プライム市場に残るための立会外分売に注目 | 21世紀投資

プライム市場に残るための立会外分売に注目

本日のアドバンスクリエイトとコーア商事の立会外分売は大量に頂けました。優待が魅力的なため余分な分は売った上で継続保有します。

 

https://www.advancecreate.co.jp/sites/advancecreate.co.jp/files/ir/20210316_2bunkatsu.pdf
アドバンスクリエイトは分割時の開示で優待拡充済みで安心感。

 

https://ssl4.eir-parts.net/doc/9273/tdnet/1946195/00.pdf
コーア商事は分割時に優待に言及無しだが記念優待を出してるくらいだから実質拡充で問題ない?


今日の2社はおそらくそうですが、プライム市場に残るためと思われる立会外分売が増えてきています(ほとんどは流通株式比率と流通株式時価総額を満たすためと推測されるので調べて下さい)。分売は一時的な需給の悪化だけで、業績と関係ないので美味しい場面がたくさんありそう。

 

ところで今月のザイの未来の高配当株という特集記事。
「5年後の高配当株を買おう」ってコンセプトはよいのだけど、過去の配当成長率を一律にあてはめているため、現実無視の酷すぎるランキングになっていると感じる。異常値を全然排除しきれていない。


もともと日本企業は配当性向が低かったため、配当性向を高めることと増益が合わさって直近の配当成長率は高くなりがち。ただ、配当性向40%や50%程度まできたら配当成長率は自然と下がって行くのが現実。

 

公式みたいなのに一律に当てはめるとおかしな数字が多数出るのはよくあることなので注意が必要。前提を分かった上で良いものを探すにはよいのかもしれないが、大衆記事としては有害にすら感じる。

 

 

 

2冊目の本を出版するにあたり別館にて詳細を書いていきます。
http://blog.livedoor.jp/vcom2/