こんにちは!風船使いたけむぅ~です。
今回はまじめに話します。
<オンライン上のコミュニケーションについての懸念と期待>
とタイトルをつけました。
ちょっと重たい内容なので、
難しい話が苦手な方はここで引き返してくださいね💛
新型コロナウィルスによるパニックが収まらない状況が続く中で
オンライン上でコミュニケーションをとることができるアプリケーションを使った
オンラインサロン、オンラインセミナーなどが急激に普及しつつあります。
かくいう私もZOOMというアプリケーションを使って
4月12日にバルーンアート大好きクラブのオンラインサロン
4月25日にうさむーおんらいんというオンラインセミナーを企画しています。
なぜ私がこんなにも早く動けたかというと、
以前からBPAのバルーン検定取得をオンラインで実施できないか?と考えていました。
経費を抑えないと検定で利益が出しづらいからということが理由だったのですが、
それでYOUTUBE配信などで、ちょっとずつゆるーくチャレンジしていたからです。
そして、コロナの影響で「近々やろう」が「今すぐやらなきゃ!」に変化し、
そこに協力者も現れる形になったのですぐさま行動できたというわけです。
私と同じような形で、今後オンラインセミナーや
サロン開催を検討するアーティストは少なくないと思います。
それはとってもいいことだと私はおもうのですが、
こういう新しいものが普及していくなかで、
絶対に今後起こるであろう懸念について
あえてこの場で触れておきたいと思います。
いったいそれは何だと思いますか?
僕はこうした大きな改変が起きたときに
一番の問題になるのは
コミュニケーション
だと考えています。
おそらく、新しいツールを基盤とした
コミュニケーションの問題が必ず今後起こる
というのが私の懸念です。
皆様、思い出してください。
急激にスマートフォンが普及して、
LINE、Facebook、Twitter、MIXIなどの、
これまで「オタク」扱いされていたインターネットは
もはや小学生までもが扱う代物になりました。
そして、
もちろん私たちの生活はとても便利になり豊かになりました。
しかし、その一方で起きたのは
「LINEによるいじめ」「SNS疲れ」
結婚報告をUPするだけで自慢だと周りから叩かれるという現象には
日本人が抱える心の闇の深さに驚愕せずにはいられませんでした。
これは、SNSの悪い側面です。
そして本日、とある岡山のバルーンパフォーマーが
FBでこんな記事を書いてSNSを去りました。
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SNSって
皆さんはなぜ始めたんですか?
(中略)
しかし、今のSNSは批判や噂
誹謗中手にデマ、フェイク
そして、真実を見極めようともせずに拡散
更には、誰があーだこーだを誰かに報告
(中略)
私が耐えられる世界ではなかったということ
PTSD再発寸前となってしまいましたので
Twitter、Facebookはしばらく閉鎖しようと思います
皆様お元気で
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非常に残念なことだとは思いますが、
しかし、このような形で
新しいコミュニケーションツールによる
コミュニケーションの問題が必ず起こる。
今は楽しいことが優先されていますが、
普及してそれが生活の一部となる中で必ず起こると考えています。
既存のツールですでに起こっていることが起きないわけがない。
例えば、
・録画機能がついているので、そうしたものを使ってプライベートな会話を暴露するというような人が現れる問題。
・ネットを介して出会いを呼びかけ、それに未成年が参加して性犯罪に巻き込まれる可能性。
・閉ざされたコミュニティーの中で一定の人を悪く言ったりするなどのいじめ・パワハラを行う問題。
また、ビジネス関連でいけば、
どこでも会議が行えるとなれば、企業はこれまでプライベートな時間として使っていた部分を
そのミーティングの時間として活用し、また行動を監視しようと考えるでしょう。
そうした問題が必ず絶対将来的に起こるはずなので、
それに対してどう対応すべきかは今から考えて対策をしておくべきかと思います。
テレワークなどが爆発的に普及したことで終息後も働き方が多様化することは確実です。
それに伴って、私たちはオンライン上での高度なコミュニケーションが求められ、さらに、管理職のマネージメント能力が求められるようになるでしょう。
また、働き方が多様化するようになれば
「個人の価値観」というものの重要性が高まり、
それによってコミュニティーが細分化し、
生活の多様化がますます加速します。
このように、一部のネットユーザーではなくて
社会全体がオンライン上のコミュニケーションを行えるようになることで、
プライベートにおけるコミュニケーションにも影響が出るようになります。
オンライン上でのコミュニケーションは、
・自分が好きな人とだけ繋がれば良い。
・自分が好きなタイミングで繋がれば良い。
・自分が好きな情報だけを取得すれば良い。
というのが特徴です。
多様化した価値観の中で、
プライベートではせめて
自分の価値観を最優先したい。
他人と関わりたくない。
プライベートでは好きなもの以外からは
全て耳を塞いでしまいたい。
そんな風に考えている、
いわゆる引きこもり系の人々が、
外界に出ずともオンラインで
全て解決するとなれば…
完全に自分たちの世界に引きこもってしまう。
そして、
人間関係の問題が生じたときの
問題解決能力が欠如した若者がどんどん増える。
自分達の都合のいい情報だけを拾い集めて
それを肯定し合うことを優先するためだけの
コミュニティができては消え…
ということが繰り返されて、
どんどん心が疲弊していくというような事が
起こってるくるんだろうなぁと思います。
実際、真実か嘘かなんてことは、
人間関係の上では
結構どうでもいい事だったりします。
こんな話があります↓↓
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<例え話>
私の元カノが私に二股されたと言いふらしているとします(笑)
そして、私を悪者にしてみんなが一致団結したとします…
勿論事実とは異なっていて、
そして新しい彼女との付き合った日を私は誰にも明かしていないとします(笑)
そしたら、私が本当に二股をしていたかどうかは、その人たちには絶対に証明できないハズです。
しかし、なぜだろうか?そのグループでは私が二股した事が事実として話が進んでいる。
それを理由に一致団結しているものだから、それが真実でなければみんなが困る。
それがたとえ、「こいつちょっとメンヘラだな」と感じてる相手でも・・・w
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いちいち真実を確かめるよりも
それをそのままにしておいた方が
自分達にとって都合の良い事はある。
オンラインってのはそうした事を
うやむやにできてしまい、
嫌ならばとっと逃げ出して次に行けば良い、
そういう世界なんです。
一つの現象に対して沢山の真実が
用意されているパラレルワールド。
インターネットが普及してから既に日本全体で行われてきた現象ですが、
私はこれがコロナの影響でもっと拡大することになると考えています。
このままオンライン上でのコミュニケーションが主流となれば、
そうしたいろんな小グループの派閥の中で
情報に振り回されて精神的に疲れてしまう
「オンライン疲れ」が
このままでは必ず増えていくと私は思います。
さてさて、これまでは懸念事項だけ書いてきましたが、
これはあくまでも今想定している懸念であって、
必ずしもこうなるということではありませんのでご安心を(笑)
実際、ZOOM等のアプリはかなり便利ですし、
いい風につかえば更に生活が豊かになることは間違いありません。
ですから、普及していく中で、
未成年に対する対策や、成功事例の共有などを図りながら
きちんと整備していけば、より便利になっていくはず。
結局は、何をするにしても、
使うのは人ということで、
しっかりと理解して、対策していけば
より良いものを生み出せるという事だと思います。
あえて私が懸念事項を書いたのは、
こうしたツールが普及することを批判しているというわけではなく、
どうせまた世間がそのうち騒ぎ出すであろう
新しいものに対するネガティブ情報を予測し
では、いったい私たちは何をするべきなのか???
ということを考えたいという想いからです。
今世の中が不安で満たされている時、
オンラインミーティングアプリのかげで心がかなり癒されました。
こうした良い側面がどんどん広がって
世の中が明るくなっていくことを心から期待しています💛