幼少期、同じ敷地に4世代と同居していた私は
明治生まれの曾祖母に世話をされて育ちました。
戦後に入ってきたアメリカ文化と大量消費に洗脳された両親とは
まったく種類の違う日本人が同じ敷地に居ました。
大正生まれの祖父母と明治生まれの曾祖母は同じような感じでしたので
彼らがオリジナルの日本人に近いのかも知れないと思います。
曾祖母はトウモロコシの季節になると人形を作ってくれました。
人は死ぬということを知らなかったので
また今度作り方を教えてもらえばいいやと先送りにして・・・
作り方を知らないままになってしまいました。
いつもトウモロコシがスーパーに並ぶと
曾祖母の人形を思い出すのですが
ネットで検索しても曾祖母が作っていた人形の作り方が分からない(T_T)
曾祖母はトウモロコシのひげを櫛を使って日本髪に結って
きれいな千代紙で着物を着せました。
ネットだと皮で日本髪と着物まで作るやり方は出てくるんですが
私が知りたいのは曾祖母の作り方でして・・・
ひいおばあちゃんはどうやったんだろう?と
髪の毛をつけてみましたが・・・
ドレッドヘアが出来上がりました(^O^;)
くじけたので、あの世に帰ったら聞くことにします。
または、お盆に曾祖母が夢に出てきてレクチャーするのを期待します。
こういう何気ない過去の日常の記憶が強烈にあがってくるって
年をとったせいか認知症の初期段階か・・・
などと思ってしまう今日この頃です(^-^;)
すっかりニラのように成長した植木ポコちゃんに
面倒を見てもらうことにしました。