誰かが、こんな事を言った

ぶんけいは、勢いのあるチームが勝ち上がる

と。


勢い?

技術があれば勢いは出るのか?
しっかりした戦術を持ったチームが勢いづくのか?

自分はこう考える

やるべきヤツが、やるべき事をやり、チームを引っ張ることが出来たとき

チームは勢いづくと。


じゃあ、簡単だね!

やるべきヤツにやらせない。

そうしたら勢いは無くなるよ、たぶん。


問題は、やらせないだけど…。

まさか、あいつが本当にやらせなかったとはね…。



ただね、だからと言って

こちらが、勢いに乗ったわけじゃないんだ。

やるべきヤツが、やれてないからね。


むこうが勝手に自滅しただけだよ。

もう次は打つ手なんて何もないよ。

自分達で勢いづくしか道はないよ。
スタートは最悪…。

1+1が2になるもんだと勝手に思い込んでた。

これはサッカーだ。

数学なんかじゃない。

1+1が1にしかならない事もある。
1+1が3になる事もある。
1+1が-1になる事だってある。

全ては、それに気付かず監督に伝えられなかった自分のせいだ…。

子供たちは何も悪くない。

貴重な二試合を無意味に消化し、ただ己の首を絞める結果だけが残ってしまった。

まだ、始まったばかりなんだ。

ここから成長させてやらなきゃいけないんだ。

一試合一試合、成長していけるような。

そんな戦いをさせてやらねば。

じゃなきゃ、最後まで結果なんてでやしない。

今は結果じゃない、成長が必要なんだ。

今のあいつらには。

寒い中、メジュールとフレンドマッチ。

何本やろうが、ボロ負け。
どうポジションを変えようがボロ負け。
ペナルティを課し、やる気を高めたところでボロ負け。

それくらい個の力と言うよりも、組織としての力が違う相手。


そんなボロ負けな試合を何本もやってるうちに、最後には自然に涙が止まらなくなった。


悔しいからではない。
たった、二週間。

二度と忘れまいと感じた試合から二週間。


子供らに自分の思いが伝わったと感じれた。

今までは体だけブクブクと成長していっているかのようだった彼らのサッカーが、

動き出した。


これが自分の求め続けてきた、扉を開く瞬間なのかもしれない。



この子らはついに歩き出した。


ポカリ
セイカ2-0負け
アツミ2-1負け

結局何も得るモノはなかった。
新たな一歩を踏み出すどころか、スタートラインに立ち止まったまま帰宅する事になった彼ら。

練習でやった事を何も出せなかった。
出せなかったと言うよりも、出そうとしなかった。
と言うよりも、あれじゃ出そうとする事も不可能。

見てるほうもつまらなければ、やってる本人達もつまらなそうだった。


心がブレれそうになりながら、次の日の練習を迎えた。

やはり彼らは着実に技術的な面は向上しつつある。

それを一人一人が試合の中で出せるよう、地道にやっていこうと改めて思う。

しばらくは、彼らと共にもがき苦しむ覚悟で。

その先には最悪な状態が待ち受けているかもしれないが、

その先には笑顔でサッカーを楽しむ彼らの姿があると信じて。


土曜の何も出来なかった二試合を、自分は決して忘れない。
ちびりんが終わり一週間、四年生は新たな一歩を踏み出す時期なのかもしれない。

そんな中で迎えたポカリ後期リーグ。


長いちびりんと言う大会の中で、このコらが現状どれ程のチームに、どれくらい戦えるのかという事は把握できた。

相手がボールを保持している時は今のところ問題はさほど表に出てこない。

全員の素早いプレスの意識が高く、簡単に相手のサッカーをやらせない。

それでも、ワントラップでそのプレスを簡単に緩められたり、素早いパス回しで翻弄されれば、自慢の守りは崩壊し、ズタズタにされるだろう。

たが、現状県内にそこまでできるチームはほとんどない。

この先、きっと訪れるであろう状況に向け今の守備をベースに今後さらに強化を図るべきか?


サッカーは一点を守るゲーム

そんな持論のある自分ではあるが、守備を更に強化などと言う思いは全く浮かばない。


それほどお粗末な攻撃しか出来なかった四年生。


新たな一歩を踏み出させた。


打ちも打ったシュートの嵐、
が、二試合で入ったのは10点。

これが多いと思うか少ないと思うか。
試合を見ていた人なら分かるだろう。

だが、入った点数には何も意味はない。

決定力不足。
そんなのは今はどうでもいい。

いくら決定力をつけたところで、肝心の決定機が作れなけりゃ意味がない。


ちょっとポジションを変更しただけで、あれだけ決定機を作りだしたヤツらは大したもんだ。

だが、自分がときめいた決定機は一度もなし。


相手が完全にひれ伏すような一発をぶち込むような決定機。

あそこでキーパーがキャッチしていたら、あそこでキーパーが前に出ていたら、あいつがクリアーしてれば、あいつが抜かねなければ、もっと足が速ければ....。

そんなもしもが一切思い浮かばない一発。

そんな一発をお見舞いできる子供達を育てるのが夢。


まずは、シュートが入った入れられた数ではなく

決定機を作りだした数、そこに重点をおいて子供達には試合をさせようかと思う。(とか言いながら七点差つけなければ走らせると言い、八点差つけたのにもかかわらず雨の中子供らを走らせたが...。)

常にその決定機の質の向上を目指しながら。