ナビスコ杯と天皇杯。カップ王者が翌年散々なのは偶然か必然か。
Jリーグ開幕以後、95年にナビスコカップが未開催以外は毎年ナビスコカップ、天皇杯でチャンピオンは誕生している。その翌年、チャンピオンは大きく低迷し最悪の場合は降格してしまう不吉なジンクスがある。ヴェルディも過去にそのジンクスを継承してしまったわけだがどれだけあるのか?
ではJリーグ誕生以降のナビスコカップ、天皇杯のチャンピオンを振り返る。
ヤマザキナビスコカップ
92ヴェルディ川崎
93ヴェルディ川崎
94ヴェルディ川崎
96清水エスパルス
97鹿島アントラーズ
98ジュビロ磐田
99柏レイソル
00鹿島アントラーズ
01横浜Fマリノス
02鹿島アントラーズ
03浦和レッズ
04FC東京
05ジェフユナイテッド千葉
06ジェフユナイテッド千葉
07ガンバ大阪
08大分トリニータ
09FC東京
10ジュビロ磐田
天皇杯(年度であり決勝は翌年の元日)
93横浜フリューゲルス
94ベルマーレ平塚
95名古屋グランパスエイト
96ヴェルディ川崎
97鹿島アントラーズ
98横浜フリューゲルス
99名古屋グランパスエイト
00鹿島アントラーズ
01清水エスパルス
02京都パープルサンガ
03ジュビロ磐田
04東京ヴェルディ1969
05浦和レッズ
06浦和レッズ
07鹿島アントラーズ
08ガンバ大阪
09ガンバ大阪
10鹿島アントラーズ
ではリーグ成績でどれほど低迷するのか単純に勝ち点率の変動を調べよう。順位に関してはクラブ数が統一されないため変動は参考までとする。
なおリーグ成績で順位を掲載するため年間順位とは異なる(チャンピオンシップ優勝でも年間成績は1位ではないケースが多々ある)
また93年、94年は勝ち点制度がないため単純に勝ちに勝ち点3、負けに勝ち点0で換算、95年以後は当時の勝ち点制度をそのまま採用)
ナビスコカップチャンピオン(92年V川崎は比較対象リーグがないため割愛)
93V川崎
93年1位・勝ち点率77.8%
94年1位・勝ち点率70.5%
変動数値・-7.3%
94V川崎
94年1位・勝ち点率70.5%
95年1位・勝ち点率69.2%
変動数値・-1.3%
96清水
96年10位・勝ち点率41.1%
97年5位・勝ち点率56.3%
変動数値・+15.2%
97鹿島
97年1位・勝ち点率70.8%
98年2位・勝ち点率74.5%
変動数値・+3.7%
98磐田
98年1位・勝ち点率76.5%
99年6位・勝ち点率54.4%
変動数値・-22.1%
99柏
99年2位・勝ち点率64.4%
00年1位・勝ち点率64.4%
変動数値・±0.0%
00鹿島
00年3位・勝ち点率61.1%
01年2位・勝ち点率60.0%
変動数値・-1.1%
01横浜FM
01年13位・勝ち点率33.3%
02年2位・勝ち点率61.1%
変動数値・+27.8%
02鹿島
02年4位・勝ち点率58.9%
03年5位・勝ち点率53.3%
変動数値・-5.6%
03浦和
03年6位・勝ち点率52.2%
04年1位・勝ち点率68.9%
変動数値・+16.7%
04FC東京
04年8位・勝ち点率45.6%
05年10位・勝ち点率46.1%
変動数値・+0.5%
05千葉
05年4位・勝ち点率57.8%
06年11位・勝ち点率43.1%
変動数値・-14.7%
06千葉
06年11位・勝ち点率43.1%
07年13位・勝ち点率41.2%
変動数値・-1.9%
07G大阪
07年3位・勝ち点率65.7%
08年8位・勝ち点率49.0%
変動数値・-16.7%
08大分
08年4位・勝ち点率54.9%
09年17位・勝ち点率29.4%
変動数値・-25.5%
09FC東京
09年5位・勝ち点率52.0%
10年16位・勝ち点率35.3%
変動数値・-16.7%
10磐田
10年11位・勝ち点率43.1%
11年--位・勝ち点率--.-%
変動数値・+-.%
続いて天皇杯チャンピオン
93横浜F
93年6位・勝ち点率44.4%
94年7位・勝ち点率50.0%
変動数値・+5.6%
94平塚
94年5位・勝ち点率52.3%
95年11位・勝ち点率41.9%
変動数値・-10.4%
95名古屋
95年3位・勝ち点率62.2%
96年2位・勝ち点率70.0%
変動数値・+7.8%
96V川崎
96年7位・勝ち点率63.3%
97年15位・勝ち点率27.1%
変動数値・-36.2%
97鹿島
97年1位・勝ち点率70.8%
98年2位・勝ち点率74.5%
変動数値・+3.7%
98横浜F(事実上の消滅により比較対象リーグがないため割愛)
99名古屋
99年3位・勝ち点率60.0%
00年9位・勝ち点率45.6%
変動数値・-14.4%
00鹿島
00年3位・勝ち点率61.1%
01年2位・勝ち点率60.0%
変動数値・-1.1%
01清水
01年4位・勝ち点率54.4%
02年8位・勝ち点率45.6%
変動数値・-8.8%
02京都
02年5位・勝ち点率51.1%
03年16位・勝ち点率25.6%
変動数値・-25.5%
03磐田
03年2位・勝ち点率63.3%
04年5位・勝ち点率53.3%
変動数値・-10.0%
04東京V
04年9位・勝ち点率43.3%
05年17位・勝ち点率29.4%
変動数値・-13.9%
05浦和
05年2位・勝ち点率57.8%
06年1位・勝ち点率70.6%
変動数値・+12.8%
06浦和
06年1位・勝ち点率70.6%
07年2位・勝ち点率68.6%
変動数値・-2.0%
07鹿島
07年1位・勝ち点率70.6%
08年1位・勝ち点率61.8%
変動数値・-8.8%
08G大阪
08年8位・勝ち点率49.0%
09年3位・勝ち点率58.8%
変動数値・+9.8%
09G大阪
09年3位・勝ち点率58.8%
10年2位・勝ち点率60.8%
変動数値・+2.0%
10鹿島
10年4位・勝ち点率58.8%
11年--位・勝ち点率--.-%
変動数値・+-.%
ナビスコカップチャンピオン変動数値ランキング
01横浜FM・+27.8%
03浦和・+16.7%
96清水・+15.2%
97鹿島・+3.7%
04FC東京・+0.5%
99柏・±0.0%
00鹿島・-1.1%
94V川崎・-1.3%
06千葉・-1.9%
02鹿島・-5.6%
93V川崎・-7.3%
05千葉・-14.7%
07G大阪・-16.7%
09FC東京・-16.7%
98磐田・-22.1%
08大分・-25.5%
低迷したシーズンでナビスコを制覇すれば勢いよく翌年急上昇した事例は3つ。断トツトップの横浜FMだが残留争いするようなチームではなかったのだから不思議ではないか。浦和、清水も急成長途中であったからアップも納得出来る。。
逆に大きく低迷し降格した08大分そして09FC東京、一気に弱体化しながら年間優勝は成し遂げた98磐田、安定しないまま中位と上位をさ迷う07G大阪、オシムショックを受ける05千葉が急降下している。
全体的にナビスコチャンピオンは昇降は小さく急降下するのはごくわずかであるがワースト5に近年から4チームランキングするというナビスコチャンピオン特有のジンクスが生まれつつある。
2シーズン連続ナビスコ覇者の降格という嫌なジンクス、磐田は大丈夫なのか?
何となくボンキュッボンな感じがするナビスコである。
さて天皇杯を見てみよう。
天皇杯チャンピオン変動数値ランキング
05浦和・+12.8%
08G大阪・+9.8%
95名古屋・+7.8%
93横浜F・+5.6%
97鹿島・+3.7%
09G大阪・+2.0%
00鹿島・-1.1%
06浦和・-2.0%
01清水・-8.8%
07鹿島・-8.8%
03磐田・-10.0%
94平塚・-10.4%
04東京V・-13.9%
99名古屋・-14.4%
02京都・-25.5%
96V川崎・-36.2%
ご覧の散々ぶり。16クラブ中10クラブダウン(62.5%)ナビスコと比較すれば随分底辺太いし上が細い。二等辺三角形みたいなイメージ。
トップが翌年優勝する06浦和、3位浮上する08G大阪、お荷物を卒業する95名古屋がベスト3となるがお気づきのように変動数値は低い。
一方ワースト6が-10%越え。96ヴェルディは翌年低迷し、02京都、04ヴェルディに到っては降格。99名古屋、94平塚、02磐田はそれなりに失速したから-10%台。
全体的に天皇杯チャンピオンは翌年のリーグで苦戦しやすいのがわかる。
ナビスコが極端な話、急上昇するか急降下するか、なのに対し上昇はしにくく急降下しやすい傾向だ。
09G大阪は史上6クラブ目のプラスで終えたが変動数値はたったの2.0%、ジンクスなのかさらなるプラスなら優勝できたシーズン。
10鹿島、決勝は素晴らしかった。そりゃリーグ優勝しないよってわかる。まぁ来期はACLかリーグかどっちかに絞らないと無冠も有り得る。
ナビスコは予選リーグがあり極端だが、負けてもチャンピオンになるチャンスが多い(ホーム&アウェーもあるし)。したがってリーグ成績はあまり関係ないだろう。
上位の相手は代表やターンオーバーでメンバー落とすから倒しやすい。リーグで不甲斐ないチームもなんだかんだ勝てるからナビスコは戦いやすいのだろう。それでいて決勝もリーグの開催期間内。リーグでイマイチながらナビスコ制覇して翌年がた落ちしているクラブがここ6シーズンで4クラブワーストなのだから今のナビスコは争奪戦なわけか。
天皇杯は完全なトーナメントだし負ければそれまでよ、の緊張感がある。人間このような緊張感があると普段やらないことやれてしまったりする。元日まで勝ち進み、元日で勝つと長い休みに入る。この休みで変な自信とプライドが保たれ「オレらは強い」と過信しちまうパターンも珍しくない。ってヴェルディだけじゃないだろうし。
気持ち良く新年をスタートしながら翌年急降下するクラブが多いのは様々な要因が考えられるがヴェルディの過信は酷かったな…。
さて統合しよう。
01横浜FM・+27.8%(ナビスコ)
03浦和・+16.7%(ナビスコ)
96清水・+15.2%(ナビスコ)
05浦和・+12.8%(天皇杯)
08G大阪・+9.8%(天皇杯)
95名古屋・+7.8%(天皇杯)
93横浜F・+5.6%(天皇杯)
97鹿島・+3.7%(ナビスコ)
97鹿島・+3.7%(天皇杯)
09G大阪・+2.0%(天皇杯)
04FC東京・+0.5%(ナビスコ)
99柏・±0.0%(ナビスコ)
00鹿島・-1.1%(ナビスコ)
00鹿島・-1.1%(天皇杯)
94V川崎・-1.3%(ナビスコ)
06千葉・-1.9%(ナビスコ)
06浦和・-2.0%(天皇杯)
02鹿島・-5.6%(ナビスコ)
93V川崎・-7.3%(ナビスコ)
01清水・-8.8%(天皇杯)
07鹿島・-8.8%(天皇杯)
03磐田・-10.0%(天皇杯)
94平塚・-10.4%(天皇杯)
04東京V・-13.9%(天皇杯)
99名古屋・-14.4%(天皇杯)
05千葉・-14.7%(ナビスコ)
07G大阪・-16.7%(ナビスコ)
09FC東京・-16.7%(ナビスコ)
98磐田・-22.1%(ナビスコ)
08大分・-25.5%(ナビスコ)
02京都・-25.5%(天皇杯)
96V川崎・-36.2%(天皇杯)
こうみるとナビスコもなかなか急降下しやすいイメージになる。
結論。
10ナビスコチャンピオン 磐田
10天皇杯チャンピオン 鹿島
来期のリーグ戦は苦戦必至か。
Jリーグ開幕以後、95年にナビスコカップが未開催以外は毎年ナビスコカップ、天皇杯でチャンピオンは誕生している。その翌年、チャンピオンは大きく低迷し最悪の場合は降格してしまう不吉なジンクスがある。ヴェルディも過去にそのジンクスを継承してしまったわけだがどれだけあるのか?
ではJリーグ誕生以降のナビスコカップ、天皇杯のチャンピオンを振り返る。
ヤマザキナビスコカップ
92ヴェルディ川崎
93ヴェルディ川崎
94ヴェルディ川崎
96清水エスパルス
97鹿島アントラーズ
98ジュビロ磐田
99柏レイソル
00鹿島アントラーズ
01横浜Fマリノス
02鹿島アントラーズ
03浦和レッズ
04FC東京
05ジェフユナイテッド千葉
06ジェフユナイテッド千葉
07ガンバ大阪
08大分トリニータ
09FC東京
10ジュビロ磐田
天皇杯(年度であり決勝は翌年の元日)
93横浜フリューゲルス
94ベルマーレ平塚
95名古屋グランパスエイト
96ヴェルディ川崎
97鹿島アントラーズ
98横浜フリューゲルス
99名古屋グランパスエイト
00鹿島アントラーズ
01清水エスパルス
02京都パープルサンガ
03ジュビロ磐田
04東京ヴェルディ1969
05浦和レッズ
06浦和レッズ
07鹿島アントラーズ
08ガンバ大阪
09ガンバ大阪
10鹿島アントラーズ
ではリーグ成績でどれほど低迷するのか単純に勝ち点率の変動を調べよう。順位に関してはクラブ数が統一されないため変動は参考までとする。
なおリーグ成績で順位を掲載するため年間順位とは異なる(チャンピオンシップ優勝でも年間成績は1位ではないケースが多々ある)
また93年、94年は勝ち点制度がないため単純に勝ちに勝ち点3、負けに勝ち点0で換算、95年以後は当時の勝ち点制度をそのまま採用)
ナビスコカップチャンピオン(92年V川崎は比較対象リーグがないため割愛)
93V川崎
93年1位・勝ち点率77.8%
94年1位・勝ち点率70.5%
変動数値・-7.3%
94V川崎
94年1位・勝ち点率70.5%
95年1位・勝ち点率69.2%
変動数値・-1.3%
96清水
96年10位・勝ち点率41.1%
97年5位・勝ち点率56.3%
変動数値・+15.2%
97鹿島
97年1位・勝ち点率70.8%
98年2位・勝ち点率74.5%
変動数値・+3.7%
98磐田
98年1位・勝ち点率76.5%
99年6位・勝ち点率54.4%
変動数値・-22.1%
99柏
99年2位・勝ち点率64.4%
00年1位・勝ち点率64.4%
変動数値・±0.0%
00鹿島
00年3位・勝ち点率61.1%
01年2位・勝ち点率60.0%
変動数値・-1.1%
01横浜FM
01年13位・勝ち点率33.3%
02年2位・勝ち点率61.1%
変動数値・+27.8%
02鹿島
02年4位・勝ち点率58.9%
03年5位・勝ち点率53.3%
変動数値・-5.6%
03浦和
03年6位・勝ち点率52.2%
04年1位・勝ち点率68.9%
変動数値・+16.7%
04FC東京
04年8位・勝ち点率45.6%
05年10位・勝ち点率46.1%
変動数値・+0.5%
05千葉
05年4位・勝ち点率57.8%
06年11位・勝ち点率43.1%
変動数値・-14.7%
06千葉
06年11位・勝ち点率43.1%
07年13位・勝ち点率41.2%
変動数値・-1.9%
07G大阪
07年3位・勝ち点率65.7%
08年8位・勝ち点率49.0%
変動数値・-16.7%
08大分
08年4位・勝ち点率54.9%
09年17位・勝ち点率29.4%
変動数値・-25.5%
09FC東京
09年5位・勝ち点率52.0%
10年16位・勝ち点率35.3%
変動数値・-16.7%
10磐田
10年11位・勝ち点率43.1%
11年--位・勝ち点率--.-%
変動数値・+-.%
続いて天皇杯チャンピオン
93横浜F
93年6位・勝ち点率44.4%
94年7位・勝ち点率50.0%
変動数値・+5.6%
94平塚
94年5位・勝ち点率52.3%
95年11位・勝ち点率41.9%
変動数値・-10.4%
95名古屋
95年3位・勝ち点率62.2%
96年2位・勝ち点率70.0%
変動数値・+7.8%
96V川崎
96年7位・勝ち点率63.3%
97年15位・勝ち点率27.1%
変動数値・-36.2%
97鹿島
97年1位・勝ち点率70.8%
98年2位・勝ち点率74.5%
変動数値・+3.7%
98横浜F(事実上の消滅により比較対象リーグがないため割愛)
99名古屋
99年3位・勝ち点率60.0%
00年9位・勝ち点率45.6%
変動数値・-14.4%
00鹿島
00年3位・勝ち点率61.1%
01年2位・勝ち点率60.0%
変動数値・-1.1%
01清水
01年4位・勝ち点率54.4%
02年8位・勝ち点率45.6%
変動数値・-8.8%
02京都
02年5位・勝ち点率51.1%
03年16位・勝ち点率25.6%
変動数値・-25.5%
03磐田
03年2位・勝ち点率63.3%
04年5位・勝ち点率53.3%
変動数値・-10.0%
04東京V
04年9位・勝ち点率43.3%
05年17位・勝ち点率29.4%
変動数値・-13.9%
05浦和
05年2位・勝ち点率57.8%
06年1位・勝ち点率70.6%
変動数値・+12.8%
06浦和
06年1位・勝ち点率70.6%
07年2位・勝ち点率68.6%
変動数値・-2.0%
07鹿島
07年1位・勝ち点率70.6%
08年1位・勝ち点率61.8%
変動数値・-8.8%
08G大阪
08年8位・勝ち点率49.0%
09年3位・勝ち点率58.8%
変動数値・+9.8%
09G大阪
09年3位・勝ち点率58.8%
10年2位・勝ち点率60.8%
変動数値・+2.0%
10鹿島
10年4位・勝ち点率58.8%
11年--位・勝ち点率--.-%
変動数値・+-.%
ナビスコカップチャンピオン変動数値ランキング
01横浜FM・+27.8%
03浦和・+16.7%
96清水・+15.2%
97鹿島・+3.7%
04FC東京・+0.5%
99柏・±0.0%
00鹿島・-1.1%
94V川崎・-1.3%
06千葉・-1.9%
02鹿島・-5.6%
93V川崎・-7.3%
05千葉・-14.7%
07G大阪・-16.7%
09FC東京・-16.7%
98磐田・-22.1%
08大分・-25.5%
低迷したシーズンでナビスコを制覇すれば勢いよく翌年急上昇した事例は3つ。断トツトップの横浜FMだが残留争いするようなチームではなかったのだから不思議ではないか。浦和、清水も急成長途中であったからアップも納得出来る。。
逆に大きく低迷し降格した08大分そして09FC東京、一気に弱体化しながら年間優勝は成し遂げた98磐田、安定しないまま中位と上位をさ迷う07G大阪、オシムショックを受ける05千葉が急降下している。
全体的にナビスコチャンピオンは昇降は小さく急降下するのはごくわずかであるがワースト5に近年から4チームランキングするというナビスコチャンピオン特有のジンクスが生まれつつある。
2シーズン連続ナビスコ覇者の降格という嫌なジンクス、磐田は大丈夫なのか?
何となくボンキュッボンな感じがするナビスコである。
さて天皇杯を見てみよう。
天皇杯チャンピオン変動数値ランキング
05浦和・+12.8%
08G大阪・+9.8%
95名古屋・+7.8%
93横浜F・+5.6%
97鹿島・+3.7%
09G大阪・+2.0%
00鹿島・-1.1%
06浦和・-2.0%
01清水・-8.8%
07鹿島・-8.8%
03磐田・-10.0%
94平塚・-10.4%
04東京V・-13.9%
99名古屋・-14.4%
02京都・-25.5%
96V川崎・-36.2%
ご覧の散々ぶり。16クラブ中10クラブダウン(62.5%)ナビスコと比較すれば随分底辺太いし上が細い。二等辺三角形みたいなイメージ。
トップが翌年優勝する06浦和、3位浮上する08G大阪、お荷物を卒業する95名古屋がベスト3となるがお気づきのように変動数値は低い。
一方ワースト6が-10%越え。96ヴェルディは翌年低迷し、02京都、04ヴェルディに到っては降格。99名古屋、94平塚、02磐田はそれなりに失速したから-10%台。
全体的に天皇杯チャンピオンは翌年のリーグで苦戦しやすいのがわかる。
ナビスコが極端な話、急上昇するか急降下するか、なのに対し上昇はしにくく急降下しやすい傾向だ。
09G大阪は史上6クラブ目のプラスで終えたが変動数値はたったの2.0%、ジンクスなのかさらなるプラスなら優勝できたシーズン。
10鹿島、決勝は素晴らしかった。そりゃリーグ優勝しないよってわかる。まぁ来期はACLかリーグかどっちかに絞らないと無冠も有り得る。
ナビスコは予選リーグがあり極端だが、負けてもチャンピオンになるチャンスが多い(ホーム&アウェーもあるし)。したがってリーグ成績はあまり関係ないだろう。
上位の相手は代表やターンオーバーでメンバー落とすから倒しやすい。リーグで不甲斐ないチームもなんだかんだ勝てるからナビスコは戦いやすいのだろう。それでいて決勝もリーグの開催期間内。リーグでイマイチながらナビスコ制覇して翌年がた落ちしているクラブがここ6シーズンで4クラブワーストなのだから今のナビスコは争奪戦なわけか。
天皇杯は完全なトーナメントだし負ければそれまでよ、の緊張感がある。人間このような緊張感があると普段やらないことやれてしまったりする。元日まで勝ち進み、元日で勝つと長い休みに入る。この休みで変な自信とプライドが保たれ「オレらは強い」と過信しちまうパターンも珍しくない。ってヴェルディだけじゃないだろうし。
気持ち良く新年をスタートしながら翌年急降下するクラブが多いのは様々な要因が考えられるがヴェルディの過信は酷かったな…。
さて統合しよう。
01横浜FM・+27.8%(ナビスコ)
03浦和・+16.7%(ナビスコ)
96清水・+15.2%(ナビスコ)
05浦和・+12.8%(天皇杯)
08G大阪・+9.8%(天皇杯)
95名古屋・+7.8%(天皇杯)
93横浜F・+5.6%(天皇杯)
97鹿島・+3.7%(ナビスコ)
97鹿島・+3.7%(天皇杯)
09G大阪・+2.0%(天皇杯)
04FC東京・+0.5%(ナビスコ)
99柏・±0.0%(ナビスコ)
00鹿島・-1.1%(ナビスコ)
00鹿島・-1.1%(天皇杯)
94V川崎・-1.3%(ナビスコ)
06千葉・-1.9%(ナビスコ)
06浦和・-2.0%(天皇杯)
02鹿島・-5.6%(ナビスコ)
93V川崎・-7.3%(ナビスコ)
01清水・-8.8%(天皇杯)
07鹿島・-8.8%(天皇杯)
03磐田・-10.0%(天皇杯)
94平塚・-10.4%(天皇杯)
04東京V・-13.9%(天皇杯)
99名古屋・-14.4%(天皇杯)
05千葉・-14.7%(ナビスコ)
07G大阪・-16.7%(ナビスコ)
09FC東京・-16.7%(ナビスコ)
98磐田・-22.1%(ナビスコ)
08大分・-25.5%(ナビスコ)
02京都・-25.5%(天皇杯)
96V川崎・-36.2%(天皇杯)
こうみるとナビスコもなかなか急降下しやすいイメージになる。
結論。
10ナビスコチャンピオン 磐田
10天皇杯チャンピオン 鹿島
来期のリーグ戦は苦戦必至か。