ふと思う。
得点力は90年代より衰えてるのかな?と。
カズさんや武田がゴール量産しアルシンドやディアス、スキラッチ、ゴン、エムボマらが躍動していた90年代のJリーグ。
しかし今、Jでワクワクするストライカーっているか?
つうか昔より得点自体減っているんじゃ?
というわけで1試合平均得点を調べよう。
average=平均。GOALは複数系が正しいんだろうけど意味が通じればいいだろう(笑)
調べるのは簡単、年間総得点を年間総試合数で割るのだ。ね、簡単でしょ?
待て待て、年間総得点って?
簡単に説明すれば年間最終成績における各クラブの得点を全て足した数字。失点足しても同じ数字に当たり前だがなる。
それが年間総得点。
では総試合数とは?
簡単に説明すると1節当たりの試合数×節数。
19クラブならば1節に登場する18クラブで9試合、2回戦の38節あるから342試合つうこと。
年間総得点が1026得点だとして342試合だった場合。
1試合平均得点は3.00となる。
ようするに1試合で3点入る平均なんだから
東京V 2-1 FC東京となるわけだ。
もちろん平均だから6-0の試合もあれば0-0の試合もあったなかでだいたい3点1試合で決まる公算だ。
その1試合平均得点が高いか低いかで得点が増えたか減ったかわかる。
では、実際に93年から見てみよう。この年の総得点は全10クラブの得点を合算し532得点と算出出来る。
次に総試合数、こちらは前述のように10クラブなので1節に5試合行い、4回戦により36節あるため
5×36により年間180試合だとわかる。
続いて532得点を180試合で割る。暗算ですね、いやムリっす。
さて、電卓で2.95555555…
いつもの私のデータでは小数点以下第2位までが比較対象値となる。パーセンテージだと小数点以下第1位までだが平均得点などの場合は小数点以下第3位の四捨五入、だが第3位四捨五入だと同数の場合の実数値が異なることが稀にある。実例としてはJ2の08年広島と04年川崎の1試合平均得点。どちらも2.36というJ2史上最多タイの平均得点を誇るのだが第3位四捨五入によるため第3位以降は川崎が2.363636…であるのに対し広島は2.357142となる。
今回はそういった実数値の差異を少しでも軽減するため小数点以下第4位を四捨五入する。
説明が長くなったが以下はシーズンの特徴などを簡単に解説していく。
93年
総得点 ・532点
総試合数 ・180試合
1試合平均得点 ・2.956
備考・ヴェルディが1試合平均2.000を記録した93シーズンだが意外にも90年代で唯一平均3点台に及ばず。得点王はディアス。
94年
総得点 ・841点
総試合数 ・264試合
1試合平均得点 ・3.186
備考・初の平均3点台を記録、前年は1試合平均1点以下だったお荷物浦和も1点以上を稼いでおり3点以上の一因には平均1点以下がいないのも特徴か。得点王はオルデネビッツ(オッツエ)。
95年
総得点 ・1214点
総試合数 ・364試合
1試合平均得点 ・3.335
備考・この年も平均1点以下はいない。歴代2位となる平均得点であるがJリーグバブルが弾けたシーズンであり歴代最多試合数、歴代最多得点のシーズンでもある。得点王は福田正博。
96年
総得点 ・778点
総試合数 ・240試合
1試合平均得点 ・3.242
備考・ヴェルディ史上最高となる1試合平均2.27を記録したシーズンだが前年よりは落ちる。京都が唯一平均1点未満であり足枷になっている。得点王はKing KAZU。
97年
総得点 ・898点
総試合数 ・272試合
1試合平均得点 ・3.301
備考・前年まで平均値を上げていたヴェルディは低迷し1stこそ福岡と共に1点以下(ヴェルディは1.000)、2ndも含めると福岡が唯一1点未満となっている。得点王はエムボマ。
98年
総得点 ・1074点
総試合数 ・306試合
1試合平均得点 ・3.510
備考・歴代最多平均値を記録したW杯イヤー。磐田の爆発が記憶に新しい。特にゴンさんはギネス記録まで。すべてが破格の得点イヤーだが福岡だけは相変わらず1点未満。得点王は中山雅史。
93~98年
総得点 ・5337点
総試合数 ・1626試合
1試合平均得点 ・3.282
備考・90年代はもちろん99年も含むのだがリーグ制度もありJリーグ第一幕は98年までとする。ここまでならば平均3点台であった。
99年
総得点 ・757点
総試合数 ・240試合
1試合平均得点 ・3.154
備考・平塚こそ平均1点だが平均2点以上が3クラブあり前年の傾向を引き継いだ。得点王は黄善洪。
00年
総得点 ・712点
総試合数 ・240試合
1試合平均得点 ・2.967
備考・93年こそ平均3点未満だが94年から6シーズンキープした平均3点を割り込んだシーズン。平均2点以上は磐田だけで1点未満が川崎F。何しろ史上最弱のチャンピオンシップ開催年、年間優勝がリーグ3位の鹿島、年間2位は5位の横浜FMでありこれも得点不足の一因か。得点王は中山雅史。
01年
総得点 ・788点
総試合数 ・240試合
1試合平均得点 ・3.283
備考・ヴェルディや横浜FMが低迷したシーズンだが平均2点台は4クラブ。平均1点未満もないため高い平均値となる。得点王はウィル。
02年
総得点 ・683点
総試合数 ・240試合
1試合平均得点 ・2.846
備考・長くは続かないのがこの頃から。2点台は磐田だけで札幌が平均1点。磐田の黄金期だが98年のような爆発はリーグになかった。得点王は高原直泰。
03年
総得点 ・718点
総試合数 ・240試合
1試合平均得点 ・2.992
備考・平均2点台はなし、1点未満は大分と京都。横浜FM完全優勝だがチャンピオンが勝ち点率の歴代ワースト3位なのも一因か。得点王はウェズレイ。
04年
総得点 ・744点
総試合数 ・240試合
1試合平均得点 ・3.100
備考・最後のチャンピオンシップ開催年は平均2点台が浦和とG大阪、1点未満は柏。年間240試合の2ステージ制ラストイヤーで3点台復活。得点王はエメルソン。
99~04年
総得点 ・4402点
総試合数 ・1440試合
1試合平均得点 ・3.057
備考・90年代の名残かまだ3点台キープ。このあとの数値を考えれば2ステージ制のほうが得点力は高かったことになる。
05年
総得点 ・873点
総試合数 ・306試合
1試合平均得点 ・2.853
備考・平均2点台はG大阪のみ、1点未満は神戸。G大阪の勝ち点率は歴代チャンピオンでワースト1位。G大阪が勝ちきれないほど他が得点したわりには平均3点未満である。7月に26失点したヴェルディは失点だと2点以上。得点王はアラウージョ。
06年
総得点 ・976点
総試合数 ・306試合
1試合平均得点 ・3.190
備考・近年で最後に平均3点台のシーズン。2点以上は3クラブ、1点未満は福岡。浦和が初優勝したが最後の3点台というだけあってピークか。得点王はワシントンとマグノ アウベス。
07年
総得点 ・867点
総試合数 ・306試合
1試合平均得点 ・2.833
備考・こっから下降。とはいえまだ平均並だが、2点台はG大阪のみ、1点以下は大宮と横浜FC。以後3シーズンは平均3点に届かない。得点王はジュニーニョ。
08年
総得点 ・783点
総試合数 ・306試合
1試合平均得点 ・2.559
備考・史上最少平均得点となったシーズン。2点台がなく4位の大分が平均1点未満、ほかに京都も1点未満。鹿島は連覇したが勝ち点率ではワースト2位という低レベルチャンピオンなのも一因?。得点王はマルキーニョス。
09年
総得点 ・791点
総試合数 ・306試合
1試合平均得点 ・2.585
備考・史上ワースト2位の平均得点であり2年続けて低調ぶり。10年シーズンはまだ調べてないがJリーグの課題として得点力も問題視すべき。スカパーのシュート数ランキングなんかがその警鐘だろう。平均2点台はなし。1点未満は3クラブ。得点王は前田遼一。
10年
総得点 ・813点
総試合数 ・306試合
1試合平均得点 ・2.657
前年よりは向上だが歴代ワースト3入り。これではJ1もつまらない。得点王は前田遼一とケネディ。前田が史上初の2年連続とばかり報じられてるが肝心の得点数が史上初の20得点以下である。
05~10年
総得点 ・5103点
総試合数 ・1836試合
1試合平均得点 ・2.779
備考・ここ3年の低調ぶりで2点台に。
J1 TOTAL(93~10)
総得点 ・14842点
総試合数 ・4902試合
1試合平均得点 ・3.028
備考・J1のトータルだと3点台キープ。
J1歴代シーズン総得点ランキング
1214点(95)
1074点(98)
976点(06)
898点(97)
873点(05)
867点(07)
841点(94)
813点(10)
791点(09)
788点(01)
783点(08)
778点(96)
757点(99)
744点(04)
718点(03)
712点(00)
683点(02)
532点(93)
試合数が揃わず一概に言えないが306試合の現在を踏まえると98年以外は1000ゴールも挙げられないもといここ2年は800すら未達だったが10年シーズンは3年ぶりの800ゴール。ここ3シーズンの課題である900未到達は。なんとか800台に乗せたがそれでも06年の976から見れば約16%ダウン。サッカーの質というか戦術が昔より細かくなっており守備一つにも約束事は増えたが、得点を奪うのは最終的には個人の力であり日本の、そしてJリーグの課題なのは確か。
J1歴代シーズン総試合数ランキング
364試合(95)
306試合(98)
306試合(05)
306試合(06)
306試合(07)
306試合(08)
306試合(09)
306試合(10)
272試合(97)
264試合(94)
240試合(96)
240試合(99)
240試合(00)
240試合(01)
240試合(02)
240試合(03)
240試合(04)
180試合(93)
個人的には10クラブで180試合くらいがリーグレベルの高さをキープできると思う。いわゆるJリーグプレミア計画が実現することを願う。
J1歴代シーズン1試合平均得点ランキング
3.510(98)
3.335(95)
3.301(97)
3.283(01)
3.242(96)
3.190(06)
3.186(94)
3.154(99)
3.100(04)
2.992(03)
2.967(00)
2.956(93)
2.853(05)
2.833(07)
2.846(02)
2.657(10)
2.585(09)
2.559(08)
98年が守備が雑でここ3年が守備が強固なわけでもなかろう。ワースト3を近年で独占というのも、つまらなさを感じてしまう。友達や家族とJリーグを見に行ってもゴールシーンは2回しかないのと3回では違う、スタジアムで一度見ればわかるがゴールシーンの周囲の客の歓喜は実に楽しい。特に応援しているクラブのゴールシーンは盛り上がる。また来たい、また見たい。そのゴールシーンを増やしたいだけだ。
決めれるシーンで決めきれず。その積み重ねが多過ぎるのだろう。いわゆる怪物ストライカーはいないが日本人ストライカーの真価を問われているのではないか?
得点王前田はたかが17ゴール。34試合で半分しかそれができてない。満足してはいけない。
93~99年
総得点 ・6094点
総試合数 ・1866試合
1試合平均得点 ・3.266
総得点 ・757点
総試合数 ・240試合
00~10年
総得点 ・8748点
総試合数 ・3036試合
1試合平均得点 ・2.881
90年代よりも3年シーズンが多いとはいえ平均3点未満。特に平均を下げ続けているここ5シーズンを見れば90年代よりいかにゴール欠乏かわかる。
J2も調べる。
99年
総得点 ・490点
総試合数 ・180試合
1試合平均得点 ・2.722
00年
総得点 ・610点
総試合数 ・220試合
1試合平均得点 ・2.773
01年
総得点 ・760点
総試合数 ・264試合
1試合平均得点 ・2.879
02年
総得点 ・671点
総試合数 ・264試合
1試合平均得点 ・2.542
03年
総得点 ・678点
総試合数 ・264試合
1試合平均得点 ・2.568
04年
総得点 ・635点
総試合数 ・264試合
1試合平均得点 ・2.405
05年
総得点 ・692点
総試合数 ・264試合
1試合平均得点 ・2.621
99~05年
総得点 ・4536点
総試合数 ・1720試合
1試合平均得点 ・2.637
備考・お気づきのように一度も3点台になったことはない。J2はまず守備からか。この悪影響がJ1にも…
06年
総得点 ・833点
総試合数 ・312試合
1試合平均得点 ・2.670
07年
総得点 ・782点
総試合数 ・312試合
1試合平均得点 ・2.506
08年
総得点 ・851点
総試合数 ・315試合
1試合平均得点 ・2.702
09年
総得点 ・1164点
総試合数 ・459試合
1試合平均得点 ・2.536
10年
総得点 ・835点
総試合数 ・342試合
1試合平均得点 ・2.442
06~10年
総得点 ・4465点
総試合数 ・1740試合
1試合平均得点 ・2.566
備考・J1も2.5点台ととにかくゴール欠乏リーグ。J2だからこそゴールで観客を沸かせていかないといけないと思うから。
J2 TOTAL(99~10年)
総得点 ・9001点
総試合数 ・3460試合
1試合平均得点 ・2.601
備考・J2平均らしい数値。言い方は悪いがクラブ数は増えてリーグレベルは落ちた典型的な要因じゃないのか?
J2歴代シーズン総得点ランキング
1164点(09)
851点(08)
835点(10)
833点(06)
782点(07)
760点(01)
692点(05)
678点(03)
671点(02)
635点(04)
610点(00)
490点(99)
試合数は多い近年に比べ264試合の中で唯一700ゴールを上回りJ2最多平均得点歴代1位となっている上位大混戦の01シーズン。試合数が最多、得点も最多だが平均得点はワースト3の近年3シーズン。レベル低下の証か…
J2歴代シーズン総試合数ランキング
459試合(09)
342試合(10)
315試合(08)
312試合(06)
312試合(07)
264試合(01)
264試合(02)
264試合(03)
264試合(04)
264試合(05)
220試合(00)
180試合(99)
歴代2位の10シーズン(342試合)だが来期はさらに試合数は増えるはず。それでも380試合だろうけど。試合数は増えるだけにレベルは上質にしないとなるまい。
J2歴代シーズン1試合平均得点ランキング
2.879(01)
2.773(00)
2.722(99)
2.702(08)
2.670(06)
2.621(05)
2.568(03)
2.542(02)
2.536(09)
2.506(07)
2.442(10)
2.405(04)
J2初の平均3点台はまたもお預け。いつまでも得点数が低下していてリーグ戦が盛り上がるわけない。10シーズンはワースト2の数値。11年シーズンはせめて2.7クラスを期待したい。
数値だけ見れば得点減少。サッカーの質が時代によって変化するのはわかるがゴールが減っては客も減る。
イレブンミリオンだかを狙い大宮に発破かけて水増し問題噴出してる場合ではなく、ゴールをたくさん奪うことを課題にしないとならんだろう。
得点力は90年代より衰えてるのかな?と。
カズさんや武田がゴール量産しアルシンドやディアス、スキラッチ、ゴン、エムボマらが躍動していた90年代のJリーグ。
しかし今、Jでワクワクするストライカーっているか?
つうか昔より得点自体減っているんじゃ?
というわけで1試合平均得点を調べよう。
average=平均。GOALは複数系が正しいんだろうけど意味が通じればいいだろう(笑)
調べるのは簡単、年間総得点を年間総試合数で割るのだ。ね、簡単でしょ?
待て待て、年間総得点って?
簡単に説明すれば年間最終成績における各クラブの得点を全て足した数字。失点足しても同じ数字に当たり前だがなる。
それが年間総得点。
では総試合数とは?
簡単に説明すると1節当たりの試合数×節数。
19クラブならば1節に登場する18クラブで9試合、2回戦の38節あるから342試合つうこと。
年間総得点が1026得点だとして342試合だった場合。
1試合平均得点は3.00となる。
ようするに1試合で3点入る平均なんだから
東京V 2-1 FC東京となるわけだ。
もちろん平均だから6-0の試合もあれば0-0の試合もあったなかでだいたい3点1試合で決まる公算だ。
その1試合平均得点が高いか低いかで得点が増えたか減ったかわかる。
では、実際に93年から見てみよう。この年の総得点は全10クラブの得点を合算し532得点と算出出来る。
次に総試合数、こちらは前述のように10クラブなので1節に5試合行い、4回戦により36節あるため
5×36により年間180試合だとわかる。
続いて532得点を180試合で割る。暗算ですね、いやムリっす。
さて、電卓で2.95555555…
いつもの私のデータでは小数点以下第2位までが比較対象値となる。パーセンテージだと小数点以下第1位までだが平均得点などの場合は小数点以下第3位の四捨五入、だが第3位四捨五入だと同数の場合の実数値が異なることが稀にある。実例としてはJ2の08年広島と04年川崎の1試合平均得点。どちらも2.36というJ2史上最多タイの平均得点を誇るのだが第3位四捨五入によるため第3位以降は川崎が2.363636…であるのに対し広島は2.357142となる。
今回はそういった実数値の差異を少しでも軽減するため小数点以下第4位を四捨五入する。
説明が長くなったが以下はシーズンの特徴などを簡単に解説していく。
93年
総得点 ・532点
総試合数 ・180試合
1試合平均得点 ・2.956
備考・ヴェルディが1試合平均2.000を記録した93シーズンだが意外にも90年代で唯一平均3点台に及ばず。得点王はディアス。
94年
総得点 ・841点
総試合数 ・264試合
1試合平均得点 ・3.186
備考・初の平均3点台を記録、前年は1試合平均1点以下だったお荷物浦和も1点以上を稼いでおり3点以上の一因には平均1点以下がいないのも特徴か。得点王はオルデネビッツ(オッツエ)。
95年
総得点 ・1214点
総試合数 ・364試合
1試合平均得点 ・3.335
備考・この年も平均1点以下はいない。歴代2位となる平均得点であるがJリーグバブルが弾けたシーズンであり歴代最多試合数、歴代最多得点のシーズンでもある。得点王は福田正博。
96年
総得点 ・778点
総試合数 ・240試合
1試合平均得点 ・3.242
備考・ヴェルディ史上最高となる1試合平均2.27を記録したシーズンだが前年よりは落ちる。京都が唯一平均1点未満であり足枷になっている。得点王はKing KAZU。
97年
総得点 ・898点
総試合数 ・272試合
1試合平均得点 ・3.301
備考・前年まで平均値を上げていたヴェルディは低迷し1stこそ福岡と共に1点以下(ヴェルディは1.000)、2ndも含めると福岡が唯一1点未満となっている。得点王はエムボマ。
98年
総得点 ・1074点
総試合数 ・306試合
1試合平均得点 ・3.510
備考・歴代最多平均値を記録したW杯イヤー。磐田の爆発が記憶に新しい。特にゴンさんはギネス記録まで。すべてが破格の得点イヤーだが福岡だけは相変わらず1点未満。得点王は中山雅史。
93~98年
総得点 ・5337点
総試合数 ・1626試合
1試合平均得点 ・3.282
備考・90年代はもちろん99年も含むのだがリーグ制度もありJリーグ第一幕は98年までとする。ここまでならば平均3点台であった。
99年
総得点 ・757点
総試合数 ・240試合
1試合平均得点 ・3.154
備考・平塚こそ平均1点だが平均2点以上が3クラブあり前年の傾向を引き継いだ。得点王は黄善洪。
00年
総得点 ・712点
総試合数 ・240試合
1試合平均得点 ・2.967
備考・93年こそ平均3点未満だが94年から6シーズンキープした平均3点を割り込んだシーズン。平均2点以上は磐田だけで1点未満が川崎F。何しろ史上最弱のチャンピオンシップ開催年、年間優勝がリーグ3位の鹿島、年間2位は5位の横浜FMでありこれも得点不足の一因か。得点王は中山雅史。
01年
総得点 ・788点
総試合数 ・240試合
1試合平均得点 ・3.283
備考・ヴェルディや横浜FMが低迷したシーズンだが平均2点台は4クラブ。平均1点未満もないため高い平均値となる。得点王はウィル。
02年
総得点 ・683点
総試合数 ・240試合
1試合平均得点 ・2.846
備考・長くは続かないのがこの頃から。2点台は磐田だけで札幌が平均1点。磐田の黄金期だが98年のような爆発はリーグになかった。得点王は高原直泰。
03年
総得点 ・718点
総試合数 ・240試合
1試合平均得点 ・2.992
備考・平均2点台はなし、1点未満は大分と京都。横浜FM完全優勝だがチャンピオンが勝ち点率の歴代ワースト3位なのも一因か。得点王はウェズレイ。
04年
総得点 ・744点
総試合数 ・240試合
1試合平均得点 ・3.100
備考・最後のチャンピオンシップ開催年は平均2点台が浦和とG大阪、1点未満は柏。年間240試合の2ステージ制ラストイヤーで3点台復活。得点王はエメルソン。
99~04年
総得点 ・4402点
総試合数 ・1440試合
1試合平均得点 ・3.057
備考・90年代の名残かまだ3点台キープ。このあとの数値を考えれば2ステージ制のほうが得点力は高かったことになる。
05年
総得点 ・873点
総試合数 ・306試合
1試合平均得点 ・2.853
備考・平均2点台はG大阪のみ、1点未満は神戸。G大阪の勝ち点率は歴代チャンピオンでワースト1位。G大阪が勝ちきれないほど他が得点したわりには平均3点未満である。7月に26失点したヴェルディは失点だと2点以上。得点王はアラウージョ。
06年
総得点 ・976点
総試合数 ・306試合
1試合平均得点 ・3.190
備考・近年で最後に平均3点台のシーズン。2点以上は3クラブ、1点未満は福岡。浦和が初優勝したが最後の3点台というだけあってピークか。得点王はワシントンとマグノ アウベス。
07年
総得点 ・867点
総試合数 ・306試合
1試合平均得点 ・2.833
備考・こっから下降。とはいえまだ平均並だが、2点台はG大阪のみ、1点以下は大宮と横浜FC。以後3シーズンは平均3点に届かない。得点王はジュニーニョ。
08年
総得点 ・783点
総試合数 ・306試合
1試合平均得点 ・2.559
備考・史上最少平均得点となったシーズン。2点台がなく4位の大分が平均1点未満、ほかに京都も1点未満。鹿島は連覇したが勝ち点率ではワースト2位という低レベルチャンピオンなのも一因?。得点王はマルキーニョス。
09年
総得点 ・791点
総試合数 ・306試合
1試合平均得点 ・2.585
備考・史上ワースト2位の平均得点であり2年続けて低調ぶり。10年シーズンはまだ調べてないがJリーグの課題として得点力も問題視すべき。スカパーのシュート数ランキングなんかがその警鐘だろう。平均2点台はなし。1点未満は3クラブ。得点王は前田遼一。
10年
総得点 ・813点
総試合数 ・306試合
1試合平均得点 ・2.657
前年よりは向上だが歴代ワースト3入り。これではJ1もつまらない。得点王は前田遼一とケネディ。前田が史上初の2年連続とばかり報じられてるが肝心の得点数が史上初の20得点以下である。
05~10年
総得点 ・5103点
総試合数 ・1836試合
1試合平均得点 ・2.779
備考・ここ3年の低調ぶりで2点台に。
J1 TOTAL(93~10)
総得点 ・14842点
総試合数 ・4902試合
1試合平均得点 ・3.028
備考・J1のトータルだと3点台キープ。
J1歴代シーズン総得点ランキング
1214点(95)
1074点(98)
976点(06)
898点(97)
873点(05)
867点(07)
841点(94)
813点(10)
791点(09)
788点(01)
783点(08)
778点(96)
757点(99)
744点(04)
718点(03)
712点(00)
683点(02)
532点(93)
試合数が揃わず一概に言えないが306試合の現在を踏まえると98年以外は1000ゴールも挙げられないもといここ2年は800すら未達だったが10年シーズンは3年ぶりの800ゴール。ここ3シーズンの課題である900未到達は。なんとか800台に乗せたがそれでも06年の976から見れば約16%ダウン。サッカーの質というか戦術が昔より細かくなっており守備一つにも約束事は増えたが、得点を奪うのは最終的には個人の力であり日本の、そしてJリーグの課題なのは確か。
J1歴代シーズン総試合数ランキング
364試合(95)
306試合(98)
306試合(05)
306試合(06)
306試合(07)
306試合(08)
306試合(09)
306試合(10)
272試合(97)
264試合(94)
240試合(96)
240試合(99)
240試合(00)
240試合(01)
240試合(02)
240試合(03)
240試合(04)
180試合(93)
個人的には10クラブで180試合くらいがリーグレベルの高さをキープできると思う。いわゆるJリーグプレミア計画が実現することを願う。
J1歴代シーズン1試合平均得点ランキング
3.510(98)
3.335(95)
3.301(97)
3.283(01)
3.242(96)
3.190(06)
3.186(94)
3.154(99)
3.100(04)
2.992(03)
2.967(00)
2.956(93)
2.853(05)
2.833(07)
2.846(02)
2.657(10)
2.585(09)
2.559(08)
98年が守備が雑でここ3年が守備が強固なわけでもなかろう。ワースト3を近年で独占というのも、つまらなさを感じてしまう。友達や家族とJリーグを見に行ってもゴールシーンは2回しかないのと3回では違う、スタジアムで一度見ればわかるがゴールシーンの周囲の客の歓喜は実に楽しい。特に応援しているクラブのゴールシーンは盛り上がる。また来たい、また見たい。そのゴールシーンを増やしたいだけだ。
決めれるシーンで決めきれず。その積み重ねが多過ぎるのだろう。いわゆる怪物ストライカーはいないが日本人ストライカーの真価を問われているのではないか?
得点王前田はたかが17ゴール。34試合で半分しかそれができてない。満足してはいけない。
93~99年
総得点 ・6094点
総試合数 ・1866試合
1試合平均得点 ・3.266
総得点 ・757点
総試合数 ・240試合
00~10年
総得点 ・8748点
総試合数 ・3036試合
1試合平均得点 ・2.881
90年代よりも3年シーズンが多いとはいえ平均3点未満。特に平均を下げ続けているここ5シーズンを見れば90年代よりいかにゴール欠乏かわかる。
J2も調べる。
99年
総得点 ・490点
総試合数 ・180試合
1試合平均得点 ・2.722
00年
総得点 ・610点
総試合数 ・220試合
1試合平均得点 ・2.773
01年
総得点 ・760点
総試合数 ・264試合
1試合平均得点 ・2.879
02年
総得点 ・671点
総試合数 ・264試合
1試合平均得点 ・2.542
03年
総得点 ・678点
総試合数 ・264試合
1試合平均得点 ・2.568
04年
総得点 ・635点
総試合数 ・264試合
1試合平均得点 ・2.405
05年
総得点 ・692点
総試合数 ・264試合
1試合平均得点 ・2.621
99~05年
総得点 ・4536点
総試合数 ・1720試合
1試合平均得点 ・2.637
備考・お気づきのように一度も3点台になったことはない。J2はまず守備からか。この悪影響がJ1にも…
06年
総得点 ・833点
総試合数 ・312試合
1試合平均得点 ・2.670
07年
総得点 ・782点
総試合数 ・312試合
1試合平均得点 ・2.506
08年
総得点 ・851点
総試合数 ・315試合
1試合平均得点 ・2.702
09年
総得点 ・1164点
総試合数 ・459試合
1試合平均得点 ・2.536
10年
総得点 ・835点
総試合数 ・342試合
1試合平均得点 ・2.442
06~10年
総得点 ・4465点
総試合数 ・1740試合
1試合平均得点 ・2.566
備考・J1も2.5点台ととにかくゴール欠乏リーグ。J2だからこそゴールで観客を沸かせていかないといけないと思うから。
J2 TOTAL(99~10年)
総得点 ・9001点
総試合数 ・3460試合
1試合平均得点 ・2.601
備考・J2平均らしい数値。言い方は悪いがクラブ数は増えてリーグレベルは落ちた典型的な要因じゃないのか?
J2歴代シーズン総得点ランキング
1164点(09)
851点(08)
835点(10)
833点(06)
782点(07)
760点(01)
692点(05)
678点(03)
671点(02)
635点(04)
610点(00)
490点(99)
試合数は多い近年に比べ264試合の中で唯一700ゴールを上回りJ2最多平均得点歴代1位となっている上位大混戦の01シーズン。試合数が最多、得点も最多だが平均得点はワースト3の近年3シーズン。レベル低下の証か…
J2歴代シーズン総試合数ランキング
459試合(09)
342試合(10)
315試合(08)
312試合(06)
312試合(07)
264試合(01)
264試合(02)
264試合(03)
264試合(04)
264試合(05)
220試合(00)
180試合(99)
歴代2位の10シーズン(342試合)だが来期はさらに試合数は増えるはず。それでも380試合だろうけど。試合数は増えるだけにレベルは上質にしないとなるまい。
J2歴代シーズン1試合平均得点ランキング
2.879(01)
2.773(00)
2.722(99)
2.702(08)
2.670(06)
2.621(05)
2.568(03)
2.542(02)
2.536(09)
2.506(07)
2.442(10)
2.405(04)
J2初の平均3点台はまたもお預け。いつまでも得点数が低下していてリーグ戦が盛り上がるわけない。10シーズンはワースト2の数値。11年シーズンはせめて2.7クラスを期待したい。
数値だけ見れば得点減少。サッカーの質が時代によって変化するのはわかるがゴールが減っては客も減る。
イレブンミリオンだかを狙い大宮に発破かけて水増し問題噴出してる場合ではなく、ゴールをたくさん奪うことを課題にしないとならんだろう。