『JASRAC信託者じゃない著作者の場合』

おはようございます。

火曜日、今日も1時間目から6時間目までの授業担当。

先週は地震による学校施設被災のため月・火・水と臨時休校でしたので、休んだ分の退行を考えると・・・考えても仕方ない。

昨日は6月25日、ということは年に4回ある音楽著作物の利用料「いわゆる印税」の分配日でした。

こうしてとても長い明細書類、幅はA3サイズ×20ページ分ほどのものがAサイズに折りたたまれ、薄緑色の封筒に送られてきます。

この写真は今までに何度となくご覧になってることと思います。

僕はテレビやラジオでの放送利用が多く、その次は「インタラクティブ配信」と呼ばれる項目で、iTunesやApple Music AWA、Spotify、LINE MUSIC、Amazon MP3・・・いろんなデジタル音楽配信、楽譜出版、通信カラオケ、そしてYouTube動画などで第三者に利用されています。

その中でインタラクティブ配信が、ありがたいことに沢山ダウンロードやストリーミングで試聴いただいているという報告も載せられるので、こんなに情報量が多くなっちゃうわけです。

デジタル配信が一般的になってきているので、この一年で聴いていただいている数は何倍にも増えているという実感が、この明細書を見ていると手に取るようにわかるのですが、なにせ単価が低いので、決して大儲けというわけではない。

JASRAC信託者じゃない著作者の場合

今回は「通信カラオケ利用」に載っていた項目に注目を。

6項目記載されているうちの上から4番目「我ら円卓の騎士」というのは、昨年に「オリゴ党」という劇団での公演用に僕が書きおろしたサブテーマ曲。

実は通信カラオケにも入っています。

ここで画像右寄りに記載されている「取り分率」を見てください。

「我ら円卓の騎士」以外は「長坂憲道が12分の12の取り分率」となっていますが、「我ら円卓の騎士」は「長坂憲道は6分の6の取り分率」となっています。

なぜ分母が12なのか？は省略します。またそれを紹介できる例が手元にある時にでも改めて。

また、一般的な数学の分数計算とは意味が違いますので、約分・通分の概念を当てはめて12分の12も6分の6も同じ「1」じゃないか、なんてツッコミもナシでお願いします。

これは何を意味しているのか？

「我ら円卓の騎士」作詞を担当した岩橋貞典さん（オリゴ党の脚本・演出家）はJASRAC信託の作詞家ではありません。

そういう場合は楽曲利用者（この場合は通信カラオケ会社）が支払う利用料が半額なのです。

なので分母が12ではなく6なのです。

ちなみに作詞者、作曲者共にJASRACの信託者である場合は、ここでの取り分率は「作詞者12分の6」「作曲者12分の6」と掲載されます。

JASRAC信託ではない著作者の分までお金を取ってしまうなんていうデマも後を絶ちませんが、この明細書類にてそんな事実は一切無いことを証明しておきましょう。

昨日、日本全国の著作者約1万8千人の手元に同様の書類が届いていると思いますが、これと同じような状況が記載され、それを同様に証明できる人も何千人といることでしょう。

このような根拠を示していないようなネット上の怪情報は、一切信じる必要はありません。明らかにデマですからね。

ということで、今日はオリゴ党の「我ら円卓の騎士」を紹介しましょう。

この楽曲はアコーディオンとは全く無縁ですが、全楽器の演奏が長坂憲道です。

そして僕一人でメインボーカルとコーラスをやっています。

皆さんも「我ら円卓の騎士」を覚えて、是非カラオケで歌ってみてください！

力強く勇ましい雰囲気でワン・コーラスだけでサッと終わる曲ですから、会の締めくくりにカラオケお開きエンディング・テーマとしていかがでしょう？

この曲が入ってるはJOYSOUNDだったと思います。

このブログで紹介しているようなアコーディオンの演奏動画を見て、いいなあと思っていただけましたら、是非とも長坂憲道のアコーディオン演奏動画チャンネル←クリックすると簡単に登録できますので、皆さん何卒よろしくお願いいたします。

「この曲をアコーディオンで聴きたい」と思いつき次第、コメント欄にて気軽にリクエストしてくださいね。
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昨日2人増えたのかな？

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