息子の学校は、9月1日から新学期です。
まぁ、実質9〜12月までしか学校ないもんねぇ
いや、年が明けても学校は行くよ
なんで?授業ないやん
みんなと会えるのも、残り少なくなるから
…不登校時代には、考えられない言葉です。
学校は遠くて通学は面倒ですが、
学校自体は嫌いではないみたいです。…と思うのですが…
先日、娘(中3)のオープンキャンパス&学校説明会に行ってきました。
娘にとっては、初めて「高校」というのに触れました。
生き生きと部活をしてる高校生を見て、
高校生楽しそう〜と。
でも私は、ふと思いました。
不登校の子は、こういう全日制の高校のオープンキャンパスに行けないのかな…
と。
娘の友達は、
担任の先生に不登校で内申点がないから、高校受験はまともにできません。名前を書けば入れる高校しかないです
と言われたそうで、
不登校になって「内申点」がつかないと、
みんなと同じ…というルートがなくなってしまう。(…ように感じます、うちの県では)
不登校でも、
みんなと同じルートで歩みたい…と思っている子は、絶対いる。
息子もそうでした。
中学は不登校でも、高校は全日制で周りと同じように過ごしたい…と。
幸い、うちは内部進学ができたのでそのまま上がることが出来ましたが、
公立では「内申点」がないから、
希望の高校に進学するのは難しい。
学力があっても、内申点がないから希望の進学校は受けられない。
フリースクール、通信制、定時制が合うような子は、そちらの学校に行けばいいですが、
例えば、イジメで不登校になってしまって、
加害者の子は何食わぬ顔で進学校に決めたけど、被害者の子は「内申点がつかない」で、
学力があるのに、底辺校に行くしかなかった…って話も、よく聞きます。
どのような道を歩んでも、最終的には自立をしてくれればいいのですが、
出席日数で歩みたい道を断たれるってのは、
本来は、あってはならないことだと思うんですね。
息子の学校は、出席日数がなくても、高校に上げてくれました。
周りの大反対を押しきって、そのまま高等部に行きました。
意地と根性で卒業まであと半年のところまできましたが、
息子は、不登校の中でも、運がよかったのかもしれません。
普通、中高一貫では、出席がなかったら内部進学は出来ないところが多いので。