05年
川崎
04年J2主力メンバー
GK吉原
DF伊藤、箕輪、寺田
MFアウグスト、久野、中村、長橋
FW我那覇、ジュニーニョ、マルクス

05年補強メンバー
GK植草 0試合
DF小林 0試合
DF大久保 0試合
MF鄭 7試合
MF森 3試合
MFフッキ 9試合1得点
MF原田 12試合
FW飯尾 5試合
FW都倉 3試合
年間順位8位/18クラブ
補強人数:9名
補強主力規定者数:0名
05年J1主力メンバー
GK相澤
DF伊藤、佐原、箕輪、寺田
MFアウグスト、中村、長橋、谷口
FW我那覇、ジュニーニョ、マルクス
主力12名:補強0名・0.0%

補強診断:04年J2を圧倒した川崎だが補強は実に質素に済ます。フッキや鄭、森勇介、キモラなどは将来性を見込んだ獲得でありまだ大化けせず。だがチームの成熟を促しAクラス入り。翌06年からJ1上位争いを果たすのを考えれば成熟の意味合いを考えさせられる躍進。補強で強化しなくてもJ1で通ずる前例を作った。

大宮
04年J2主力メンバー
DF奥野、トニーニョ、冨田、西村
MF安藤、斉藤、久永、金澤
FWトゥット、バレー、森田

05年補強メンバー
DF三上 20試合
DF片岡 8試合
MF藤本 29試合4得点
FWクリスティアン 15試合6得点
FW桜井 19試合4得点
FW山下 5試合
FW若林 4試合
FWレアンドロ 7試合1得点
年間順位13位/18クラブ
補強人数:8名
補強主力規定者数:1名
05年J1主力メンバー
GK荒谷
DF奥野、トニーニョ、冨田、西村
MFマーカス、藤本、斉藤、久永
FWトゥット、森田
主力11名:補強1名・9.1%

補強診断:川崎に比べると地味なメンバーというと語弊はあるが前年のベースにやはり藤本の加入は大きく補強したFW陣がハズレたものの残留争いから抜きん出た。それから一度も落ちないしぶとさからは学ぶことが多い。


06年
京都
05年J2主力メンバー
GK平井
DFリカルド、鈴木、三上
MF美尾、星、中払、斉藤、米田、加藤
FWアレモン、パウリーニョ、田原

06年補強メンバー
GK上野 0試合
DF児玉 31試合
DF登尾 20試合
DF田村 0試合
DF手島 19試合2得点
DF角田 18試合1得点
MFピニェイロ 5試合
FW林 23試合2得点
FWアンドレ 11試合3得点
年間順位18位/18クラブ
補強人数:9名
補強主力規定者数:4名
06年J1主力メンバー
DF児玉、手島、角田
MF中払、斉藤
FWパウリーニョ、林
主力7名:補強4名・57.1%

補強診断:児玉や開幕後の手島、角田獲得とDFラインの補強はまずまず。だが前線の補強は後手後手、パウリーニョ14得点以外では4得点以上がなし。得点力の重要性を感じるが前年J2を圧倒した京都だけに意外。残留争いに敗れ降格。

福岡
05年J2主力メンバー
GK水谷
DFアレックス、千代反田、宮本、岡山
MF宮崎、ホベルト、山形、古賀、中村
FW田中、グラウシオ

06年補強メンバー
GK岩丸 0試合
GK六反 0試合
DF金古 18試合1得点
DF吉村 16試合
MF久藤 29試合1得点
MF布部 22試合3得点
MF多久島 0試合
MF本田 0試合
MF佐伯 21試合1得点
FW薮田 29試合5得点
FW安田 0試合
FWバロン 13試合
FW飯尾 17試合4得点
FWグラウシオ 7試合1得点
FWアレシャンドレ 0試合
年間順位16位/18クラブ
補強人数:15名
補強主力規定者数:3名
年J1主力メンバー
GK水谷
DFアレックス、千代反田
MFホベルト、久藤、中村、城後
FW薮田、飯尾
主力9名:補強3名・33.3%

補強診断:J2ではやれていたのにパターン。予想通りの低迷により、川勝監督就任。呼び寄せた愛弟子たち特にチビに期待が集まるも活躍ならず。DFラインが固定できず崩壊、得点力も低いまま入れ替え戦へ。神戸に敗れ降格。

甲府
05年J2主力メンバー
GK阿部
DF杉山
MF倉貫、藤田、石原、奈須
FWバレー、長谷川

06年補強メンバー
DF松田 2試合
DF森田 0試合
DF林 30試合
MF鶴見 14試合
MFビジュ 26試合1得点
MF宇留野 20試合4得点
MF田森 0試合
MFネト 0試合
MF茂原 20試合5得点
FW堀井 16試合1得点
FWジョジマール 0試合
年間順位15位/18クラブ
補強人数:11名
補強主力規定者数:3名
06年J1主力メンバー
GK阿部
DF山本、アライール、杉山、林
MF石原、藤田、ビジュ、茂原
FWバレー
主力10名:補強3名・30.0%

補強診断:前年の入れ替え戦でなんとか柏を破りつうかバレーで勝ち昇格したチームらしく確固たる主力もいないまま挑んだ初のJ1。ビジュ、林とJ1でも実績あるメンバーの補強も効果と茂原も残留に貢献しギリギリ残留。


07年
横浜FC
06年J2主力メンバー
GK菅野
DF早川、崔、小野、小村
MF山口、アウグスト、内田、鄭、滝澤
FWアレモン、城、三浦

07年補強メンバー
GK岩丸 0試合
DF和田 23試合1得点
DFアンデルソン 0試合
DF山田 19試合1得点
MFオ 11試合
MF奥 16試合1得点
MF根占 23試合3得点
MF玉乃 6試合
MFアドリアーノ 3試合
MFマルコス 11試合
MF西山 10試合
MF三浦 9試合
FW久保 8試合1得点
FW薮田 11試合
FWシウバ 5試合
FW難波 18試合3得点
FW平本 14試合3得点
FWチョ 9試合
FWカタタウ 9試合
年間順位18位/18クラブ
補強人数:19名
補強主力規定者数:5名
07年J1主力メンバー
GK菅野
DF早川、和田、山田
MF滝澤、根占、三浦淳
FW三浦知、カタタウ
主力9名:補強5名・55.6%

補強診断:開幕前は久保、奥、シーズン途中に山田、アツら元代表らビッグネームを揃えたがハマナチオは崩壊。得点力も低いままJ1の壁に屈する。


06年J2主力メンバー
GK南
DF小林亮、小林祐、岡山
MFディエゴ、山根、鈴木、平山、佐藤
FW李

07年補強メンバー
GK水谷 1試合
DF大島 0試合
DF古賀 29試合2得点
DF村上 0試合
MF阿部嵩 0試合得点
MFアルセウ 28試合1得点
MFマルシオ 5試合
MF太田 16試合3得点
FW大久保 2試合
FW菅沼 29試合6得点
FW阿部吉 8試合
FW池元 1試合
年間順位8位/18クラブ
補強人数:12名
補強主力規定者数:4名
07年J1主力メンバー
GK南
DF古賀、小林祐、蔵川
MFアルセウ、大谷、菅沼、谷澤、太田
FWフランサ、李
主力11名:補強4名・36.4%

補強診断:古賀、アルセウとコラムにもある守備の補強、菅沼ら若手が台頭したことも効果的なシーズン。8位だが補強で躍進に繋げる自信をつけて降格を味わいながらも後のJ1制覇を手繰り寄せる。

神戸
06年J2主力メンバー
GK荻
DF坪内、北本、丹羽
MF朴、栗原、田中
FW茂木、三浦、近藤

07年補強メンバー
GK榎本 31試合
GK土井 0試合
DF内山 19試合
DF三澤 0試合
MFボッティ 31試合1得点
MF松岡 0試合
MF大久保翔 0試合
MF三原 0試合
MF伊藤 0試合
MF曽我部 0試合
MFディビッドソン 10試合
MF酒井 10試合
MF古賀 11試合3得点
FWレアンドロ 32試合15得点
FW大久保嘉 31試合14得点
FW岸田 5試合
FW近藤岳 0試合
年間順位10位/18クラブ
補強人数:16名
補強主力規定者数:5名
07年J1主力メンバー
GK榎本
DF北本、河本、石櫃
MF朴、栗原、ボッティ、田中、古賀
FWレアンドロ、茂木、大久保、近藤祐
主力12名:補強5名・45.5%

補強診断:前年決め手に欠いた前線にレアンドロ、ボッティ、大久保をスパイス、これがハマり残留を勝ち取る。守備ではGK榎本など要所を補強。及第点の補強だろう。


08年
札幌
07年J2主力メンバー
GK高木
DF西澤、曽田、西嶋、ブルーノ
MF砂川、大塚、芳賀、藤田、西谷、鄭
FW石井、ダヴィ、中山

08年補強メンバー
DF堀田 0試合
DF吉弘 9試合
DF平岡 14試合
DF坪内 30試合
DF柴田 14試合3得点
DF箕輪 12試合
MFディビッドソン 17試合
MFアルセウ 0試合
MFクライトン 30試合2得点
FWノナト 1試合
FW宮澤 6試合1得点
FW横野 1試合
FWアンデルソン 16試合4得点
FWエジソン 0試合
年間順位18位/18クラブ
補強人数:14名
補強主力規定者数:3名
08年J1主力メンバー
DF坪内
MF砂川、クライトン、芳賀、西
FWダヴィ、アンデルソン
主力7名:補強3名・42.9%

補強診断:J2を堅守で優勝したクラブはJ1で通じないと言わんばかりの降格ぶり。J2降格請負人の坪内しか主力規定を満たせず早々とJ1の残留争いから脱落し守備崩壊。頼りの新助っ人FWがハズレると話にならない典型か。

東京V
part 1 冒頭に記載のため省略


京都
07年J2主力メンバー
GK平井
DF平島、角田、中谷
MF斉藤、石井、倉貫、渡邉
FW徳重、パウリーニョ

08年補強メンバー
GK水谷 26試合
GK伊藤 0試合
DF水本 18試合1得点
DF増嶋 32試合
DFシジクレイ 33試合1得点
MF佐藤 34試合3得点
MFアタリバ 17試合1得点
MF中村 1試合
MF加藤 2試合
MFウィリアム 0試合
MFフェルナンジーニョ 16試合3得点
FW柳沢 32試合14得点
FW林 19試合1得点
FW宮吉 2試合
年間順位14位/18クラブ
補強人数:14名
補強主力規定者数:6名
08年J1主力メンバー
GK水谷
DFシジクレイ、中谷、手島、増嶋、角田
MFフェルナンジーニョ、佐藤、渡邉
FW田原、柳沢
主力11名:補強6名・54.5%

補強診断:順位は14位と苦戦したが他の昇格初年度組と違うのは攻守に的確な補強ができた点。水谷、増嶋、シジクレイと守備の強化もまずまず、中盤から前も柳沢を再生するなど残留に貢献。補強は及第点。


09年
広島
08年J2主力メンバー
DFストヤノフ、槙野
MF青山、森崎浩、森崎和、柏木、高萩、李、服部
FW佐藤

09年補強メンバー
GK原 1試合
GK大森 0試合
DF西河 0試合
MF中島 30試合
MFミキッチ 25試合
FW李 8試合
FW大崎 1試合
年間順位4位/18クラブ
補強人数:7名
補強主力規定者数:2名
09年J1主力メンバー
GK中林
DFストヤノフ、槙野、森脇、中島
MF青山、柏木、ミキッチ、高萩、服部、高柳
FW佐藤
主力12名:補強2名・16.7%

補強診断:監督の理念やクラブの方向性が合致、4位躍進と予想以上に戦えた。補強では中島が屋台骨になり守備強化。森崎ツインズこそ長期離脱するもしっかりと穴を埋め昇格初年度の最高順位を更新、最も10C大阪、11柏にあっさり塗り替えられたが。

山形
08年J2主力メンバー
GK清水
DFレオナルド、石川、石井
MF宮崎、宮沢、宮本、佐藤、秋葉、馬場
FW長谷川、北村

09年補強メンバー
GK植草 0試合
DF小林 25試合
DF栗原 0試合
DF西河 14試合1得点
MFアンドレ 0試合
MF古橋 24試合7得点
MFキム 15試合2得点
MF佐藤 0試合
MF赤星 8試合
FWジャジャ 2試合1得点
FWファグネル 1試合
年間順位15位/18クラブ
補強人数:11名
補強主力規定者数:3名
09年J1主力メンバー
GK清水
DF石川、小林、西河
MF宮崎、宮沢、宮本、佐藤、秋葉
FW古橋、北村、長谷川
主力12名:補強3名・25.0%

補強診断:降格候補筆頭に名前を挙げられたものの総合力で残留したチーム。補強では古橋と小林、西河が貢献したくらいで必ずしもメンツで結果は決まらないことを実証。


10年
仙台
09年J2主力メンバー
GK林
DF渡辺、エリゼウ
MF千葉、永井、梁、関口、菅井、斉藤
FW中原、中島、平瀬

10年補強メンバー
DF鎌田 27試合2得点
MFフェルナンジーニョ 26試合8得点
MF太田 21試合
MF高橋 13試合
FWレイナルド 3試合
FWパク 9試合1得点
FW赤嶺 15試合4得点
FW奥埜 0試合
年間順位14位/18クラブ
補強人数:8名
補強主力規定者数:3名
10年J1主力メンバー
GK林
DF鎌田、菅井、朴
MF千葉、梁、関口、富田、フェルナンジーニョ、田村、斉藤
FW中原、赤嶺
主力13名:補強3名・23.1%

補強診断:残留は成し遂げたものの補強に効果的なものがなかったのがC大阪との差。最も熟成型であり後に上位躍進に繋がるのも事実。J1で通用するFWがいればもっと楽に戦えたはずだが。

C大阪
09年J2主力メンバー
GKキム
DF羽田、チアゴ、石神
MF乾、香川、酒本
FWカイオ、小松

10年補強メンバー
GK松井 15試合
GK荻野 0試合
DF茂庭 34試合
DF上本 33試合
DF扇原 0試合
MFアマラウ 32試合5得点
MF家長 31試合4得点
MF清武 25試合4得点
FW播戸 18試合5得点
FWアドリアーノ 27試合14得点
FW高橋 29試合3得点
FW永井 7試合
FW杉本 0試合
年間順位3位/18クラブ
補強人数:13名
補強主力規定者数:7名
10年J1主力メンバー
DF茂庭、上本
MFアマラウ、乾、マルチネス、清武、家長、高橋、丸橋
FWアドリアーノ、小松
主力11名:補強7名・63.6%

補強診断:まず香川を欠いて3位に躍進した一番の補強ポイントは茂庭、上本というCBでしょう。コラムにもあるが守備が安定しアドリアーノが働いた、理に適った補強の成功例。清武や丸橋の台頭などもあるが3位に躍進する要素は豊富、補強による強化の見本となる適材適所ぶり。

湘南
09年J2主力メンバー
GK野澤
DFジャーン、山口、臼井、村松
MF田村、寺川、坂本、アジエル、永田、中村
FW阿部、田原

10年補強メンバー
GK黒沢 0試合
GK伊藤 0試合
GK都築 15試合
DF小澤 11試合
DF遠藤 6試合1得点
DF武田 0試合
MF松尾 0試合
MF馬場 16試合1得点
MF小林 1試合
MF林 0試合
MFハン 19試合
MF古林 7試合
MF松浦 0試合
MFエメルソン 20試合4得点
MF永木 11試合
FW中山 3試合1得点
FW新居 17試合
FW三平 9試合1得点
FWチェ 0試合
FWヴァウド 8試合
年間順位18位/18クラブ
補強人数:20名
補強主力規定者数:1名
10年J1主力メンバー
DF臼井、村松、島村
MF寺川、坂本、中村、エメルソン
FW田原、阿部
主力9名:補強1名・11.1%

補強診断:開戦前から降格候補に挙げられたように全体的な戦力に乏しく、いかに反町流で切り抜けるか求められたチーム。補強で効果的なものもなく必然の降格。J2 3位の呪縛を作り出してしまった。

以下途中加入選手の主力規定が断定できる3月以降に改訂します。

10年J2主力メンバー
GK菅野
DF近藤、パク、小林、橋本
MF大谷、レアンドロ、茨田、栗澤
FW澤、工藤、ホジェル

11年補強メンバー
DF中島 3試合
DF増嶋 25試合
MFジョルジ 31試合11得点
MFアン 2試合
MF兵働 16試合1得点
MF相馬 0試合
MF山中 0試合
年間順位1位/18クラブ
補強人数:7名
補強主力規定者数:2名
11年J1主力メンバー
GK菅野
DF近藤、酒井、増嶋、橋本
MF大谷、澤、レアンドロ、ジョルジ、茨田、栗澤
FW北嶋、田中、工藤
主力14名:補強2名・14.3%

補強診断:素直に賛辞を送りたい昇格初年度に優勝。恐らく2度と起きない初年度優勝だが補強は例外なくピンポイントのみ。若手の台頭や助っ人の活躍、何より成熟したチームならば不可能ではないという証明に。補強自体は適材適所。


甲府
10年J2主力メンバー
GK荻
DF山本、ダニエル、吉田、内山
MF秋本、石原、養父、藤田、保坂
FWマラニョン、マイク、パウリーニョ

11年補強メンバー
GK岡 0試合
GK岡西 0試合
DF冨田 18試合
DF小林 11試合
DF市川 22試合
MF伊東 28試合
MF犬塚 5試合1得点
MF内田 9試合
MFフジネイ 2試合
MF永里 14試合
FW阿部 24試合4得点
FW加部 0試合
FWダヴィ 10試合
年間順位16位/18クラブ
補強人数:13名
補強主力規定者数:2名
11年J1主力メンバー
GK荻
DF山本、ダニエル、吉田
MF柏、片桐、伊東
FWパウリーニョ、マイク、阿部
主力10名:補強2名・20.0%

補強診断:チームを長らく支えた藤田らが退団し伊東らを補強、ただJ1は甘くない。補強自体はピンポイントであるがチームスタイルを大きく変えたこともマイナスに働き、シーズン後にはマイクの造反も。補強もさることながらクラブのビジョンも甲府は不透明。必然の降格となった。

福岡
10年J2主力メンバー
GK神山
DF山形、田中誠、丹羽、中島
MF久藤、永里、中町、末吉
FW岡本、大久保

11年補強メンバー
DF和田 21試合
DF小原 20試合
DF畑本 0試合
DFキム 18試合
MF清水 5試合
MF成岡 27試合3得点
MF松浦 32試合3得点
MF牛之濱 4試合
FW重松 25試合2得点
FW石津 0試合
FWハマゾッチ 4試合1得点
年間順位17位/18クラブ
補強人数:11名
補強主力規定者数:3名
11年J1主力メンバー
DF山形、丹羽
MF中町、鈴木、松浦、成岡、末吉
FW城後、田中佑、岡本、重松
主力11名:補強3名・27.3%

補強診断:前年のJ2 3位湘南がJ1に屈したのを受け、福岡に危機感はあったはずだが補強は地味に進みJ1仕様にチームを作れず。慌てふためいた無駄な補強はないものの補強効果はほぼ皆無。最下位こそ免れたがチームはJ2に降格。

以下2012年シーズン終了後、改訂
FC東京
11年J2主力メンバー
DF徳永、森重、高橋、今野、椋原
MF梶山、羽生、田邉、谷澤
FWロベルト

12年補強メンバー
年間順位位/18クラブ
補強人数:名
補強主力規定者数:名
12年J1主力メンバー
主力名:補強名・.%

補強診断:

鳥栖
11年J2主力メンバー
DF木谷、磯崎、丹羽、ヨ
MF岡本、キム、早坂
FW豊田、野田、池田

12年補強メンバー
年間順位位/18クラブ
補強人数:名
補強主力規定者数:名
年J1主力メンバー
主力名:補強名・.%

補強診断:

札幌
11年J2主力メンバー
GKイ
DF岩沼、山下
MF河合、高木純、砂川、宮澤、古田
FW内村、近藤

11年補強メンバー
年間順位位/18クラブ
補強人数:名
補強主力規定者数:名
年J1主力メンバー
主力名:補強名・.%

補強診断:



コラムにもあるが1シーズンになってから4クラブが1桁順位でシーズンを終えていた、コラムは2011年1月時点のため11柏が加わり5クラブとなった。
11柏・1位・14.3%
10C大阪・3位・63.6%
09広島・4位・16.7%
05川崎・8位・0.0%
07柏・8位・36.4%
いずれも攻撃的なスタイルの印象で10C大阪を除きピンポイント補強が目立つ。10C大阪は課題の守備強化に補強で成功、05年以降では6割越えしているのは10C大阪だけであり主力を半数以上補強して上位に躍進した唯一の事例となった。

07神戸・10位・45.5%
05大宮・13位・9.1%
08京都・14位・54.5%
10仙台・14位・23.1%
06甲府・15位・30.0%
09山形・15位・25.0%
上位躍進か残留か降格か、それぞれのクラブ事情も加味しないと数値だけでは判断しかねる。こればかりは紙一重でもちろんやるのはピッチに立つ11人+αの選手ではあるが戦術、采配などは監督スタッフ、そしてフロント、さらにスポンサー、サポーター、正に三位一体となって戦いそして勝ち抜かないとならない。降格したクラブはどれかが欠け優勝した11柏がすべて完璧なわけでもないが結果として残留を果たしたクラブは結果を出しただけ称賛に相応しい。

06福岡・16位・33.3%
11甲府・16位・20.0%
08東京V・17位・45.5%
11福岡・17位・27.3%
06京都・18位・57.1%
07横浜FC・18位・55.6%
08札幌・18位・42.9%
10湘南・18位・11.1%
降格圏内で特徴的なのは補強が当たらないことか補強がピンポイントの補強になっていないこと。
結果として補強失敗と言わざるをえず残留出来なければ補強はすべて失敗と言って過言ではない。

まとめてみて改めて気づくがJ1は1シーズンになってから補強はいかにピンポイントが理想かということ。11柏や09広島が正にそれで05川崎に至っては事実上の補強なし、10C大阪は弱点克服。
それでもJ1で昇格初年度に優勝や上位に食い込むわけで補強の在り方を考えさせられる。

00年~11年昇格組の補強診断まとめ。
11柏・1位・14.3%
10C大阪・3位・63.6%
09広島・4位・16.7%
02京都・5位・25.0%
00FC東京・7位・30.8%
05川崎・8位・0.0%
07柏・8位・36.4%
03C大阪・9位・30.0%
03C大阪だけはAクラスではないが1桁順位に昇格初年度に入る難しさは伝わる。29クラブが挑み1桁順位はわずか8クラブ、27.6%と3割未満という狭き門。05川崎、10C大阪を除けば新戦力は3割程度あれば躍進可能。

01浦和・10位・45.5%
04新潟・10位・60.0%
07神戸・10位・45.5%
01札幌・11位・20.0%
04広島・12位・36.4%
02仙台・13位・60.0%
05大宮・13位・9.1%
03大分・14位・27.3%
08京都・14位・54.5%
10仙台・14位・23.1%
06甲府・15位・30.0%
09山形・15位・25.0%
残留圏内も多種多様ではあるが比較的高い新戦力台頭も残留出来ており補強のピンポイント性、弱点克服は必需。

00川崎F・16位・62.5%
06福岡・16位・33.3%
11甲府・16位・20.0%
08東京V・17位・45.5%
11福岡・17位・27.3%
06京都・18位・57.1%
07横浜FC・18位・55.6%
08札幌・18位・42.9%
10湘南・18位・11.1%
残留出来なかったクラブも必ずしも新戦力が台頭していないわけではないが弱点が弱点のままで終わるのが特徴的か。補強で後手を踏んだクラブは顕著に表れているが資金難だったりそもそもJ1仕様にまだなれないクラブが早まった昇格に適応できていない、コラムでは10湘南がそう触れられたが降格したクラブはすべてそうであると思う。
あれ以上J2にいたら厳しかったであろう08ヴェルディであっても上がるには時期早々だったと認めざるえない、07年に上がらなければならなかったのは確かだが7連敗したクラブがJ2を勝ち上がれたというのも皮肉ではある。そこで幸運を使い果たし、勝ち点37、現在も記録は変わらない最高勝ち点での自動降格という不運に見舞われるのも歴史の一ページ。上がらずに、いや上がれずに4シーズン目をJ2で迎え、経営的な理由と諸事情が重なり主力格を流出したわけで今こそ尻に火がついたヴェルディ。いよいよ満を持してJ1へ挑まなければ。


12年昇格組ではACLを見据えたFC東京の補強がネームバリューは一番あるがむしろチームスタイルの確立が重要な気がする。新監督の下、ACLと両立した成績を残せるだろうか?
鳥栖は開幕前の補強だけでは難がありそう。決して補強がすべてではないにせよ自信あるベースが崩れたとき建て直せるかが鳥栖の課題か。
札幌は攻撃面、守備面ともに不安要素、やや補強に後手を踏んだ感は否めず、10湘南、11福岡と同じJ2 3位ジンクスにも頭を悩ませそう。ケガ人が増えれば厳しいシーズンになるでしょう。

昇格組補強診断。2012年組の確定するころには2013年組にヴェルディもいなければ…