チーフトレーナー前波です。
 
やったぜ!キプチョゲ!!
世界記録樹立!!
今日、ウィーンで大記録が樹立されました。
 
昨日、記事に書いた『INEOS1:59チャレンジ』において、ケニア出身のキプチョゲ選手が1時間59分40秒(非公認)でみごと2時間ギリを達成しました。この挑戦は、YouTubeでLIVE配信されており、私もスタートから応援していました。
 
世界記録樹立なるか!?不可能を可能にする戦いが始まる!

 

日本からは村山紘太選手がペーサーとして参加しました。

1万メートルの日本記録を持つ村山選手ですが、今回のペーサーは自身のレースとは一味違い、徹底した作戦を遂行することが任務です。

35人+補欠6人でフォーメーションを組みながら記録樹立を支えます。

 

 

 

村山選手が出てきました!

 

足元に見える緑色のレーザーは、先導する車が示すペースです。

このレーザーを目安にペーサーはコントロールしていきます。

 

 

 

 

 

終始9秒のアドバンテージを持ちながら走り、最後はペーサーがキプチョゲ選手を送り出すようにしてゴール!

 

ゴール後、キプチョゲ選手が家族と喜びを分かち合う姿から《ともに歩み、多くを犠牲にしてきた》事が伝わってきます。

そしてこのプロジェクトチームと喜び合う姿から、見ている私も喜びとともに安堵の気持ちになりました。
 
 
これまで人間の限界とされてい来たマラソン2時間ギリ。
誰もができないと言い続けてきたことを覆していく。
キプチョゲ選手はチャレンジ前にこのチャレンジを『人類初の月面着陸』に例えました。
 

この記録が1つのきっかけになります。

 

しかし、ジュニアアスリートのトレーニングコーチを務める立場から1つだけ心配な事があります。

キプチョゲが2時間きったことで、選手の強化方法やメンタルコントロールに変化が現れるでしょう。
いつの日か日本人ランナーがこの記録に到達する日も来るでしょう。
しかし、その機運が『子供の成長を無視した超早熟育成』に偏るのではないかと心配です。
 
コンディショニングトレーナー
前波卓也