サモア島の歌をアコーディオンで
おはようございます。
朝早くからクマゼミの鳴き声が北からの音が左耳、南からの音は右耳という2ch-STEREOで聴いています。
今の時点(この文は6:30ごろに書いている)では、まだそこまで気温は高くないので蝉しぐれを「楽しむ」ことができています。
今日は明後日のBellows Boot Campに備えて、ピアノの練習をしたり、自分のライフワーク(動画撮影)のためにアコーディオンを練習したりの一日。
そして恒例のアコーディオンの演奏、今日は新規動画の投稿日。
7月はV-Accordion FR-1Xで夏っぽい曲を弾いてみてますが、今日はリクエストをいただいていた「サモア島の歌」の動画をご覧ください。
「サモア島の歌」はサモア島由来のポリネシア民謡ということで、メロディーは既にPD(Public Domain)となっていますが、小林幹治さんによる日本語の歌詞は現在も著作権の保護期間です。
こうなった場合、メロディーに対する著作権の使用料は発生しませんが、日本語の歌詞で歌う場合には、当然ながら著作権の使用料が発生します。
このようにメロディーと歌詞の著作権保護期間に違いが出てしまっている作品は、この曲のように海外由来のメロディーに日本語の歌詞をつけた場合や、訳詞をしている場合に非常に多くなる現象です。
先日ある人から作者の没後~年で著作権保護期間を決めるやり方がおかしいとか、作詞と作曲で権利保護期間が異なるのはおかしいという指摘を受けました。
この「サモア島の歌」を例にとって、あと少しだけ想像を深めていただければご理解いただける範囲の話しだと思います。
また、JASRACの広報が下手だとか、広報のやり方が悪いと言われたら確かにそうかもしれませんが、それ以前に正しく理解していない人が勝手なことを言っているのが最も悪いのです。
まずはデマを言い広めるのをやめてくれ!と、もし広報が必要とされるのであれば、この一言でしょう。
そもそもJASRACは広報が必要な業態ではありません。
自作曲が広く使われるべく広報を必要とするのは作詞作曲家、音楽出版社自身です。
著作者自身(所属事務所等も含む)で自作曲を広く知らしめる努力をしない限りは、例えJASRACが広報を上手くやったところで、著作者の収入が増えるわけがありません。
逆にJASRACが独自の広報にお金をかけすぎると、著作者達の印税を浪費し、著作者達の収入を減らしてしまうという現実にお気づきになりませんか?
その考え、矛盾だらけなんですよ。
JASRACの仕事に対し、なぜ疑問を感じたり苦言を呈する必要があるのか、今回紹介した例の場合に「誰がどうするのか?」「誰がどう思うのか?」という簡単な部分に全く想像が及んでいないことが原因です。
「著作権」や「JASRAC」と聞くだけで身構えてしまい、無条件で拒絶反応を発症してしまう人も多いですよね。
ホントは理由なんて正確に分かってないし、ましてや身近に著作権やJASRACに関わりを持っているような人が一人も居ないのに、JASRACと聞くだけで「悪の組織」のように思い込んでしまっている人が後を絶ちません。
難癖付ける前に、いろんな立場を想像してみてからにして欲しいものです。
著作権に無関係な皆さんによる、その場の思い付きによる感情、そして指摘、提案される内容は、実はそれら全てが既に検討済みであり、時代に合わないものや利用者、権利者のどちらかにアンバランスな損得が発生してしまったようなものは、検討~実践後に既に廃止されているものが多々あります。
ハッキリ言いますが、皆さんが提案する素人意見こそが時代遅れであり、そしてバランスを欠いた浅い考えなのです。
実際に世界の動きや時代の流れに上手く合わせていかないと、困ったり損をしてしまうのは著作者自身であり、それを日ごろから肌身で痛感していますので、この件は当事者である著作者の感情と考えをを優先させてください。
そもそもJASRACは著作者達が作った組織ですし、今も理事の半数以上が作詞家、作曲家、音楽出版社の著作権当事者です。
著作者以外には法的な有識者と実務経験者がJASRAC理事会のメンバーです。
現会長は現役作詞家で、日本だけではなくアジアでも広く歌い親しまれている超有名曲「北国の春」の作詞者、ちなみに前会長はピンクレディーの大ヒット曲を連発させていた作曲家。
自分たちの財産をどう扱っていくべきなのか?ということは、当事者である著作者自身の気持ちを尊重しながら、音楽利用者の利便性を高めるべく工夫、そして時代の流れと世界の動きを注視して常日頃から考え続けています。
こんな風に言うと「素人は黙っていろと言うのか!」と必ず逆ギレされてしまいますが、その通りなんですよ。早く目を覚ましてくださいね。
本気でJASRACを変えたいと思うのなら、まずはアナタ自身が著作者=当事者となり、そしてJASRACと信託契約を結び、作品を独り立ちさせ、できるだけ多くの第三者に利用される実績を積み重ねて正会員資格を得る必要があります。
その後、正会員として承認されれば理事にも立候補することが出来ますから、JASRACを本気で動かしてみようと思うのなら、理事会に出て言いたいことを言えばいい。
これが民主主義ですよ。
僕ら著作者は僕ら自身の将来のために考え、それを実現していくために、正会員として自らの一歩を踏み出しているのです。
思いついたことを口先で言っているだけではなく、実際に努力をしているのです。
そもそもアナタ方は僕らの意見を支持するどころか、尊重もしてくれていませんよね?
日ごろから非難ばかりして足を引っ張ったり、邪魔ばかりして、ぜんぜん応援してくれてないじゃないですか。
僕らは、そんなアナタ方を納得させるために正会員になったのではありません。
それにアナタ方が振りかざしているのは偽りの正義でであり、その偽りの正義により、著作者達は実際に迷惑しているのです。
◆あさって7月21日(土)は、いよいよBellows Boot Camp@大阪・蛍池ありすキッチンれすとらんです。
会場付近の地図を作りました!
開場19:00/開演19:30/料金¥1.500(ドリンク1杯付き)
今回は特に予約制とはしていませんが、間もなく満席Sold Outとなる可能性もありますので、絶対に行くぞ!という方がいらっしゃいましたら、bbc2018@accordion.jp(今回のイベント専用アドレス)までお早めにご一報くださいませ。
このブログで紹介しているようなアコーディオンの演奏動画を見て、いいなあと思っていただけましたら、是非とも長坂憲道のアコーディオン演奏動画チャンネル←クリックすると簡単に登録できますので、皆さん何卒よろしくお願いいたします。
「この曲をアコーディオンで聴きたいな!」と思いつき次第、コメント欄にて気軽にリクエストしてくださいね。
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