トラウマ治療日記 | アダルトチルドレン時々日記

アダルトチルドレン時々日記

機能不全の家族の中で育ち、その後遺症を人生上に色濃く残し、一般常識とまともな生活を知らず、悲観的なことを言いつつ能天気な性格でふらふら気ままに流転の人生を送っております。魂の病気と共存し狂気と正気を往ったり来たりする日常を徒然なるままに書き綴ります。

治療を始めたばかりなんですけど、その中で私に少しでも変化があったり、相変わらず娼婦であっても
内的変化などがあるかも知れません。

治療のことや治療中の日々の出来事で変化があったりしたら書いてみようと思います。
え~と、今日のは・・・治療の内容ではありません(^_^;)





ソウルトレイン時代のディスコ系からもっと昔のディープなソウルまでかけてくれて、飲んで踊れる
バーを発見した。 有名どころのストリートダンサーたちが集まるらしいが、私はダンサーという
人種を知らない。 唯一交流があるのは 『舞踏家』 くらいなものである。 
仕事のあとに何度か訪れて、酒を浴びたり踊ったりしていた。

ある日、そこで一際華のある独創的でユーモアあるダンスを踊っていた若いオヤジがいた。
ディープなソウル話で初回からすっかり意気投合したマスターがこう言った。
「ピヨちゃん、あいつの踊りを見ててご覧。あいつはね、若い頃にストリートダンスで日本一になった
奴なんだよ」

素晴らしい身体能力とこんな柔軟な感性溢れるダンスを踊る男をナマで見た事はなかった。
ひぇ~~凄いもんだと感心しながら見とれていたら、他のダンサーにナンパされた。

若いオヤジは私と少しだけ話して深夜店を出て、私はといえばナンパ野郎と酔っ払って話していたら
朝になり、そのダンサーと朝のパンケーキとコーヒーをして帰った。

アダルトチルドレン時々日記-ミラーボール


しばらくご無沙汰していたが、古いソウルに溺れたくなりその店を訪れた。 あの時の若いオヤジがいた。
その晩、私はそのバーを出て若いオヤジと飲んだ。
脳ミソまで筋肉なんだろうと思わせるほど頭は悪そうだし、社会的なルールもマナーも身についていない
この遊び人は人を惹き付ける不思議な魅力を持っていた。

個室タイプの居酒屋でいつしか並んで飲んでいた。

彼は私と寝たかったそうだ。肩を抱き寄せられた時に、ダボダボのTシャツで隠されていた彼の肩の
筋肉と胸板の筋肉にハッとした。   ・・・・・美しい・・・・・・・・

なんて美しい肉体の持ち主なんだろう。

そのまま抱き寄せられてキスをした時に、彼の背中にまわした手が捕らえたのは、鍛え抜かれた
無駄のない美しい背面の造形美だった。  あぁ~~くそ、たまんねんぇ~~!!

この男に抱かれたい。 一瞬でそう思ったのはいうまでもない。 私はこういう体の男が大好きだ。
幼少期の理想の男がブルース・リーなだけあって、無駄のない美しい肉体は眺めているだけでも
目の保養になる。 絵に描いてもいいし、写真を撮ってもいいし、味わってもいい。

しかし、40を過ぎたダンサーというのは、今のヒップホップ・ダンス・スクールなどに通う
若い子たちと違って、さんざんディスコやクラブで踊りまくって遊びまくって培ったダンスの業である。 
女遊びも当然である。 
遊び人とくりゃあ申し分なし。 一夜限りのお手合わせにはこんな好都合の相手はいない。 

いつもなら、「まぁ~、どーでもい~~や」 と開き直ってヤッてしまうのだが、その時、私の口から
驚くべき言葉が出た。

「本当に私と寝たいのであれば、酔っていない時に私を口説いてください。 
貴方に好意はありますが今の私は自分をこれ以上傷つけたくないんです。ですから・・・酒の力で
勢いやらノリやらでどうとかっていうのが嫌なんです。ごめんなさい・・・・・」

ウソでしょ・・・と思いました。
あの手の遊び人を手玉にする事は、た易いことだと思います。 私の仮面は沢山あります。
美しい肉体の持ち主、味わわないと損です。 でもね、一時の肉体のみのオーガ○ムのために、
心に沢山傷を作りたくないんですね。 男性の性的玩具になるのは仕事の中だけで充分なんです。

通りすがりの男と寝ちゃうのは、紛れもない 『自傷行為』 のようなものです。 
自傷行為はリストカットやピアッシングだけではないのです。あらゆるところに自傷行為のネタは
転がっています。 飲んで吐いてまた飲むことだって一種の自傷行為でしょう。
私が酒と眠剤をやることだって、ドラッグだってそう。

もし私がOKを出してそのままホテルに直行したら・・・2~3ヶ月後に、ブログを始めた頃に
書いた様な、好みでもない男を一生懸命好きになって、さんざん傷付いて書いた様なネガティブな 
文章が一つ生まれるでしょう。
でもそのためにどれだけの傷を心と体に作るか分かりません。

私は生れてはじめて、自分を大切にする方を選びました。 驚いた・・・・・・・・



しかし・・・・・実のところ、残念でなりません(笑)

だって、信じられないくらいきれいな肉体を持っていたんですもん。 
あのブカブカのTシャツをひん剥いてダボダボのジーパンを降ろして味わい尽くしたかった。
私の闇の顔が囁きます。 「お前なら出来るよ・・・電話しちゃえよ」 と・・・
でもヤリません。自分を大切にしたいですからね。 寝たところで結果が見えますから。

拒否したもう一つの理由は、紛れもないアダルトチルドレンだと察知したからです。
トラウマ現象の一つに、虐待を受けたり、性的虐待を受けたりした場合、同じ様な相手を選んでしまう
ということがあるそうです。 
例えば、ダメダメおやじに育てられ、こういうおやじの様な男は選ぶのやめようと思っていても
同じ様なのを選んでしまったりするそうです。 ・・・って、私はその通りです(^O^;)
今の私がいいと思う様な男は問題ありの男ばかりです。結果的になんの生産性も無い関係になることは
目に見えております。 『寂しいのは一時、傷は一生』 こんなことを考えてしまいました。


あぁ・・・しかし・・・あの肉体は、ヨダレもんでした。  まだ言ってる(^o^;)

そうそう、最初にナンパしてきたダンサーはといいますと・・・若いオヤジとは友人でありライバルでも
あるそうです。 お互いを尊敬しあってました。 いいですね♪
暴走族の体育会系バージョンっぽさを感じました。 でもとっくに切りました。 
だって一目見た時から、若いオヤジの方が好みだったから(笑)


また会えればいいな~・・・ だからしつこいって~の。 アハハハ!



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