【神棚の御札っていつ交換するの??】年末の大掃除、皆さんははかどってますか??

花ゆこは、はかどってません😅

今年の春に、古典神道から伝わる『護符・神折符』の技術を教わってから、神道について折々に触れることが多くなってきました。

その中で「神棚の中に納めている御札っていつ交換したらいいの??」というご質問をいただきましたので、今日はそのことについて書きたいと思います。

御札・お守りの有効期限は1年とされています。
なので、毎年新しいものに取り替えたほうが良いです。

その取り替える時期は、夏にお迎えしたとしても大晦日やお正月に取り替えましょう。

特に天照大御神様の御札は、年に一回この時期だけに作られるそうなので、夏にお迎えしても作成されたのは昨年の年末になるそうです。なので、この年末年始に変えたほうが良いですね。

それに、全国の一宮の神社さんでも天照大御神様の御札を購入できるのはこの時期だけの場合が多いです。

そういう意味でも、夏にお迎えした場合も、この年末年始で新しいものに変えると良いと思います。

では、なぜ取り替えるのか??ですが、日本古来から『節目』というものを重んじているからです。
節目を切って邪を払い、常若の精神であることで永久に繁栄する事を願う精神です。

その代表的行事が伊勢神宮さんの式年遷宮です。

社殿や御装束神宝などが20年に一度、全て新しく造りかえられるのですが、そこに、「常若」という考え方があります。

常若は、常に若々しく美しいということを意味していますが、造りかえることで新しくよみがえり、1300年にわたって式年遷宮を繰り返すことでいつも若々しいお姿を保つことが出来るという考え方です。

古く壊れやすいものは壊して、また新しくすれば永遠に持続する。こういう自然の通りに反すること無く、共に生きていく精神
が滅びること無く長く続いた日本の国の心なのでしょうね。

で、ここまでが私のもともとの知識でした。

ですが、この年末に例年よりも神社さんに訪れることが多くなって、すでに来年用の御札などが売られていて、古札納所にもたくさんの古札があることに気づいて、「はやすぎない????」となったので、改めて調べてみました。

はい結論、早すぎませんでした。
むしろ遅かったです😅

実は、神棚の掃除&御札の交換は、12月13日の「煤払い(すすはらい)の日」以降にするのが本来の伝統なんだそうですよ。

12月13日以降正月事始めとして、大掃除をしたり、門松やお飾りや鏡餅の準備をしていくそうです。

そのあと、12月29日と12月31日を避けたお正月までの日に新しい御札をお迎えするのが良いそうです。

なので、新しい御札をお迎えするのは12月中が良いということなんです。

大掃除も、まずは神棚からはじめ、その後、床の間、上座、奥座のように、上から下、奥から手前、というふうにするとよいそうですよ。

まぁ、上から下、奥から手前というのは、日本の昔からお掃除の基本の型とされていますよね~。

ということで、今からでも間に合いますので、まずは神棚からお掃除を始めましょう♪




因みに、神棚は素木造り(なんの塗料も施されていない木)になっていることが多いので、水拭き厳禁です!!
きれいなハケなどで、ホコリや汚れをはらいましょう。

そして、神棚の掃除は一家の家長が行いましょう。
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(まぁこれは、信仰心が大事になるところもあるので、花ゆこは強く言えません(;´∀`)ただ、繁栄している会社さんには神棚がちゃんと祀られているイメージ無い??だからそういうことかなと…。)

そしてね、なぜ29日と31日がだめかと言うと、29日は二重苦をイメージさせるから。31日は一夜限りをイメージさせるからだそうです。

一夜限り=押し迫ってから最後にやるというのもだめだそう(ああ、耳が痛い…🙉)

ということで、今年は余裕を持って、今日と来週末でお掃除とお正月準備をして、12月中に氏神様と近くの一宮神社様に訪れて、一年の感謝をお伝えして、御札をいただいてきましょう😊