人生の階段を降りていく | アダルトチルドレン時々日記

アダルトチルドレン時々日記

機能不全の家族の中で育ち、その後遺症を人生上に色濃く残し、一般常識とまともな生活を知らず、悲観的なことを言いつつ能天気な性格でふらふら気ままに流転の人生を送っております。魂の病気と共存し狂気と正気を往ったり来たりする日常を徒然なるままに書き綴ります。

この映像は4日前。外で聞こえる沢山の鳥のおしゃべりに応えているようです。
いつものフレーズ以外に鳥の声真似をしているみたいです。こんなに元気なのに・・・

今日はイカルのカルちゃん(輸入個体・16歳以上)の動脈硬化が分かってから2週間目の診察でした。
先週体重をはかったら、病院の時より2g落ちていたので調子いいぞと喜んでいたら
本日、あり得ない程体重が増加していた。

ついに腹水が溜まったかと思いきや、腹水ではなかった。獣医もおかしいと首をひねり・・・
餌も普通に食べているので(これだけが救い)、いつもの食欲からどうしてこんなに一気に
体重が増加するのか分からなかった。

そしてついに利尿剤が処方された。
低用量だと言っていたが、薬が増えることは決していいことではない。
どうやってポジティブに捉えたらいいのか分からないまま、ショックで朦朧としながら帰宅。

10年経つが、うずらのピヨがあの世へ戻る1年前から薬と通院の回数が増えたことを思い出した。


どうやら、カルも・・・そろそろ人生の階段をゆっくり降りはじめたようだ。


極論を言ってしまえば、我々だって、生まれた直後から死に向かって生きるようなもんだし
命あるものの死亡率は100%なんだし・・・
でもそれがようやく自他共にに実感として分かってくるのが老齢になってからなのだろう。
今のカルのように。

今日は病院が混んでおり、診察室から聞こえてくる鳥の叫び声や
待合室で緊張から喋りまくってしまう飼い主のくだらないお喋りに神経質に反応して
呼吸が早く苦しそうだったので、カルを連れて外で待っていた。

「カルちゃん、大丈夫だからね~。もうすぐ帰るからね~。ちょっと待っててね~。」
血圧降下剤でショックを受けていたのに、まだ2週間しか経っていないのに利尿剤の追加で
私が一番動揺しているんだから、こちらの波動を察知してカルも騒いでいたのだろう。

やっとこさ帰宅して、カルをカゴに戻すも、苦しげな呼吸は治まらない。
このまま悪化しないで欲しいと願いつつ、いきなり大掃除をはじめた。

今の私に何が出来るのか・・・
カルの生活環境をとにかくきれいに保つこと
朝、暑くならないうちに自然の日光浴をさせること
日中の温度管理

あと・・・何が出来るのさ! 祈ること・・・あぁ、そう、それだけなんだよ・・・

口呼吸がやっと落ち着き、止まり木にうずくまっているカルの傍で窓を拭きながら
泣きそうになるのをグッとこらえ・・・今、泣くと悲しみの波動が伝わるから
今は楽しく窓を拭かないと!なんて言い聞かせ、本当は不安に潰されそうになりながら
窓を拭いてきれいになれば、カルも私も運気が上がるなんてバカみたいに信じながら
じっとしていると不安に押し潰されるもんで、一心不乱に掃除した。

本当はカルがどうにかなるんじゃなかと、怖くて怖くて大泣きしたいんだけど・・・
泣いたら、それを認めることになるから、私は不安と闘うんだ!と踏ん張っている。

そう、踏ん張っているだけで・・・今すぐにでも涙が溢れてくるし
泣きそうになってはこらえ、また涙がこぼれそうになってはこらえして・・・
キーボードを叩いている。

絶対泣かないよ!まだ泣かないのだ!!
この子が頑張ってるんだから、あたしが泣いてどーする!!
泣く暇があったら祈るでしょ。

そう、祈ろう。
静かな夜に天に祈ろう。。。

カルちゃん・・・
寝ている今は
神様のゆりかごの中で
楽しい夢を見てください
明日は優しい朝日を浴びようね
また沢山の鳥さんたちのおしゃべりを聞こうね
カルちゃん・・・
明日までゆっくりおやすみ

最近、カルに隣の家の庭の木を見せるようになった。
「カルちゃんのお山にも木が沢山あったでしょ~。木はきれいだね~。風が気持ちいいね~。」
などと言って。 カルは木々を見て山を思い出しているのかなぁ?