)
※第2クール・45・78.9%(2)
第3クール・64・71.1%(2)
最終クール・82・68.3%(2)
大分
第1クール・19・63.3%(3)
第2クール・35・58.3%(4)
第3クール・59・65.6%(3)
最終クール・81・67.5%(3)
※札幌vs浦和戦未消化のため11節、22節までとさせて戴きます。
01年44試合
京都
第1クール・23・69.7%(2)
第2クール・45・68.2%(2)
第3クール・65・65.7%(1)
最終クール・84・63.6%(1)
仙台
第1クール・23・69.7%(1)
第2クール・41・62.1%(4)
第3クール・61・61.6%(4)
最終クール・83・62.9%(2)
山形
第1クール・18・54.5%(5)
第2クール・32・48.5%(7)
第3クール・58・58.6%(5)
最終クール・80・60.6%(3)
02年44試合
大分
第1クール・28・84.8%(1)
第2クール・51・77.3%(1)
第3クール・66・66.7%(2)
最終クール・94・71.2%(1)
C大阪
第1クール・18・54.5%(4)
第2クール・42・63.6%(3)
第3クール・66・66.7%(1)
最終クール・87・65.9%(2)
新潟
第1クール・18・54.5%(5)
第2クール・44・66.7%(2)
第3クール・65・65.7%(3)
最終クール・82・62.1%(3)
03年44試合
新潟
第1クール・19・57.6%(3)
第2クール・43・65.2%(2)
第3クール・69・69.7%(1)
最終クール・88・66.7%(1)
広島
第1クール・31・93.9%(1)
第2クール・48・72.7%(1)
第3クール・63・63.6%(2)
最終クール・86・65.2%(2)
川崎
第1クール・16・48.5%(6)
第2クール・41・62.1%(3)
第3クール・59・59.6%(3)
最終クール・85・64.4%(3)
04年44試合
川崎
第1クール・27・81.8%(1)
第2クール・57・86.4%(1)
第3クール・81・81.8%(1)
最終クール・105・79.5%(1)
大宮
第1クール・15・45.5%(6)
第2クール・35・53.0%(2)
第3クール・54・54.5%(2)
最終クール・87・65.9%(2)
福岡
第1クール・18・54.5%(3)
第2クール・34・51.5%(4)
第3クール・52・52.5%(3)
最終クール・76・57.6%(3)
05年44試合
京都
第1クール・29・87.9%(1)
第2クール・54・81.8%(1)
第3クール・72・72.7%(1)
最終クール・97・73.5%(1)
福岡
第1クール・18・54.5%(3)
第2クール・36・54.5%(2)
第3クール・58・58.6%(2)
最終クール・78・59.1%(2)
甲府
第1クール・18・54.5%(4)
第2クール・30・45.5%(6)
第3クール・49・49.5%(4)
最終クール・69・52.3%(3)
06年48試合
横浜FC
※第1クール・22・66.7%(3)
第2クール・44・61.1%(2)
第3クール・67・62.0%(3)
最終クール・93・64.6%(1)
柏
第1クール・25・69.4%(1)
第2クール・49・68.1%(1)
第3クール・68・63.0%(2)
最終クール・88・61.1%(2)
神戸
第1クール・16・44.4%(7)
第2クール・41・56.9%(4)
第3クール・68・63.0%(1)
最終クール・86・59.7%(3)
※ヴェルディvs横浜FC戦未消化の13節までとさせて戴きます。
07年48試合
札幌
第1クール・24・66.7%(3)
第2クール・51・70.8%(1)
第3クール・72・66.7%(1)
最終クール・91・63.2%(1)
東京V
第1クール・13・36.1%(9)
第2クール・39・54.2%(5)
第3クール・59・54.6%(4)
最終クール・89・61.8%(2)
京都
第1クール・20・55.6%(5)
第2クール・44・62.5%(2)
第3クール・66・61.1%(2)
最終クール・86・59.7%(3)
08年42試合(全45節、第1クールは11節、第2クールは22節、第3クールは33節と仮定します)
広島・参考
第1クール・32・76.2%(1)
第2クール・65・77.4%(1)
第11節・23・76.7%(1)10試合
第22節・48・80.0%(1)20試合
第33節・71・76.3%(1)31試合
最終クール・100・79.4%(1)
山形・参考
第1クール・22・52.4%(7)
第2クール・50・59.5%(2)
第11節・15・50.0%(7)10試合
第22節・38・60.3%(2)21試合
第33節・57・61.3%(2)31試合
最終クール・78・61.9%(2)
仙台・参考
第1クール・26・61.9%(3)
第2クール・45・53.6%(5)
第11節・16・53.3%(6)10試合
第22節・34・56.7%(5)20試合
第33節・46・51.1%(6)30試合
最終クール・70・55.6%(3)
09年51試合(第1クールは13節、第2クールは26節、第3クールは39節と仮定とします)
仙台・参考
第1クール・35・68.5%(3)
第2クール・66・64.7%(2)
第13節・28・71.8%(3)
第26節・51・65.4%(3)
第39節・76・65.0%(2)
最終クール・106・69.3%(1)
C大阪・参考
第1クール・41・80.4%(1)
第2クール・68・66.7%(1)
第13節・29・74.4%(2)
第26節・56・71.8%(2)
第39節・78・66.7%(1)
最終クール・104・68.0%(2)
湘南・参考
第1クール・39・76.5%(2)
第2クール・66・64.7%(3)
第13節・31・79.5%(1)
第26節・57・73.1%(1)
第39節・75・64.1%(3)
最終クール・98・64.1%(3)
10年36試合(第1クールは10節、第2クールは19節、第3クールは29節と仮定とします)
柏
第10節・23・85.2%(1)
第19節・44・81.5%(1)
第29節・65・77.4%(1)
最終クール・80・74.1%(1)
甲府
第10節・19・70.4%(3)
第19節・40・74.1%(2)
第29節・57・67.9%(1)
最終クール・70・64.8%(2)
福岡
第10節・10・37.0%(14)
第19節・30・55.6%(4)
第29節・49・60.5%(3)
最終クール・69・63.9%(3)
11年38試合(第1クールは10節、第2クールは19節、第3クールは29節と仮定、しかし中止の影響により第1クールは16節、第2クールは3節代替(札幌vs千葉のみ未消化)、第3クールは31節と新たに仮定)
FC東京
第16節・16・53.3%(8)
第3節・38・66.7%(1)
第31節・60・69.0%(1)
最終クール・77・67.5%(1)
鳥栖
第16節・18・60.0%(3)
第3節・27・47.4%(7)
第31節・53・60.9%(2)
最終クール・69・60.5%(2)
札幌
第16節・13・43.3%(12)
第3節・28・51.9%(6)
第31節・53・60.9%(3)
最終クール・68・59.5%(3)
各クラブの第1クールを見てみると
03広島・93.9%(1→1)
05京都・87.9%(1→1)
00浦和・85.2%(1→2)
10柏・85.2%(1→1)
02大分・84.8%(1→1)
04川崎・81.8%(1→1)
09湘南・79.5%(1→3)
00札幌・77.8%(2→1)
08広島・76.7%(1→1)
09C大阪・74.4%(2→2)
99大分・74.1%(2→3)
09仙台・71.8%(3→1)
10甲府・70.4%(3→2)
01京都・69.7%(2→1)
01仙台・69.7%(1→2)
06柏・69.4%(1→2)
06横浜FC・66.7%(3→1)
07札幌・66.7%(3→1)
00大分・63.3%(3→3)
99FC東京・63.0%(3→2)
11鳥栖・60.0%(3→2)
03新潟・57.6%(3→1)
07京都・55.6%(5→3)
01山形・54.5%(5→3)
02C大阪・54.5%(4→2)
02新潟・54.5%(5→3)
04福岡・54.5%(3→3)
05福岡・54.5%(3→2)
05甲府・54.5%(4→3)
08仙台・53.3%(6→3)
11FC東京・53.3%(8→1)
08山形・50.0%(7→2)
03川崎・48.5%(6→3)
04大宮・45.5%(6→2)
99川崎・44.4%(6→1)
06神戸・44.4%(7→3)
11札幌・43.3%(12→3)
10福岡・37.0%(14→3)
07東京V・36.1%(9→2)
単純なボーダーラインは第1クール7割あれば3位以内には入れるということ。
また最低でも挽回するのに7位以上が必要である。14位だが10福岡は勝ち点率ではワーストでもない。また11札幌も12位からの逆転とはいえ8位の11FC東京含め上位が日替わりのシーズンというのも逆転できた一因でありいずれにしろ参考にならない逆転だと思う。
第1クールとはいえ07ヴェルディ、よくこんな勝ち点率から昇格したなと感動。そしてそのヴェルディより勝ち点率こそ高いが14位から3位まで浮上した10福岡もすげーなと思う。序盤の失速もメイクドラマだったのか最後は憎たらしい強さで優勝した11FC東京も歴史にしっかり名を刻む。また歴代第1クール勝ち点ワースト3からの逆転昇格となった11札幌もまた素晴らしい。
ただ2位以内を目指さないとならない2012年以降はノルマは上がっている。
どちらにしても第1クール好スタートが重要であることを改めて思い知らされるデータです。
2012年第1クール
J2 順位表 第10節(04/27更新)
順位 チーム名・勝ち点率・最多勝ち点(予想勝ち点)
勝点(勝/引/負/得失)試合数
1 湘南・83.3%・121(104.958)
25(8/1/1/10)10
2 山形・73.3%・118(92.358)
22(7/1/2/4)10
3 甲府・66.7%・116(84.042)
20(6/2/2/7)10
4 東京V・63.3%・115(79.758)
19(6/1/3/8)10
5 大分・63.3%・115(79.758)
19(6/1/3/6)10
6 水戸・60.0%・114(75.600)
18(5/3/2/5)10
7 京都・60.0%・114(75.600)
18(6/0/4/4)10
8 北九州・53.3%・112(67.158)
16(5/1/4/2)10
9 岡山・53.3%・112(67.158)
16(4/4/2/1)10
10 愛媛・50.0%・111(63.000)
15(4/3/3/7)10
11 千葉・50.0%・111(63.000)
15(4/3/3/5)10
12 栃木・50.0%・111(63.000)
15(4/3/3/2)10
13 福岡・46.7%・110(58.842)
14(4/2/4/3)10
14 松本・43.3%・109(54.558)
13(4/1/5/-4)10
15 草津・40.0%・108(50.400)
12(3/3/4/-4)10
16 横浜FC・30.0%・105(37.800)
9(2/3/5/-5)10
16 熊本・30.0%・105(37.800)
9(2/3/5/-5)10
18 徳島・26.7%・104(33.642)
8(2/2/6/-9)10
19 町田・23.3%・103(29.358)
7(2/1/7/-7)10
20 富山・20.0%・102(25.200)
6(1/3/6/-5)10
21 岐阜・20.0%・102(25.200)
6(1/3/6/-11)10
22 鳥取・16.7%・101(21.042)
5(1/2/7/-14)10
第1クールはヴェルディ4位。上々の出来と言えばそれまで。まだ課題は多い。
年間の3分の1の日程消化時点
J2 順位表 第14節(05/13更新)
順位 チーム名・勝ち点率・最多勝ち点(予想勝ち点)
勝点(勝/引/負/得失)試合数
1 山形・71.4%・114(89.964)
30(9/3/2/7)14
2 湘南・66.7%・112(84.042)
28(8/4/2/9)14
3 京都・66.7%・112(84.042)
28(9/1/4/9)14
4 千葉・64.3%・111(81.018)
27(8/3/3/14)14
5 大分・59.5%・109(74.970)
25(7/4/3/9)14
5 東京V・59.5%・109(74.970)
25(8/1/5/9)14
7 岡山・59.5%・109(74.970)
25(7/4/3/3)14
8 水戸・57.1%・108(71.946)
24(7/3/4/4)14
9 甲府・54.8%・107(69.048)
23(6/5/3/4)14
10 愛媛・47.6%・104(59.976)
20(5/5/4/7)14
11 北九州・47.6%・104(59.976)
20(6/2/6/1)14
12 栃木・46.2%・105(58.212)
18(5/3/5/1)13
13 松本・42.9%・102(54.054)
18(5/3/6/-4)14
14 福岡・43.6%・104(54.936)
17(4/5/4/3)13
15 横浜FC・35.7%・99(44.982)
15(4/3/7/-4)14
16 鳥取・33.3%・98(41.958)
14(4/2/8/-14)14
17 熊本・28.6%・96(36.036)
12(2/6/6/-7)14
18 草津・28.6%・96(36.036)
12(3/3/8/-9)14
19 徳島・28.6%・96(36.036)
12(3/3/8/-10)14
20 町田・26.2%・95(33.012)
11(3/2/9/-11)14
21 富山・23.8%・94(29.988)
10(2/4/8/-8)14
22 岐阜・21.4%・93(29.106)
9(2/4/8/-13)14
5敗を喫してなお5位につけるのも今年のJ2の緩さを感じるが引き分けないで勝つか負ける潔さだけは自慢か?自虐もそこそこにしても、しぶとく上位に喰らい付かないと取り返しは効かないのは09年からのヴェルディ無駄知識。連敗はしてはならない。
前半戦を終えた現在の順位表
J2 順位表 第21節(06/24更新)
順位 チーム名・勝ち点率・最多勝ち点(予想勝ち点)
勝点(勝/引/負/得失)試合数
1 山形・65.1%・104(82.026)
41(12/5/4/11)21
2 千葉・63.5%・103(80.010)
40(12/4/5/22)21
3 東京V・63.5%・103(80.010)
40(13/1/7/18)21
4 湘南・63.5%・103(80.010)
40(11/7/3/12)21
5 大分・63.5%・103(80.010)
40(12/4/5/12)21
6 甲府・58.7%・100(73.962)
37(10/7/4/12)21
7 京都・57.1%・99(71.946)
36(11/3/7/7)21
8 岡山・54.0%・97(68.040)
34(9/7/5/2)21
9 愛媛・49.2%・94(61.992)
31(8/7/6/8)21
10 横浜FC・49.2%・94(61.992)
31(9/4/8/4)21
11 水戸・49.2%・94(61.992)
31(9/4/8/2)21
12 栃木・46.0%・92(57.960)
29(8/5/8/2)21
13 福岡・42.9%・90(54.054)
27(6/9/6/2)21
14 徳島・39.7%・88(50.022)
25(7/4/10/-4)21
15 北九州・39.7%・88(50.022)
25(7/4/10/-6)21
16 松本・38.1%・87(48.006)
24(6/6/9/-9)21
17 草津・36.5%・86(45.990)
23(6/5/10/-8)21
18 熊本・36.5%・86(45.990)
23(5/8/8/-9)21
19 岐阜・27.0%・80(34.020)
17(4/5/12/-18)21
20 鳥取・27.0%・80(34.020)
17(5/2/14/-28)21
21 富山・22.2%・77(27.972)
14(3/5/13/-15)21
22 町田・20.6%・76(25.956)
13(3/4/14/-17)21
前半戦リーグ最多勝クラブになったヴェルディ。そんなに勝ってる印象ない、むしろ上位では京都とタイの7敗という数値が後半戦は増やさないように、引き分けを増やすのは決して嬉しくないが負けるよりはマシ。負けないヴェルディを期待したい。
『J2第1クール首位は昇格する』
『J2第1クール2位は昇格出来ない』
『J2第2クール上位2チームは必ず昇格する』
これをなんとか生かしたいと考え改めた。そもそも4クール、3クールに加え奇数クラブの時の消化試合数の差はかなりある。一概に比較すると数値的な不公平さが出てしまうが、これは今に始まった話ではない。
さて2010年から2クール制になり第1クールが4クール制時代の第2クールまでにあたる。そのためジンクスデータは前半戦終了時、全日程終了時のデータしか使用出来ず。だが2010シーズンは2クールながら4クール制時代の試合数と近い試合数であり3クール制も試合数は近い(とはいえ最大15試合、1クールに4試合ほど消化試合数は合わない)、3クールを無理矢理4クールに見立てると第2クール途中で前半戦が終わるため不公平窮まりない。最も3クール自体が不公平リーグなのだが。
つまり無理矢理4クール制でのデータを集計してみようと思う。
例えば45節、1チーム42試合あった08年J2と51試合あった09年J2は当然3クールであり2や4で割り切れる数値ではない。無理矢理4クールに合わせると数値的な信憑性には欠けるのは間違いない。昨年までは3クールまでのデータで見てきたが08年を4クールと見立てると1クール11.25節となる。
私の解釈は二通り。
(1)11節は終えているから12節のデータを使う。以下24節を2クール終了、36節を3クール終了とし36~45節までを第4クールとする。
とすると最終クールは消化試合数が極端に減るため
(2)08年は割り切れない端数を最終クールに含み11節までとする(第1クールを11節、第3クールを33節とし最終第4クールは34~45節の12節)
とする。
一方、09年の51節は(2)にするよりも(1)の13節、26節、39節、51節とやはり最終クール(12試合)のみ試合数は違うがバランスは良いのでこちらで仮定する。
10年は(2)の変則とし10節、19節、29節、38節とする。11年も同様(中断による変則節)となる。
12年は全42節、(2)に基づき変則的な10節、21節、31節、42節とする。
過去の記録を参照にジンクスを見つけよう。
以下各年度の各クール終了時における首位と2位、3位である。
なお2012年より3位~6位はプレーオフが導入される。ただJ2において3位は99年~03年まで昇格の権利はなく04年~08年までは入れ替え戦、09年より自動昇格とそもそも長らく3位は昇格権利がなかったこと、たった3シーズンしか自動昇格がないことから今回割愛も考えたが2位以内を狙う過程で必ず3位も終盤まで絡むため参考までに記載を継続する。くどいが2位以内はともかく3位以内に入るメリットは2012年以降は当然ない。
99年(以下左から首位、2位、3位)
第1クール新潟、大分、FC東京
第2クールFC東京、川崎、大分
第3クールFC東京、川崎、大分
最終順位川崎、FC東京、大分
00年
第1クール浦和※、札幌※、大分
第2クール札幌※、浦和※、大宮
第3クール札幌、浦和、大分
最終順位札幌、浦和、大分
※他クラブより1試合未消化。
01年
第1クール仙台、京都、大宮
第2クール大宮、京都、大分
第3クール京都、大宮、大分
最終順位京都、仙台、山形
02年
第1クール大分、川崎、福岡
第2クール大分、新潟、C大阪
第3クールC大阪、大分、新潟
最終順位大分、C大阪、新潟
03年
第1クール広島、水戸、新潟
第2クール広島、新潟、川崎
第3クール新潟、広島、川崎
最終順位新潟、広島、川崎
04年
第1クール川崎、山形、福岡
第2クール川崎、大宮、甲府
第3クール川崎、大宮、福岡
最終順位川崎、大宮、福岡
05年
第1クール京都、山形、福岡
第2クール京都、福岡、札幌
第3クール京都、福岡、山形
最終順位京都、福岡、甲府
06年
第1クール柏、仙台、横浜FC
第2クール柏、横浜FC、仙台
第3クール神戸、柏、横浜FC
最終順位横浜FC、柏、神戸
※第1クールは横浜FCが東京V戦未消化
07年
第1クール福岡、山形、札幌
第2クール札幌、京都、仙台
第3クール札幌、京都、仙台
最終順位札幌、東京V、京都
08年(全45節、第1クールは11節、第2クールは22節、第3クールは33節と仮定します)
参考
第1クール
広島、C大阪、仙台、湘南、鳥栖、横浜FC
第2クール
広島、山形、鳥栖、湘南、仙台、C大阪
第11節
広島、C大阪、湘南、鳥栖、横浜FC、仙台
第22節
広島、山形、C大阪、鳥栖、仙台、草津
第33節
広島、山形、湘南、鳥栖、C大阪、仙台
最終順位
広島、山形、仙台、C大阪、湘南、鳥栖
09年(全51節、第1クールは13節、第2クールは26節、第3クールは39節と仮定とします)
参考
第1クール
C大阪、湘南、仙台、甲府、水戸、札幌
第2クール
C大阪、仙台、湘南、甲府、水戸、鳥栖
第13節
湘南、C大阪、仙台、甲府、水戸、徳島
第26節
湘南、C大阪、仙台、甲府、東京V、徳島
第39節
C大阪、仙台、湘南、甲府、水戸、鳥栖
最終順位
仙台、C大阪、湘南、甲府、鳥栖、札幌
10年(全38節、第1クールは10節、第2クールは19節、第3クールは29節と仮定とします)
参考
第1クール
柏、甲府、千葉、福岡、熊本、鳥栖
最終順位
柏、甲府、福岡、千葉、東京V、横浜FC
第10節
柏、千葉、甲府、大分、徳島、熊本
第19節
柏、甲府、千葉、福岡、熊本、鳥栖
第29節
柏、甲府、福岡、千葉、東京V、熊本
最終順位
柏、甲府、福岡、千葉、東京V、横浜FC
11年(全38節、第1クールは10節、第2クールは19節、第3クールは29節と仮定した、しかし中止の影響により消化日程がクラブ毎にバラけてしまうためあくまでヴェルディの消化日程をベースに4区分し直し一部クラブ毎の消化試合数差があるが黙認。従い10節に相当する16節、19節に相当する3節、29節に相当する31節に変更、各代替節は開催日がクラブによって違うためヴェルディベースとする)
参考
第1クール(代替3節)
FC東京、徳島、栃木、千葉、北九州、札幌
最終順位
FC東京、鳥栖、札幌、徳島、東京V、千葉
第16節
千葉、栃木、鳥栖、湘南、草津、徳島
第3節
FC東京、徳島、栃木、千葉、北九州、札幌
第31節
FC東京、鳥栖、札幌、徳島、千葉、栃木
最終順位
FC東京、鳥栖、札幌、徳島、東京V、千葉
12年(全42節、第1クールは10節、第2クールは21節、第3クールは31節と仮定とします)
参考
第1クール(21節)
山形、千葉、東京V、湘南、大分、甲府
最終順位
、、、、、、
第10節湘南、山形、甲府、東京V、大分、水戸
第21節山形、千葉、東京V、湘南、大分、甲府
第31節、、
最終順位、、
4クールに無理矢理、仮定したため強引に仮定したジンクスにはなる。また最終順位2位以内とするため実際に最終順位3位で昇格した06神戸、07京都、09湘南も昇格失敗扱いとする※。
第1クール1位13クラブ中9クラブ・69.2%(湘南)
第1クール2位13クラブ中3クラブ・23.1%(山形)
第1クール2位以内26クラブ中12クラブ・46.2%(湘南、山形)
第1クールにおいては首位も絶対の地位を築けないのが現状。99新潟、07福岡、09湘南※、11千葉と最終2位以内は確保出来ず。一方で2位に至っては02年から08年まで7年連続昇格を逃すという嫌なジンクスぶり、00札幌、01京都、09C大阪が昇格しただけという鬼門ぶり。その2位の影響で第1クール2位以内は過半数割れ。
かつては00年~06年までの『第1クール首位は昇格する』ジンクスは揺るぎなかった。だが07年以降は5シーズンで3シーズンが失敗とすっかり影を潜めてしまった。07年以降は交互になっており07年、09年※、11年と失敗し08年、10年と昇格。この流れならば12年第1クール首位湘南は昇格となるが…
第2クール1位13クラブ中11クラブ・84.6%(山形)
第2クール2位13クラブ中10クラブ・76.9%(千葉)
第2クール2位以内26クラブ中21クラブ・80.8%(山形、千葉)
第2クールにおいては2位以内に入ればほぼ昇格決定だったが近年は低下傾向、とはいえ8割は昇格しており山形、千葉は揺るぎないジンクスを得た。ヴェルディはこのジンクスに肖りたかったが果たせぬまま、実力で這い上がるしかない。ちなみに前半戦3位は07年以降5シーズンだと09仙台しか昇格していない。この不振を躍進で乗り切らなければ、トーナメントではなく自動昇格で果たしたい。
首位こそ約85%とほぼ昇格は手中、ただ01大宮、09湘南※と混戦の団子レースで脱落することも珍しくないだけに山形も油断は禁物。2位からは3クラブ脱落、11徳島は事実上の自滅だっただけに千葉も終盤まで気は抜けない。首位から勝ち点5差に7クラブ犇めくJ2。今後の展開によってはこの第2クールジンクスすら無意味になる。
第3クール1位13クラブ中12クラブ・92.3%
第3クール2位13クラブ中11クラブ・84.6%
第3クール2位以内26クラブ中23クラブ・88.5%
徐々にリーグの顔が安定するとはいえ100%ではないのが第3クール。高い昇格率を誇るもののおよそ1割は脱落してきた歴史。第3クールで2位以内に入りラストスパートは、より負けられないことは当たり前、ジンクスの後押しで、より優位に戦いたい。
首位では06神戸※のみ2位以内確保ならず、2位では07京都※、01大宮が脱落。いずれも第3クールに入っても上位が混戦というシーズン、現行では3位転落は脱落であるため絶対がない第3クールジンクスに今後も注意が必要。
続いて08年以降の6位以内を見てみよう。
第1クール6位以内24クラブ中15クラブ・62.5%(湘南、山形、甲府、東京V、大分、水戸)
第2クール6位以内24クラブ中17クラブ・70.8%(山形、千葉、東京V、湘南、大分、甲府)
第3クール6位以内24クラブ中21クラブ・87.5%
あくまで6位以内→最終成績6位以内で見ている。
第1クールで6位以内の6クラブのうち最終成績で6位以内に入るクラブはおよそ6割、4クラブに満たさないがスタートダッシュの大切さは言うまでもない。水戸がやや脱落したが残る5クラブも気は抜けない。
第2クールになれば徐々に安定、それでも7割と安泰とは言いにくい。特に5位以下は脱落しやすくプレーオフを賭けた闘いは白熱するだろう。資格はない大分、停滞気味の甲府だが勝ち点差はなく逆転も視野にある、一方でここから連敗すれば脱落も有りうるだけに食い下がる力があるかヴェルディも含め後半戦は連勝より連敗しないかが重要。
第3クールはさすがに安泰、09水戸(5位)10熊本(6位)11栃木(6位)と脱落したが昇格経験がないクラブはやはり脱落しやすい。9割近いジンクスを得るために第3クール6位以内は確保したいところ。
次に各年度の上位3クラブの内枠(各クール毎)を見てみると
99年36試合()内は順位
川崎
第1クール・勝ち点12・44.4%(6)
第2クール・36・66.7%(2)
第3クール・54・66.7%(2)
最終クール・73・67.6%(1)
FC東京
第1クール・17・63.0%(3)
第2クール・37・68.5%(1)
第3クール・55・67.9%(1)
最終クール・64・59.3%(2)
大分
第1クール・20・74.1%(2)
第2クール・35・64.8%(3)
第3クール・46・56.8%(3)
最終クール・63・58.3%(3)
00年40試合
札幌
※第1クール・21・77.8%(2)
※第2クール・50・87.7%(1)
第3クール・72・80.0%(1)
最終クール・94・78.3%(1)
浦和
※第1クール・23・85.2%(1)
※第2クール・45・78.9%(2)
第3クール・64・71.1%(2)
最終クール・82・68.3%(2)
大分
第1クール・19・63.3%(3)
第2クール・35・58.3%(4)
第3クール・59・65.6%(3)
最終クール・81・67.5%(3)
※札幌vs浦和戦未消化のため11節、22節までとさせて戴きます。
01年44試合
京都
第1クール・23・69.7%(2)
第2クール・45・68.2%(2)
第3クール・65・65.7%(1)
最終クール・84・63.6%(1)
仙台
第1クール・23・69.7%(1)
第2クール・41・62.1%(4)
第3クール・61・61.6%(4)
最終クール・83・62.9%(2)
山形
第1クール・18・54.5%(5)
第2クール・32・48.5%(7)
第3クール・58・58.6%(5)
最終クール・80・60.6%(3)
02年44試合
大分
第1クール・28・84.8%(1)
第2クール・51・77.3%(1)
第3クール・66・66.7%(2)
最終クール・94・71.2%(1)
C大阪
第1クール・18・54.5%(4)
第2クール・42・63.6%(3)
第3クール・66・66.7%(1)
最終クール・87・65.9%(2)
新潟
第1クール・18・54.5%(5)
第2クール・44・66.7%(2)
第3クール・65・65.7%(3)
最終クール・82・62.1%(3)
03年44試合
新潟
第1クール・19・57.6%(3)
第2クール・43・65.2%(2)
第3クール・69・69.7%(1)
最終クール・88・66.7%(1)
広島
第1クール・31・93.9%(1)
第2クール・48・72.7%(1)
第3クール・63・63.6%(2)
最終クール・86・65.2%(2)
川崎
第1クール・16・48.5%(6)
第2クール・41・62.1%(3)
第3クール・59・59.6%(3)
最終クール・85・64.4%(3)
04年44試合
川崎
第1クール・27・81.8%(1)
第2クール・57・86.4%(1)
第3クール・81・81.8%(1)
最終クール・105・79.5%(1)
大宮
第1クール・15・45.5%(6)
第2クール・35・53.0%(2)
第3クール・54・54.5%(2)
最終クール・87・65.9%(2)
福岡
第1クール・18・54.5%(3)
第2クール・34・51.5%(4)
第3クール・52・52.5%(3)
最終クール・76・57.6%(3)
05年44試合
京都
第1クール・29・87.9%(1)
第2クール・54・81.8%(1)
第3クール・72・72.7%(1)
最終クール・97・73.5%(1)
福岡
第1クール・18・54.5%(3)
第2クール・36・54.5%(2)
第3クール・58・58.6%(2)
最終クール・78・59.1%(2)
甲府
第1クール・18・54.5%(4)
第2クール・30・45.5%(6)
第3クール・49・49.5%(4)
最終クール・69・52.3%(3)
06年48試合
横浜FC
※第1クール・22・66.7%(3)
第2クール・44・61.1%(2)
第3クール・67・62.0%(3)
最終クール・93・64.6%(1)
柏
第1クール・25・69.4%(1)
第2クール・49・68.1%(1)
第3クール・68・63.0%(2)
最終クール・88・61.1%(2)
神戸
第1クール・16・44.4%(7)
第2クール・41・56.9%(4)
第3クール・68・63.0%(1)
最終クール・86・59.7%(3)
※ヴェルディvs横浜FC戦未消化の13節までとさせて戴きます。
07年48試合
札幌
第1クール・24・66.7%(3)
第2クール・51・70.8%(1)
第3クール・72・66.7%(1)
最終クール・91・63.2%(1)
東京V
第1クール・13・36.1%(9)
第2クール・39・54.2%(5)
第3クール・59・54.6%(4)
最終クール・89・61.8%(2)
京都
第1クール・20・55.6%(5)
第2クール・44・62.5%(2)
第3クール・66・61.1%(2)
最終クール・86・59.7%(3)
08年42試合(全45節、第1クールは11節、第2クールは22節、第3クールは33節と仮定します)
広島・参考
第1クール・32・76.2%(1)
第2クール・65・77.4%(1)
第11節・23・76.7%(1)10試合
第22節・48・80.0%(1)20試合
第33節・71・76.3%(1)31試合
最終クール・100・79.4%(1)
山形・参考
第1クール・22・52.4%(7)
第2クール・50・59.5%(2)
第11節・15・50.0%(7)10試合
第22節・38・60.3%(2)21試合
第33節・57・61.3%(2)31試合
最終クール・78・61.9%(2)
仙台・参考
第1クール・26・61.9%(3)
第2クール・45・53.6%(5)
第11節・16・53.3%(6)10試合
第22節・34・56.7%(5)20試合
第33節・46・51.1%(6)30試合
最終クール・70・55.6%(3)
09年51試合(第1クールは13節、第2クールは26節、第3クールは39節と仮定とします)
仙台・参考
第1クール・35・68.5%(3)
第2クール・66・64.7%(2)
第13節・28・71.8%(3)
第26節・51・65.4%(3)
第39節・76・65.0%(2)
最終クール・106・69.3%(1)
C大阪・参考
第1クール・41・80.4%(1)
第2クール・68・66.7%(1)
第13節・29・74.4%(2)
第26節・56・71.8%(2)
第39節・78・66.7%(1)
最終クール・104・68.0%(2)
湘南・参考
第1クール・39・76.5%(2)
第2クール・66・64.7%(3)
第13節・31・79.5%(1)
第26節・57・73.1%(1)
第39節・75・64.1%(3)
最終クール・98・64.1%(3)
10年36試合(第1クールは10節、第2クールは19節、第3クールは29節と仮定とします)
柏
第10節・23・85.2%(1)
第19節・44・81.5%(1)
第29節・65・77.4%(1)
最終クール・80・74.1%(1)
甲府
第10節・19・70.4%(3)
第19節・40・74.1%(2)
第29節・57・67.9%(1)
最終クール・70・64.8%(2)
福岡
第10節・10・37.0%(14)
第19節・30・55.6%(4)
第29節・49・60.5%(3)
最終クール・69・63.9%(3)
11年38試合(第1クールは10節、第2クールは19節、第3クールは29節と仮定、しかし中止の影響により第1クールは16節、第2クールは3節代替(札幌vs千葉のみ未消化)、第3クールは31節と新たに仮定)
FC東京
第16節・16・53.3%(8)
第3節・38・66.7%(1)
第31節・60・69.0%(1)
最終クール・77・67.5%(1)
鳥栖
第16節・18・60.0%(3)
第3節・27・47.4%(7)
第31節・53・60.9%(2)
最終クール・69・60.5%(2)
札幌
第16節・13・43.3%(12)
第3節・28・51.9%(6)
第31節・53・60.9%(3)
最終クール・68・59.5%(3)
各クラブの第1クールを見てみると
03広島・93.9%(1→1)
05京都・87.9%(1→1)
00浦和・85.2%(1→2)
10柏・85.2%(1→1)
02大分・84.8%(1→1)
04川崎・81.8%(1→1)
09湘南・79.5%(1→3)
00札幌・77.8%(2→1)
08広島・76.7%(1→1)
09C大阪・74.4%(2→2)
99大分・74.1%(2→3)
09仙台・71.8%(3→1)
10甲府・70.4%(3→2)
01京都・69.7%(2→1)
01仙台・69.7%(1→2)
06柏・69.4%(1→2)
06横浜FC・66.7%(3→1)
07札幌・66.7%(3→1)
00大分・63.3%(3→3)
99FC東京・63.0%(3→2)
11鳥栖・60.0%(3→2)
03新潟・57.6%(3→1)
07京都・55.6%(5→3)
01山形・54.5%(5→3)
02C大阪・54.5%(4→2)
02新潟・54.5%(5→3)
04福岡・54.5%(3→3)
05福岡・54.5%(3→2)
05甲府・54.5%(4→3)
08仙台・53.3%(6→3)
11FC東京・53.3%(8→1)
08山形・50.0%(7→2)
03川崎・48.5%(6→3)
04大宮・45.5%(6→2)
99川崎・44.4%(6→1)
06神戸・44.4%(7→3)
11札幌・43.3%(12→3)
10福岡・37.0%(14→3)
07東京V・36.1%(9→2)
単純なボーダーラインは第1クール7割あれば3位以内には入れるということ。
また最低でも挽回するのに7位以上が必要である。14位だが10福岡は勝ち点率ではワーストでもない。また11札幌も12位からの逆転とはいえ8位の11FC東京含め上位が日替わりのシーズンというのも逆転できた一因でありいずれにしろ参考にならない逆転だと思う。
第1クールとはいえ07ヴェルディ、よくこんな勝ち点率から昇格したなと感動。そしてそのヴェルディより勝ち点率こそ高いが14位から3位まで浮上した10福岡もすげーなと思う。序盤の失速もメイクドラマだったのか最後は憎たらしい強さで優勝した11FC東京も歴史にしっかり名を刻む。また歴代第1クール勝ち点ワースト3からの逆転昇格となった11札幌もまた素晴らしい。
ただ2位以内を目指さないとならない2012年以降はノルマは上がっている。
どちらにしても第1クール好スタートが重要であることを改めて思い知らされるデータです。
2012年第1クール
J2 順位表 第10節(04/27更新)
順位 チーム名・勝ち点率・最多勝ち点(予想勝ち点)
勝点(勝/引/負/得失)試合数
1 湘南・83.3%・121(104.958)
25(8/1/1/10)10
2 山形・73.3%・118(92.358)
22(7/1/2/4)10
3 甲府・66.7%・116(84.042)
20(6/2/2/7)10
4 東京V・63.3%・115(79.758)
19(6/1/3/8)10
5 大分・63.3%・115(79.758)
19(6/1/3/6)10
6 水戸・60.0%・114(75.600)
18(5/3/2/5)10
7 京都・60.0%・114(75.600)
18(6/0/4/4)10
8 北九州・53.3%・112(67.158)
16(5/1/4/2)10
9 岡山・53.3%・112(67.158)
16(4/4/2/1)10
10 愛媛・50.0%・111(63.000)
15(4/3/3/7)10
11 千葉・50.0%・111(63.000)
15(4/3/3/5)10
12 栃木・50.0%・111(63.000)
15(4/3/3/2)10
13 福岡・46.7%・110(58.842)
14(4/2/4/3)10
14 松本・43.3%・109(54.558)
13(4/1/5/-4)10
15 草津・40.0%・108(50.400)
12(3/3/4/-4)10
16 横浜FC・30.0%・105(37.800)
9(2/3/5/-5)10
16 熊本・30.0%・105(37.800)
9(2/3/5/-5)10
18 徳島・26.7%・104(33.642)
8(2/2/6/-9)10
19 町田・23.3%・103(29.358)
7(2/1/7/-7)10
20 富山・20.0%・102(25.200)
6(1/3/6/-5)10
21 岐阜・20.0%・102(25.200)
6(1/3/6/-11)10
22 鳥取・16.7%・101(21.042)
5(1/2/7/-14)10
第1クールはヴェルディ4位。上々の出来と言えばそれまで。まだ課題は多い。
年間の3分の1の日程消化時点
J2 順位表 第14節(05/13更新)
順位 チーム名・勝ち点率・最多勝ち点(予想勝ち点)
勝点(勝/引/負/得失)試合数
1 山形・71.4%・114(89.964)
30(9/3/2/7)14
2 湘南・66.7%・112(84.042)
28(8/4/2/9)14
3 京都・66.7%・112(84.042)
28(9/1/4/9)14
4 千葉・64.3%・111(81.018)
27(8/3/3/14)14
5 大分・59.5%・109(74.970)
25(7/4/3/9)14
5 東京V・59.5%・109(74.970)
25(8/1/5/9)14
7 岡山・59.5%・109(74.970)
25(7/4/3/3)14
8 水戸・57.1%・108(71.946)
24(7/3/4/4)14
9 甲府・54.8%・107(69.048)
23(6/5/3/4)14
10 愛媛・47.6%・104(59.976)
20(5/5/4/7)14
11 北九州・47.6%・104(59.976)
20(6/2/6/1)14
12 栃木・46.2%・105(58.212)
18(5/3/5/1)13
13 松本・42.9%・102(54.054)
18(5/3/6/-4)14
14 福岡・43.6%・104(54.936)
17(4/5/4/3)13
15 横浜FC・35.7%・99(44.982)
15(4/3/7/-4)14
16 鳥取・33.3%・98(41.958)
14(4/2/8/-14)14
17 熊本・28.6%・96(36.036)
12(2/6/6/-7)14
18 草津・28.6%・96(36.036)
12(3/3/8/-9)14
19 徳島・28.6%・96(36.036)
12(3/3/8/-10)14
20 町田・26.2%・95(33.012)
11(3/2/9/-11)14
21 富山・23.8%・94(29.988)
10(2/4/8/-8)14
22 岐阜・21.4%・93(29.106)
9(2/4/8/-13)14
5敗を喫してなお5位につけるのも今年のJ2の緩さを感じるが引き分けないで勝つか負ける潔さだけは自慢か?自虐もそこそこにしても、しぶとく上位に喰らい付かないと取り返しは効かないのは09年からのヴェルディ無駄知識。連敗はしてはならない。
前半戦を終えた現在の順位表
J2 順位表 第21節(06/24更新)
順位 チーム名・勝ち点率・最多勝ち点(予想勝ち点)
勝点(勝/引/負/得失)試合数
1 山形・65.1%・104(82.026)
41(12/5/4/11)21
2 千葉・63.5%・103(80.010)
40(12/4/5/22)21
3 東京V・63.5%・103(80.010)
40(13/1/7/18)21
4 湘南・63.5%・103(80.010)
40(11/7/3/12)21
5 大分・63.5%・103(80.010)
40(12/4/5/12)21
6 甲府・58.7%・100(73.962)
37(10/7/4/12)21
7 京都・57.1%・99(71.946)
36(11/3/7/7)21
8 岡山・54.0%・97(68.040)
34(9/7/5/2)21
9 愛媛・49.2%・94(61.992)
31(8/7/6/8)21
10 横浜FC・49.2%・94(61.992)
31(9/4/8/4)21
11 水戸・49.2%・94(61.992)
31(9/4/8/2)21
12 栃木・46.0%・92(57.960)
29(8/5/8/2)21
13 福岡・42.9%・90(54.054)
27(6/9/6/2)21
14 徳島・39.7%・88(50.022)
25(7/4/10/-4)21
15 北九州・39.7%・88(50.022)
25(7/4/10/-6)21
16 松本・38.1%・87(48.006)
24(6/6/9/-9)21
17 草津・36.5%・86(45.990)
23(6/5/10/-8)21
18 熊本・36.5%・86(45.990)
23(5/8/8/-9)21
19 岐阜・27.0%・80(34.020)
17(4/5/12/-18)21
20 鳥取・27.0%・80(34.020)
17(5/2/14/-28)21
21 富山・22.2%・77(27.972)
14(3/5/13/-15)21
22 町田・20.6%・76(25.956)
13(3/4/14/-17)21
前半戦リーグ最多勝クラブになったヴェルディ。そんなに勝ってる印象ない、むしろ上位では京都とタイの7敗という数値が後半戦は増やさないように、引き分けを増やすのは決して嬉しくないが負けるよりはマシ。負けないヴェルディを期待したい。