私という字をあたしと読みたい、とろけるです。
いまから25-30年くらい前まで、私は行政書士を目指していた。特別優秀だったわけではない。目指していただけ。
今でも、本屋さんで行政書士試験の問題を見ると、心が揺さぶられる。
若かった頃、自分の心の支えは、学業の成績が良いと言うことだけだった。と言っても校内で上の下から、中の上の間。
家庭の事情で大学に通うことが困難だとわかったとき絶望し、黒い感情に支配された。
なんとなく自分には法律家が向いていそうな気がしていた。その中で一番簡単そうだったのが行政書士だった。
簡単そうと言っても、合格率は当時10%前後。実際は簡単ではない。法律系の資格としては取りやすいと言われていただけ。
その資格があれば学歴を補えると思っていた。