私達が思っている「過保護」は、実は「過干渉」らしいです。
「過保護に育てたら、子供はダメになる」と言いますが、
これは実際は「過干渉に育ててるから、子供がダメになる」みたいです。

子供が失敗しないように、
子供が困らないように、
子供が泣かないように、
全部親が先回りをしてお膳立てをして、

また、
子供が失敗しないように、
子供が困らないように、
子供が泣かないように、
全部親がレールを敷いて、そのレールを親が歩かせる

これらは、一見「過保護」に見えますが、
実際は「過干渉」らしいです。

子供が生まれた時から、
子供の前には、沢山の蕀と砂利がある、凸凹の道があります。
小さな子供は、1人では歩いていけません。
大人の力を必要とします。
一生懸命歩こうとしても、大人(親)は、何も力を貸してくれません。
無視、放置、あるいは、大人の都合で殴る蹴るをする。
これは、「虐待」

大人は力を貸してくれます。
けど、子供が進む前に、全部蕀や砂利をキレイに取り除き、「はい、こっちを歩きなさい。」「はい、ここは気をつけて歩きなさい。」などと指図をする。
一見「過保護」に見えますが、実は、これは「過干渉」

子供の進むペースに大人が合わせ、
子供の意見を聞き、考えながら一緒に蕀や砂利を取り除き、
子供がその道のどこを歩こうが、親は信じて見守る。
その道を歩いている時に、子供が助けを求めたり、何かしら要求があったら、親は充分に叶えてあげる。
これが「過保護」。

親が「過保護」だったら、子供は安心します。
途中、蕀や砂利に躓いても、親がそばにいてくれます。助けて欲しい時は助けてくれ、自分で起き上がれそうな時は、黙って見守ってくれます。
途中、辛くて苦しい時は、親が抱きしめてくれます。
いつも一緒に、自分のペースで歩いてくれます。
決して、自分に指図はしません。
親がこのようにしてくれたら、子供の自立はものすごく早いんだそうです。

実際、真の過保護をされてるお母さんは、なかなかいないと思いますが…