J2順位表
順位 チーム名 勝点 試合数 勝数 引分数 敗数 得点 失点 得失点差
1 柏 80 36 23 11 2 71 24 47
2 甲府 70 36 19 13 4 71 40 31
3 福岡 69 36 21 6 9 63 34 29
4 千葉 61 36 18 7 11 58 37 21
5 東京V 58 36 17 7 12 47 34 13
6 横浜FC 54 36 16 6 14 54 47 7
7 熊本 54 36 14 12 10 39 43 -4
8 徳島 51 36 15 6 15 51 47 4
9 鳥栖 51 36 13 12 11 42 41 1
10 栃木 50 36 14 8 14 46 42 4
11 愛媛 48 36 12 12 12 34 34 0
12 草津 48 36 14 6 16 36 48 -12
13 札幌 46 36 11 13 12 37 38 -1
14 岐阜 45 36 13 6 17 32 45 -13
15 大分 41 36 10 11 15 39 49 -10
16 水戸 38 36 8 14 14 29 45 -16
17 岡山 32 36 8 8 20 27 51 -24
18 富山 28 36 8 4 24 39 71 -32
19 北九州 15 36 1 12 23 20 65 -45

順位ポイント集計によるJ2 2010最強クラブ。


勝利数ランキング
1柏……:23・19P(1)
2福岡…:21・18P(3)
3甲府…:19・17P(2)
4千葉…:18・16P(4)
5東京V…:17・15P(5)
6横浜FC:16・14P(6)
7徳島…:15・13P(8)
8熊本…:14・12P(7)
8栃木…:14・12P(10)
8草津…:14・12P(12)
11鳥栖…・:13・9P(9)
11岐阜…:13・9P(14)
13愛媛…:12・7P(11)
14札幌…:11・6P(13)
15大分…:10・5P(15)
16水戸…:8・4P(16)
16岡山…:8・4P(17)
16富山…:8・4P(18)
19北九州:1・1P(19)
当然勝ち点に大きく反映するため順位が上のほうがランキングは上になる。ただ甲府が福岡より2勝少なくそれでも勝ち点1差で甲府が上回るには引き分けがいかに大切か。


引き分け数ランキング
1水戸…:14・19P(16)
2甲府…:13・18P(2)
2札幌…:13・18P(13)
4熊本…:12・16P(7)
4鳥栖…:12・16P(9)
4愛媛…:12・16P(11)
4北九州:12・16P(19)
8柏……:11・12P(1)
8大分…:11・12P(15)
10栃木…:8・10P(10)
10岡山…:8・10P(17)
12千葉…:7・8P(4)
12東京V・:7・8P(5)
14福岡…:6・6P(3)
14横浜FC:6・6P(6)
14徳島…:6・6P(8)
14草津…:6・6P(12)
14岐阜…:6・6P(14)
19富山…:4・1P(18)
引き分ける力がある=勝てない=負けない。甲府が後半戦で一気に引き分けを増やし福岡は伸びなかった。その差は勝ち点1差となるがともに昇格なので一概にどちらが悪いとも言えず。前半戦8引き分けで1位タイの北九州が後半戦は引き分けることも難しくわずか4引き分け。3位~6位は引き分けが少なく昇格戦線に残るには引き分けも大切だとわかる。


敗戦数ランキング
1柏……:2・19P(1)
2甲府…:4・18P(2)
3福岡…:9・17P(3)
4熊本…:10・16P(7)
5千葉…:11・15P(4)
5鳥栖…:11・15P(9)
7東京V・:12・13P(5)
7愛媛…:12・13P(11)
7札幌…:12・13P(13)
10横浜FC:14・10P(6)
10栃木…:14・10P(10)
10水戸…:14・10P(16)
13徳島…:15・7P(8)
13大分…:15・7P(15)
15草津…:16・5P(12)
16岐阜…:17・4P(14)
17岡山…:20・3P(17)
18北九州:23・2P(19)
19富山…:24・1P(18)
当然ながら負けないクラブは上位に入る。何より柏の2敗はずば抜けているが甲府も負けずに引き分ける力が昇格の原動力に。福岡は引き分けないが負けたのも一因。3強のノルマが36試合で4分の1にあたる9敗まで。来期もノルマは4分の1だろう。つまり9敗まで。


得点数ランキング
1柏……:71・19P(1)
1甲府…:71・19P(2)
3福岡…:63・17P(3)
4千葉…:58・16P(4)
5横浜FC:54・15P(6)
6徳島…:51・14P(8)
7東京V・:47・13P(5)
8栃木…:46・12P(10)
9鳥栖…:42・11P(9)
10熊本…:39・10P(7)
10大分…:39・10P(15)
10富山…:39・10P(18)
13札幌…:37・7P(13)
14草津…:36・6P(12)
15愛媛…:34・5P(11)
16岐阜…:32・4P(14)
17水戸…:29・3P(16)
18岡山…:27・2P(17)
19北九州:20・1P(19)
ヴェルディが7位と堅守を生かす攻撃がなかったのがわかる順位。昇格ノルマは1.60以上だから58以上は不可欠だったが千葉までしか満たしていない。昇格争いのためにも来期のヴェルディは1.60以上、61以上は目指したい。


失点数ランキング
1柏……:24・19P(1)
2福岡…:34・18P(3)
2東京V・:34・18P(5)
2愛媛…:34・18P(11)
5千葉…:37・15P(4)
6札幌…:38・14P(13)
7甲府…:40・13P(2)
8鳥栖…:41・12P(9)
9栃木…:42・11P(10)
10熊本…:43・10P(7)
11岐阜…:45・9P(14)
11水戸…:45・9P(16)
13横浜FC:47・7P(6)
13徳島…:47・7P(8)
15草津…:48・5P(12)
16大分…:49・4P(15)
17岡山…:51・3P(17)
18北九州:65・2P(19)
19富山…:71・1P(18)
守備をベースにしないと昇格争いは不可能。1.00以下は理想的だが現実的にも1.00はノルマか。


得失点差数ランキング
1柏……:+47・19P(1)
2甲府…:+31・18P(2)
3福岡…:+29・17P(3)
4千葉…:+21・16P(4)
5東京V・:+13・15P(5)
6横浜FC:+7・14P(6)
7徳島…:+4・13P(8)
7栃木…:+4・13P(10)
9鳥栖…:+1・11P(9)
10愛媛…:±0・10P(11)
11札幌…:-1・9P(13)
12熊本…:-4・8P(7)
13大分…:-10・7P(15)
14草津…:-12・6P(12)
15岐阜…:-13・5P(14)
16水戸…:-16・4P(16)
17岡山…:-24・3P(17)
18富山…:-32・2P(18)
19北九州:-45・1P(19)
4強はきっちり預貯金。貯金は9クラブとあるが昇格争いには0.60、+22以上。ノルマは果たさないと厳しい。来期は+23以上。





では集計してみよう。
1柏……:19P+12P+19P+19P+19P+19P=107P(1)
引き分け以外は5冠とさすがJ2王者。文句なしの成績No.1。

2甲府…:17P+18P+18P+19P+13P+18P=103P(2)
やや足を引っ張った失点数が7位だが得点数1位タイを始め堂々の2位。

3福岡…:18P+6P+17P+17P+18P+17P=93P(3)
引き分け以外はすべて3位以内であり千葉との成績差は明らか。

4千葉…:16P+8P+15P+16P+15P+16P=86P(4)
引き分け以外で5位以内だが3位以上がないのも武器がない証。

5東京V…:15P+8P+13P+13P+18P+15P=82P(5)
特筆は失点数2位。バランスは保てたが敗戦、得点数も5位圏外と課題は明確。

6鳥栖…:9P+16P+15P+11P+12P+11P=74P(9)
特筆は最終順位9位が3クラブ抜いて成績6位ということ。引き分けと敗戦が要因か。

7熊本…:12P+16P+16P+10P+10P+8P=72P(7)
引き分けと敗戦は5位以内だがあと武器がない。

8愛媛…:7P+16P+13P+5P+18P+10P=69P(11)
特筆は何を言おうが失点数2位タイ。そして4位の引き分けで3クラブ抜き。

9栃木…:12P+10P+10P+12P+11P+13P=68P(10)
1桁ポイントがないのが武器だが必ずしもすべてAクラスではなかったり。

10札幌…:6P+18P+13P+7P+14P+9P=67P(13)
引き分け2位だけが武器。つまり勝ちきれなかったのが。

11横浜FC:14P+6P+10P+15P+7P+14P=66P(6)
武器が5位の得点数だが成績で5ランクダウン。失点数が足枷か。

12徳島…:13P+6P+7P+14P+7P+13P=60P(8)
ベスト5がないのが成績4ランクダウンの要因か。

13水戸…:4P+19P+10P+3P+9P+4P=49P(16)
引き分けは堂々の1位。得点数がワースト3で引き分けるのは凄いか。

14大分…:5P+12P+7P+10P+4P+7P=45P(15)
特筆がないのが大分低迷の一因とわかる内容。

15草津…:12P+6P+5P+6P+5P+6P=40P(12)
勝利は8位、あとはワースト5近辺でトータルワースト5。

16岐阜…:9P+6P+4P+4P+9P+5P=37P(14)
ワースト3がない反面、武器もなく。ただワースト3は回避。

17岡山…:4P+10P+3P+2P+3P+3P=25P(17)
引き分けはAクラス入り、ワースト3以内に4部門と2年目も苦戦。

18北九州:1P+16P+2P+1P+2P+1P=23P(19)
意外にも成績では最下位脱出。特筆の引き分けが富山との差に。

19富山…:4P+1P+1P+10P+1P+2P=19P(18)
得点では10位に食い込むが逆3冠含み成績最下位転落。


当然勝ちが多い=負けが減る。引き分け多い=勝ちか負けが減る。引き分け少ない=勝ちか負けが増える。
J2は一概に言えないが引き分け多いクラブが勝ちきれない。逆に引き分け少ないクラブが勝ち切る。
得点多いクラブは逃げ切れず、得点少ないクラブが引き分けに持ち込む。
それも醍醐味か。

必要なことは全てをトータルした勝ち点による順位ではあるが内訳に目を向ければ長所と短所がわかる。
長所を生かしたまま短所を伸ばすことの難しさや長所だけでは勝てないことの難しさを感じる。
ただやはり堅守ベースのポゼッションでJ1を目指したい。

ヴェルディの2011シーズンの課題はズバリ攻撃だ。
12月にこの課題を克服しJ1に返り咲いているヴェルディが見たい。3位で構わない。まず上に食い下がりたいシーズンになる。