私は田舎の小さな歯科に勤めているのだが、


先日、院長の奥さんと話をした。 

息子の受験の事をいろいろと、奥さんに愚痴ってしまった。


院長のところは男の子2人で、もうそれぞれ家庭を持ってる歳なのだが、


次男の受験の時は、不合格続きで本当にしんどかったとのこと。


浪人覚悟で予備校探しをする直前で、

もう本当ギリギリで私大が通ったらしい。


浪人生なんだから、安全圏狙って受験してくれればいいのに、国立ギリギリのところを受けるんだからムカムカ


と言ったら、奥さん


男の子はね、勝負に出るものなの。

これね、受験だけじゃなくて、人生の要所要所で勝負をかけることが多々あるの。

親から見て、どー見ても勝ち目なくても突っ込むものだし、

止めとけ言っても、周りの言う事は聞かない。

男の子が勝負に出た時は、親はただ見守るしかないし、

親の言う事を聞いて勝負に出ない男の子は、男じゃない。

今回、勝負に出た息子くんは男らしいじゃない、カッコいいよ。


と。


勝負に出て、負けて泣いてるけど。

いつまでもウジウジしてるけど。

腐って過ごしてるけど。


彼にしたら、

中学受験で第一希望通らず挫折

不登校になって挫折

大学受験失敗して挫折


こうして見ると、結構苦労してんな。


人生の要所要所で勝負に出るのは構わない。


ただ

2浪して、来年も勝負する

というのは、許さん。


国立後期もダメなら、大人しく受かった私立に行け…である。