一口に、不登校の子は様々ではあります。
完全に自室にに閉じ籠り、姿を見せない子。
学校に行かないだけで、生活は変わらない子。
暴力、暴言、自傷行為が出ちゃってる子。
…本当に本当に、いろいろです。
その中で、不登校の子の、多くのお母さんが
・子供がお風呂に入らない
・子供が美容院を拒否するので、髪の毛がボサボサ
・子供が歯を磨かない
で、「どうしたもんか…」と、悩んでいることと思います。
私も、上記は「どうしたもんか…」と、結構悩みました。
ただ、美容院に関しては、息子は美容院を拒否することがなかったので、頭がボサボサってことは回避できました。
お風呂と歯磨き…この２つは、本当に悩みました。
ただ、不登校の子は、心身共に疲れきって、
お風呂に入ったり、歯を磨く「気力」がないのです。
私も、本当に疲れきってしまった時、
台所の片付けもせず寝落ちしてしまい→気がついて「あ〜台所片付けて、化粧落としてお風呂入って、歯を磨いてベッドに行かなきゃ…」と思うのですが、
体がどーしても動かず、そのまま朝まで寝てしまう…
…ということが、時々あります。
形は違えど、不登校の子も、こんな感じかと。
このような時に、「風呂に入れ」だの「歯を磨け」など言われても、
疲れて「動く気力」がない。
我が家の息子も、１ヶ月近く風呂に入らない、歯を磨かない…がありまして、
本当「どーしたら風呂に入ってくれる？どーしたら歯を磨いてくれる？」と、頭抱えてました。
特に、私の職業柄(歯科衛生士なので)歯を磨かないってのが、悩みの種でした。
言っても言っても、絶対磨かない。
「それなら、お母さんが磨いてあげるから。あんたは、口を開けてるだけでいいから。」
と言っても拒絶。
学校行かなくてもいい。
風呂に入らなくてもいい。
とにかく、毎日歯を磨いてくれ
冗談抜きで、上記は本気で思ってました。
学校に行かなくなり始めた当初は、
本人はちょっと休んだら行くつもりでいました。
その頃は、お風呂に入り歯を磨いて…という生活習慣は、まだ継続してました。
ですが、次第に「もう、どう頑張っても学校には行けない」と悟ってから、
自暴自棄になりました。
その頃から、お風呂に入らない、歯を磨かない…という生活になり、
その頃から、私は【歯を磨かない】という現実にぶち当たるのです。
【続く】