こんにちな

風船使いたけむぅー🎈です。
Facebookで少しだけ書いた内容ですが
それなりに反響がありましたので
こちらにも掲載したいと思います



以前、
という記事を書き、
沢山の方から共感を頂きました



今回も基本的には、
バルーンアートを仕事にする。
副業だろうが有償ボランティアだろうが1円でもお金を頂く。
という事のある方に向けた記事となります。
その点を承知の上でご覧ください。
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■何を売る商売なのか
バルーンアーティスト人の方がたまに、
「バルーンなんて所詮この世になくても誰も困らないものだから安く見られてしまう。」
なんて事を言うわけなんですけど、
根本的にわかってないなぁ
と、思うわけです。
結論を言えば、
答えは単純にこうです。
「世の中にたった一人でも、風船を見て楽しい気持ちになれる人がいるならば、それは世の中にとって必要で、自分たちはその力を誰よりも信じなければならない。」
なぜならば、私達が売るものの価値は、
作品やパフォーマンスの質にあるのではなく
相手の心の中にあるからです。
その価値を自分自身が見えていなければ、
一体何をお客様に売り込むのでしょうか



と、私は不思議に思ってしまいます。
というわけで今回は、
バルーンアーティストとして、
お金を頂く立場として、
いったい何を大切にすればよいのか

そうした事を書いていきたいと思います。
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■大きく言えば価値観を誰よりも大切にする仕事
昔、とあるパフォーマーに、
「どんな凄いパフォーマンスをしようが、どんな凄い作品を作ろうが僕らができるのはたった一つ。見る人の背中をほんの少しだけ押すこと。それしかできない。」
と、言ったことがあります。続けて、
「ただ、その可能性は無限大なんだ。」
と言いました。
そもそも論なんですけど、
私たちは物を売る商売ではありません。
「価値観」を大切にする商売なのです。
ですから極端に言うと0か100かです。
例えば、
「バルーンなんて所詮無くなってしまう。」
と、思う人もいれば、
「一瞬の華やかさと、
いつか萎んでしまう儚さが良い。」
という人もいます。
興味のある人は興味があるし、
全く興味のない人は興味がない。
そういうものです。
ですから、
基本的に我々のやるべきことは、
前者に立ち向かうのではなく、
後者のニーズに最大限応えること。
後者の価値観を大切にして、
そのために全力を尽くすことが大切です。
その上で現場のニ状況に応じて、
様々と対応していくバランス感覚が重要です。
例えば、
最もやってはいけないことは、
展示期間を間延びさせ、
ボンドを入れた風船を長期間、
粉塵が多く人の手の届く空間に放置して
劣化しゴム臭い色褪せた作品を公衆の場に展示し続けることです。
お客様が持ち帰った風船を大切に棚に飾り、少しずつしぼんでく様を楽しんで頂くことはワケが違います。
通りすがりの一瞬で見た人からすれば
「バルーンアートはこういうもの」
というイメージを持たれかねません。
ですから、基本的には定期的にメンテナンスをする必要があり、それは作品を展示した側のマナーみたいなもの。お金を頂くとか頂かないとかそういう次元の話ではなく、風船を大好きでいて欲しいならやるべき事だと私は考えています。
単なる無責任な見せびらかし
に、ならいように注意が必要です。
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■プロがやるべきこと
さて、話はそれましたが、
我々プロがすべき事は何かと言うと
先に述べたような無茶をすることではなく、
風船の魅力とその効果を明確に言葉で伝え、
その効果を最大限に使うためには、一体どうすれば良いのかをクライエントに明確に提案する事です。
そして、
そのためにやるべきことは
自分がどんな世界を表現したいのか、
映像で写真で実績として先に示すこと。
さらに、
これをやるためにどうしたら良いのか、
どんなリスクがあり、どんな対策をとるのか
5W2Hでわかりやすく積極的に伝えることです。
※聞かれるまでほっといたらダメですw
そして、なによりも、
お客さんと喜びを共感することが大切です。
そのためにあらゆる手段を尽くす。
それが営業です。
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■バルーンアートは高いのか?
バルーンは直接社会に必要とされるかどうかは、
わかりませんけれど、少なくとも間接的には絶対になくてはならないものです。
ただ、お金を払ってとなると、それは万人にとってではなく限られた人にとってという風な要素が強いのではないでしょうか?
例えば…
・子どもを沢山相手にしてる人。
・イベントなどを定期的に行なっている人。
・家族連れに来て楽しんで欲しい人。
・アートで新しいものを表現したい人。
・楽しい雰囲気の空間を作りたい人。
・人とは違う贈り物をしてみたい人。
などなどです。
つまり、
誰かを喜ばせたり驚かせたい人です。
ですから、結論としては、
感じ方は人それぞれではないでしょうか

そこにお金を使っていいものを提供したいという人とだけ繋がっていけば、いずれ安くみられる事は無くなります。
安くしか売れないと悩んでる人さんは、
価値がないと落胆する前に
そいう人達に対して、
先ず自分から一体何を提供できてますか?
明確なメリットを確信持って伝えられますか

誰かを驚かせたい人に、
既存の見慣れた作品を提供してませんか

恐らく、安くしか売れないと悩んでる人は、
そのへんがふわっとしてるハズです。
※もしくはマニアっく過ぎて意味がわからんかw
とにかく、すごいから!とか、
世界チャンピオンだから!とか、
とか、そういうふわっとした理由で
人はお金を支払いません。
過去の実績を元に業界が勝手にそういう相場を作ってるので何とかなってるだけです。
では、その過去の実績とは何か?
「沢山の人々を笑顔にして来たという実績が、
さまざまな効果を産みメリットをもたらした。」
それに、他なりません。
それを私ができるということを
具体的に示せば必ず仕事はやってきますし、
タダでやってくれとか、
安くやってくれとか言われる事は無くなります。
価値には対価を。
当たり前の事を当たり前に示すだけ。
バルーンアートが高いか安いかは、
結局、人によって変わります。
ちなみに、
私はお客さまにいつも「安い」と言われます。
しかし、私はそんな事は思ってないので
とても良い関係だなぁといつも感じています。
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■まとめ
価値がないという人の耳に声を傾けていたら
そういう人たちが沢山寄ってきます。
キリがないので私はブランディングで全てを解決しました。
簡潔にいうと自分は他には出来ない事ができ、社会貢献に力を入れているプロであるというブランディングです。
裏を返せば、タダでやって欲しいという人が寄ってくるということはブランディングができてないんだなと反省するばかりで、そういう方には丁寧に説明します。
※相手にしてるんだから声かけられて当然w
最終的に高いという人は
一切相手にしないのがベストです。
だってそうでしょ?
なん10年かけてようやくたどり着いた誰にも真似できない技術を買い叩こうとする人なんて好きになれないよね 笑
それがわたしの価値観。
自分は自分の価値観を大切にしながら
共感できるお客様に最大限のパフォーマンスを。
バルーンというモノを売るのではなく
バルーンの中に人の夢(価値観)をのせて売る。
それが、真のプロのバルーンアーティストだと
わたしは思ってますよ



合わない価値観にとらわれ過ぎず、
自身のビジネスモデルをしっかりと見つめなおしてくだされ。
たけむーでした!