1999年、J2は10クラブで設立された。
1川崎F、2東京、3大分、4新潟、5札幌、6大宮、7山形、8鳥栖、9仙台、10甲府(呼称は当時)。
順位は以上のようになった。当時の昇格条件は2位以内、川崎とFC東京はJ1へ昇格し3位以下にはチャンスは廻ってこない。
あれから13年、14シーズン目となる2012年J2開幕が迫る。
2011年時点で20クラブと創設当時の倍のクラブでJ1昇格を争ったが2012年は22クラブによるさらなる大所帯となった。
これまで2クラブあるいは3クラブにしか与えられなかった昇格条件は見直され3位~6位までのトーナメント方式のプレーオフが導入される。
2011年で仮に開催すると
3位札幌 vs 6位千葉(札幌厚別)
4位徳島 vs 5位東京V(大塚鳴門)
各勝者による中立地開催の決勝(現実的には国立、日産などの関東のクラブはどこかしらプレーオフに入るため論外、キンチョウ、神戸ウィングなどの関西もしくは、エコパ、トヨタなどの東海が中立地としては相応しいのかなと思う)
この決勝を勝ち抜いた1クラブがJ1への道を切り開く。
過去、J2においては前述の99年10クラブ創設以後年々クラブ数を増加してきた。
2000年
11クラブ(水戸)
2001年~2005年※05年よりJ1が2クラブ増加
12クラブ(横浜FC【01~】、草津【05~】、徳島【05~】)
2006年
13クラブ(愛媛)
2008年
15クラブ(岐阜、熊本)
2009年
18クラブ(栃木、富山、岡山)
2010年
19クラブ(北九州)
2011年
20クラブ(鳥取)
2012年
22クラブ(町田、松本)
言うまでもなく過去のクラブ数と現在のクラブ数において数字で比較するのは難しい。99年10クラブにおける3位~6位と考えると野球で言うAクラスは5位まで。6位はBクラスに属する。これは00年においても同様で12クラブ時代においてはなんとかAクラスというだけであり昇格争いに絡んだ6位は01年以外皆無と言える。
13クラブ時代もまた同様となり過半数はBクラス、6位も昇格レースから無縁となっていた。
いずれにせよシーズンを終えた時点の6位を対象とするとBクラスに近いあるいはBクラスの成績が最低ラインとなってしまう、これは意味がない(J1も16クラブ未満だった95年以前は順位が参考にならない)
そのため6位までを対象とすると対象扱いは2008年以降とさせていただく。
ただし自動昇格に関しては一貫して99年から2クラブという概念は不変。3位に入れ替え戦が組まれた04年以降により3位も当データに組み込んであるため継続しあくまで新たに6位以内のノルマを08年以降で算出する。
99年に開幕し07年までの9シーズン、J2は年間で36試合~48試合の日程を4クールで過ごしてきた。08年(42試合)と09年(51試合)は3クール、しかし最終データを見る限り3クール特有の勝ち点高騰は見られず。10年から2クールであるが試合数は36、11年は38試合、12年は42試合と4クール時代と相違はない。
それでは12年間の各年度のJ2上位3チームの勝ち点率を見てみる。自動昇格となる上位2チームの最低ラインが分かる。
なお08年までは6位まで記載する。
勝ち点率=勝ち点÷最高勝ち点
11年・試合数38・年間最高勝ち点114(試合数×勝ち点3)
FC東京・勝ち点77・勝ち点率67.5%
鳥栖・69・60.5%
札幌・68・59.6%
徳島・65・57.0%
東京V・59・51.8%
千葉・58・50.9%
10年・試合数36・年間最高勝ち点108
柏・80・74.1%
甲府・70・64.8%
福岡・69・63.9%
千葉・61・56.5%
東京V・58・53.7%
横浜FC・54・50.0%
09年・試合数51・年間最高勝ち点153
仙台・106・69.3%
C大阪・104・68.0%
湘南・98・64.1%
甲府・97・63.4%
鳥栖・88・57.5%
札幌・79・51.6%
08年・試合数42・年間最高勝ち点126
広島・100・79.4%
山形・78・61.9%
仙台・70・55.6%
C大阪・69・54.8%
湘南・65・51.6%
鳥栖・64・50.8%
07年・試合数48・年間最高勝ち点144
札幌・91・63.2%
東京V・89・61.8%
京都・86・59.7%
06年・試合数48・年間最高勝ち点144
横浜FC・93・64.6%
柏・88・61.1%
神戸・86・59.7%
05年・試合数44・年間最高勝ち点132
京都・97・73.5%
福岡・78・59.1%
甲府・69・52.3%
04年・試合数44・年間最高勝ち点132
川崎・105・79.5%
大宮・87・65.9%
福岡・76・57.6%
03年・試合数44・年間最高勝ち点132
新潟・88・66.7%
広島・86・65.1%
川崎・85・64.3%
02年・試合数44・年間最高勝ち点132
大分・94・71.2%
C大阪・87・65.9%
新潟・82・62.1%
01年・試合数44・年間最高勝ち点132
京都・84・63.6%
仙台・83・62.9%
山形・80・60.6%
00年・試合数40・年間最高勝ち点120
札幌・94・78.3%
浦和・82・68.3%
大分・81・67.5%
99年・試合数36・年間最高勝ち点108
川崎・73・67.6%
FC東京・64・59.3%
大分・63・58.3%
過去の上位2チーム+3位勝ち点率ランキング
1川崎・79.5%(04・1)
2広島・79.4%(08・1)
3札幌・78.3%(00・1)
4柏・74.1%(10・1)
5京都・73.5%(05・1)
6大分・71.2%(02・1)
7仙台・69.3%(09・1)
浦和・68.3%(00・2)
C大阪・68.0%(09・2)
8川崎・67.6%(99・1)
大分・67.5%(00・3)
9FC東京・67.5%(11・1)
10新潟・66.7%(03・1)
大宮・65.9%(04・2)
C大阪・65.9%(02・2)
広島・65.1%(03・2)
甲府・64.8%(10・2)
11横浜FC・64.6%(06・1)
川崎・64.3%(03・3)
湘南・64.1%(09・3)
福岡・63.9%(10・3)
12京都・63.6%(01・1)
13札幌・63.2%(07・1)
仙台・62.9%(01・2)
新潟・62.1%(02・3)
山形・61.9%(08・2)
東京V・61.8%(07・2)
柏・61.1%(06・2)
山形・60.6%(01・3)
鳥栖・60.5%(11・2)
京都・59.7%(07・3)
神戸・59.7%(06・3)
札幌・59.6%(11・3)
FC東京・59.3%(99・2)
福岡・59.1%(05・2)
大分・58.3%(99・3)
福岡・57.6%(04・3)
仙台・55.6%(08・3)
甲府・52.3%(05・3)
順位を付けているのは各年の優勝クラブ。00年、03年、09年、10年の上位3チームがいかに抜きん出たかがわかる。
2位以内のノルマとしては05福岡の59.1%。2位で6割未満なのは99FC東京とこの05福岡だけでありなかなか稀なシーズンである。つまり単純に6割がキーポイント。1位のノルマを7割と考えるが01京都、07札幌のように6割強というだけで首位が低調なシーズンはノルマが定まりにくい。
通例からすると2位以内のノルマ、やはり6割。42試合の2012年は最多勝ち点126より6割、75.6≠勝ち点76と予想する。
続いて08年以降の3位~6位のノルマを考察。
湘南・64.1%(09・3)
福岡・63.9%(10・3)
甲府・63.4%(09・4)
札幌・59.6%(11・3)
鳥栖・57.5%(09・5)
徳島・57.0%(11・4)
千葉・56.5%(10・4)
仙台・55.6%(08・3)
C大阪・54.8%(08・4)
東京V・53.7%(10・5)
東京V・51.8%(11・5)
札幌・51.6%(09・6)
湘南・51.6%(08・5)
千葉・50.9%(11・6)
鳥栖・50.8%(08・6)
横浜FC・50.0%(10・6)
単純に65%以下50%以上。なお長いJ2の歴史的に見てもシーズンを50%以上で終えるクラブは平均すると5.8クラブ。シーズンによっては4クラブ~8クラブというシーズンもあるが昨年は9位草津までと当たり前に増加しており6位のノルマとしては低すぎる。クラブ数は年々増えてきたため過去のクラブ数と単純に比較はできない。08年以後においては平均7クラブ。22クラブとなるためさらに増える可能性もあるが。こればかりはシーズンを終えるときにしかわからない。
以下左から99年~11年。勝ち点率50%以上のクラブ数メモ。 5,4,6,4,5,5,4,6,8,6,6,7,9,累計75,平均5.8
6位以内のノルマとすると6位の最高位の09札幌51.6%。42試合で最多勝ち点126、5割で63、これが最低ノルマとなるが推定10クラブほどはこの63を満たす可能性が高い。確保したいのはむしろ126×51.6%=65.016≠66となる。
全42試合の12シーズンに関しては4クール44試合(01年~05年)の試合数とほぼ同数でありその前後の数値で推移すると予想される。つまりは自動昇格は最高7割弱、最低6割弱である。
4クール制時代や3クール制時代においても2クール制になってからも読み取れるのは最低でも6割、7割あれば2位以内は確定である、という事実。
42試合×勝ち点3=最多勝ち点126。126の6割は75.6≠勝ち点76。これが2位以内の推定ラインと断定する。
優勝を狙うには7割、88.2≠勝ち点89が目安となる。
ノルマは毎年あながち外れておらず6位までのプレーオフではあるが、2位以内のノルマとすると6割ではやや危ういのかも知れない、64%程度は必要になってくるのではないかと予想する。80.64≠81は必要と推定する。あくまで2位以内であり混戦になればなるほどより低い勝ち点率での2位、3位争いになるかもしれない。
ちなみにJ2史上初(J1でも8割越えはないが)の8割の勝ち点率を稼ぐには12年は100.8≠勝ち点101以上。スタートダッシュに失敗すれば無論不可能ではあるが同じ42試合だった08年、広島があと勝ち点1不足と不可能な率ではないのはわかる。8割の壁は相変わらず高いが期待したいものだ。
プレーオフ圏内は6位まで、単純に5割(勝ち点53)が目安だが、より現実的な数値は51.6%=65.016≠66、勝ち点66がノルマとしたい。
・結論
6位以内のノルマは勝ち点51.6%、勝ち点66がノルマと推定する。
2位以内のノルマは約6割、勝ち点76は最低ノルマ。確実なノルマは64%、勝ち点81となる。
優勝争いのノルマは約7割、勝ち点89が目安。
少なくとも、勝ち点76は目指さなきゃ自動昇格はないだろう。そして勝ち点66を越えなければ早々と今シーズンが終わる。
理想は11月11日最終節に2位以内でフィニッシュすること、叶わなくても6位以内なら11月18日、あるいは25日までシーズンを戦える。そこで勝ち抜く精神力があれば来期のJ1も十分やれる。
果たして勝ち点66を満たすクラブはどれだけあるのだろうか?そこにヴェルディがいることを期待する。
1川崎F、2東京、3大分、4新潟、5札幌、6大宮、7山形、8鳥栖、9仙台、10甲府(呼称は当時)。
順位は以上のようになった。当時の昇格条件は2位以内、川崎とFC東京はJ1へ昇格し3位以下にはチャンスは廻ってこない。
あれから13年、14シーズン目となる2012年J2開幕が迫る。
2011年時点で20クラブと創設当時の倍のクラブでJ1昇格を争ったが2012年は22クラブによるさらなる大所帯となった。
これまで2クラブあるいは3クラブにしか与えられなかった昇格条件は見直され3位~6位までのトーナメント方式のプレーオフが導入される。
2011年で仮に開催すると
3位札幌 vs 6位千葉(札幌厚別)
4位徳島 vs 5位東京V(大塚鳴門)
各勝者による中立地開催の決勝(現実的には国立、日産などの関東のクラブはどこかしらプレーオフに入るため論外、キンチョウ、神戸ウィングなどの関西もしくは、エコパ、トヨタなどの東海が中立地としては相応しいのかなと思う)
この決勝を勝ち抜いた1クラブがJ1への道を切り開く。
過去、J2においては前述の99年10クラブ創設以後年々クラブ数を増加してきた。
2000年
11クラブ(水戸)
2001年~2005年※05年よりJ1が2クラブ増加
12クラブ(横浜FC【01~】、草津【05~】、徳島【05~】)
2006年
13クラブ(愛媛)
2008年
15クラブ(岐阜、熊本)
2009年
18クラブ(栃木、富山、岡山)
2010年
19クラブ(北九州)
2011年
20クラブ(鳥取)
2012年
22クラブ(町田、松本)
言うまでもなく過去のクラブ数と現在のクラブ数において数字で比較するのは難しい。99年10クラブにおける3位~6位と考えると野球で言うAクラスは5位まで。6位はBクラスに属する。これは00年においても同様で12クラブ時代においてはなんとかAクラスというだけであり昇格争いに絡んだ6位は01年以外皆無と言える。
13クラブ時代もまた同様となり過半数はBクラス、6位も昇格レースから無縁となっていた。
いずれにせよシーズンを終えた時点の6位を対象とするとBクラスに近いあるいはBクラスの成績が最低ラインとなってしまう、これは意味がない(J1も16クラブ未満だった95年以前は順位が参考にならない)
そのため6位までを対象とすると対象扱いは2008年以降とさせていただく。
ただし自動昇格に関しては一貫して99年から2クラブという概念は不変。3位に入れ替え戦が組まれた04年以降により3位も当データに組み込んであるため継続しあくまで新たに6位以内のノルマを08年以降で算出する。
99年に開幕し07年までの9シーズン、J2は年間で36試合~48試合の日程を4クールで過ごしてきた。08年(42試合)と09年(51試合)は3クール、しかし最終データを見る限り3クール特有の勝ち点高騰は見られず。10年から2クールであるが試合数は36、11年は38試合、12年は42試合と4クール時代と相違はない。
それでは12年間の各年度のJ2上位3チームの勝ち点率を見てみる。自動昇格となる上位2チームの最低ラインが分かる。
なお08年までは6位まで記載する。
勝ち点率=勝ち点÷最高勝ち点
11年・試合数38・年間最高勝ち点114(試合数×勝ち点3)
FC東京・勝ち点77・勝ち点率67.5%
鳥栖・69・60.5%
札幌・68・59.6%
徳島・65・57.0%
東京V・59・51.8%
千葉・58・50.9%
10年・試合数36・年間最高勝ち点108
柏・80・74.1%
甲府・70・64.8%
福岡・69・63.9%
千葉・61・56.5%
東京V・58・53.7%
横浜FC・54・50.0%
09年・試合数51・年間最高勝ち点153
仙台・106・69.3%
C大阪・104・68.0%
湘南・98・64.1%
甲府・97・63.4%
鳥栖・88・57.5%
札幌・79・51.6%
08年・試合数42・年間最高勝ち点126
広島・100・79.4%
山形・78・61.9%
仙台・70・55.6%
C大阪・69・54.8%
湘南・65・51.6%
鳥栖・64・50.8%
07年・試合数48・年間最高勝ち点144
札幌・91・63.2%
東京V・89・61.8%
京都・86・59.7%
06年・試合数48・年間最高勝ち点144
横浜FC・93・64.6%
柏・88・61.1%
神戸・86・59.7%
05年・試合数44・年間最高勝ち点132
京都・97・73.5%
福岡・78・59.1%
甲府・69・52.3%
04年・試合数44・年間最高勝ち点132
川崎・105・79.5%
大宮・87・65.9%
福岡・76・57.6%
03年・試合数44・年間最高勝ち点132
新潟・88・66.7%
広島・86・65.1%
川崎・85・64.3%
02年・試合数44・年間最高勝ち点132
大分・94・71.2%
C大阪・87・65.9%
新潟・82・62.1%
01年・試合数44・年間最高勝ち点132
京都・84・63.6%
仙台・83・62.9%
山形・80・60.6%
00年・試合数40・年間最高勝ち点120
札幌・94・78.3%
浦和・82・68.3%
大分・81・67.5%
99年・試合数36・年間最高勝ち点108
川崎・73・67.6%
FC東京・64・59.3%
大分・63・58.3%
過去の上位2チーム+3位勝ち点率ランキング
1川崎・79.5%(04・1)
2広島・79.4%(08・1)
3札幌・78.3%(00・1)
4柏・74.1%(10・1)
5京都・73.5%(05・1)
6大分・71.2%(02・1)
7仙台・69.3%(09・1)
浦和・68.3%(00・2)
C大阪・68.0%(09・2)
8川崎・67.6%(99・1)
大分・67.5%(00・3)
9FC東京・67.5%(11・1)
10新潟・66.7%(03・1)
大宮・65.9%(04・2)
C大阪・65.9%(02・2)
広島・65.1%(03・2)
甲府・64.8%(10・2)
11横浜FC・64.6%(06・1)
川崎・64.3%(03・3)
湘南・64.1%(09・3)
福岡・63.9%(10・3)
12京都・63.6%(01・1)
13札幌・63.2%(07・1)
仙台・62.9%(01・2)
新潟・62.1%(02・3)
山形・61.9%(08・2)
東京V・61.8%(07・2)
柏・61.1%(06・2)
山形・60.6%(01・3)
鳥栖・60.5%(11・2)
京都・59.7%(07・3)
神戸・59.7%(06・3)
札幌・59.6%(11・3)
FC東京・59.3%(99・2)
福岡・59.1%(05・2)
大分・58.3%(99・3)
福岡・57.6%(04・3)
仙台・55.6%(08・3)
甲府・52.3%(05・3)
順位を付けているのは各年の優勝クラブ。00年、03年、09年、10年の上位3チームがいかに抜きん出たかがわかる。
2位以内のノルマとしては05福岡の59.1%。2位で6割未満なのは99FC東京とこの05福岡だけでありなかなか稀なシーズンである。つまり単純に6割がキーポイント。1位のノルマを7割と考えるが01京都、07札幌のように6割強というだけで首位が低調なシーズンはノルマが定まりにくい。
通例からすると2位以内のノルマ、やはり6割。42試合の2012年は最多勝ち点126より6割、75.6≠勝ち点76と予想する。
続いて08年以降の3位~6位のノルマを考察。
湘南・64.1%(09・3)
福岡・63.9%(10・3)
甲府・63.4%(09・4)
札幌・59.6%(11・3)
鳥栖・57.5%(09・5)
徳島・57.0%(11・4)
千葉・56.5%(10・4)
仙台・55.6%(08・3)
C大阪・54.8%(08・4)
東京V・53.7%(10・5)
東京V・51.8%(11・5)
札幌・51.6%(09・6)
湘南・51.6%(08・5)
千葉・50.9%(11・6)
鳥栖・50.8%(08・6)
横浜FC・50.0%(10・6)
単純に65%以下50%以上。なお長いJ2の歴史的に見てもシーズンを50%以上で終えるクラブは平均すると5.8クラブ。シーズンによっては4クラブ~8クラブというシーズンもあるが昨年は9位草津までと当たり前に増加しており6位のノルマとしては低すぎる。クラブ数は年々増えてきたため過去のクラブ数と単純に比較はできない。08年以後においては平均7クラブ。22クラブとなるためさらに増える可能性もあるが。こればかりはシーズンを終えるときにしかわからない。
以下左から99年~11年。勝ち点率50%以上のクラブ数メモ。 5,4,6,4,5,5,4,6,8,6,6,7,9,累計75,平均5.8
6位以内のノルマとすると6位の最高位の09札幌51.6%。42試合で最多勝ち点126、5割で63、これが最低ノルマとなるが推定10クラブほどはこの63を満たす可能性が高い。確保したいのはむしろ126×51.6%=65.016≠66となる。
全42試合の12シーズンに関しては4クール44試合(01年~05年)の試合数とほぼ同数でありその前後の数値で推移すると予想される。つまりは自動昇格は最高7割弱、最低6割弱である。
4クール制時代や3クール制時代においても2クール制になってからも読み取れるのは最低でも6割、7割あれば2位以内は確定である、という事実。
42試合×勝ち点3=最多勝ち点126。126の6割は75.6≠勝ち点76。これが2位以内の推定ラインと断定する。
優勝を狙うには7割、88.2≠勝ち点89が目安となる。
ノルマは毎年あながち外れておらず6位までのプレーオフではあるが、2位以内のノルマとすると6割ではやや危ういのかも知れない、64%程度は必要になってくるのではないかと予想する。80.64≠81は必要と推定する。あくまで2位以内であり混戦になればなるほどより低い勝ち点率での2位、3位争いになるかもしれない。
ちなみにJ2史上初(J1でも8割越えはないが)の8割の勝ち点率を稼ぐには12年は100.8≠勝ち点101以上。スタートダッシュに失敗すれば無論不可能ではあるが同じ42試合だった08年、広島があと勝ち点1不足と不可能な率ではないのはわかる。8割の壁は相変わらず高いが期待したいものだ。
プレーオフ圏内は6位まで、単純に5割(勝ち点53)が目安だが、より現実的な数値は51.6%=65.016≠66、勝ち点66がノルマとしたい。
・結論
6位以内のノルマは勝ち点51.6%、勝ち点66がノルマと推定する。
2位以内のノルマは約6割、勝ち点76は最低ノルマ。確実なノルマは64%、勝ち点81となる。
優勝争いのノルマは約7割、勝ち点89が目安。
少なくとも、勝ち点76は目指さなきゃ自動昇格はないだろう。そして勝ち点66を越えなければ早々と今シーズンが終わる。
理想は11月11日最終節に2位以内でフィニッシュすること、叶わなくても6位以内なら11月18日、あるいは25日までシーズンを戦える。そこで勝ち抜く精神力があれば来期のJ1も十分やれる。
果たして勝ち点66を満たすクラブはどれだけあるのだろうか?そこにヴェルディがいることを期待する。