２回目の出産後に連れて来た２匹は
白にグレーのブチのある女の子の夢ちゃんと
白いソックスを履いた茶トラの男の子海ちゃん。
８月16日のお盆の夕方だった。
母の誕生日なので よく覚えている。
初めて２匹に会った時。
風ちゃんママと一緒に一生懸命食べていた。
春生まれで３ヶ月くらいだったと思う。
通い始めた 最初の頃は駐車場端の生け垣に
バックして駐車して後輪の間にネコマンマを置いた。
なるべく外灯の下と場所を決めて駐車すると
すぐに待ってたように風ちゃんが現れて食べ始める。
私がクルマの中に入ると
知らぬ間に陸ちゃんも一緒に食べている。
しばらくして半分を助手席の足下に置くようにすると
すぐに風ちゃんがクルマに乗ってきた。
助手席のドアを少し開けておくと
助手席に座ってしばらく毛繕いなどしてから出ていく。
そのうち撫でさせてくれて
最終的にはシートを少し倒して私の左肩に凭れて
30分くらい眠るのが習慣となる。
その間は陸ちゃんはボンネットの上で中を覗き込みながら
ずっと待っている。
とても穏やかで我慢強い賢い子だった。
最初の出産後は陸ちゃんが時々居なくなるけど
風ちゃんが目覚める頃に現れて２匹で仲良く
建物の向こうに帰って行った。
陸ちゃんが急によく食べるようになって
量が倍近くになる？
そして度々居なくなる。
イクメンの陸ちゃんは口の中にネコマンマを詰め込んで
仔猫に食べさせに帰っていた。
何処で子育てをしてるのか？
私は駐車場所を風ちゃん２匹が帰る方向の近くに変わった。
広い駐車場で東西南北に建物を囲むようにある。
風ちゃんは西側をテリトリーにしていた。
私が選んだ場所は
立体駐車場の登り口と降り口の間のスペース。
出産後４ヶ月くらいのある日。
食べ終わった器を回収しようと後輪の間を見ると
大きな瞳の真っ黒でスリムな仔猫が居る。
まるで私を知ってる様に人懐っこい様子だが
手を伸ばすとヒョイっとクルマの下に隠れる。
陸ちゃんに似てる？
それから親子で現れる。
空ちゃんと名付ける。男の子。
風ちゃんはクルマに入るが
空ちゃんはドアの向こうでチョコチョコ覗く。
そして陸ちゃんと一緒にクルマの下で待ってる。
途中でいったん家に連れて帰って
陸ちゃんだけ風ちゃんをお迎えに来る。
そして夢ちゃんと海ちゃん。
空ちゃんより駐車場デビューが早かったのは
夏だからと私のクルマが隠れ家に近かったのと
人目に付きにくかったからだと思う。
２匹はいつも一緒。ママにくっついてる。
空ちゃんは一人前になり陸ちゃんと一緒でクルマの下で
食べる。２匹の世話もよくする。
風ちゃんは相変わらず助手席でくつろぐ。
そのうち夢ちゃんが入ってくる様になる。
やはり女の子はママに似るのか？
でも２匹仲良しの海ちゃんも恐る恐る入ってきて
中で遊ぶようになる。
でも風ちゃんは此処が憩いの場所。
仔猫にかえって私に親のように甘えられる場所だった。
２匹を追い出す。
此処ではママであることを忘れて居たいようだ。
風ちゃんの居ない間に２匹が遊びに来る。
５ヶ月くらいの時におそらく３回目の妊娠に気づいたようだ。
そして暫くして陸ちゃんの姿が見えなくなる。
黒猫空ちゃんはママに寄り添い ２匹は一緒に行動する。
風ちゃんがクルマの中から２匹を呼ぶ。
外に出て中に入るように誘っている。
一緒に中に入る。２匹は不思議そうにしていたが
そのうち遊びだす。
いつも叱られて外に出されていたのに？
私も不思議だった。
風ちゃんが私を見る。この子たちをお願いします。
そう言ってるようだった。
２匹が遊んでる間に風ちゃんが そっと外に出た。
私は静かにドアを閉めて外の風ちゃんを捜す。
空ちゃんと一緒に隠れるようにこちらを見てる。
風ちゃん。この子たちを私に託したんだね。
連れて帰るね。次は空ちゃんとお腹の子も一緒にね。
クルマが動き出すと２匹は慌てて後ろの窓越しに
ママを呼んで鳴く。
自宅に着くと夢ちゃんは珍しそうに外を覗くが
海ちゃんは座席の下から出て来ない。
手を伸ばそうとするとウーーと威嚇する。
夢ちゃんが心配そうに私を見つめる。
ママはアナタたちを私に託したけど？
アナタたちはママに何も聞いてないのね？
もう一度ママとお兄ちゃんに会いたいの？
此処へ来たくなったら教えてね。
以前の風ちゃんのように引き返した。
やはり灯りが消えて真っ暗な駐車場に
ドアを開けると２匹が飛び出して行った。
翌日から様子を見てると
明らかに風ちゃんが２匹を避けている。
近付くと容赦なく振り払う。
食べ物も渡さない。
２匹で生きていけと言っているのだ。
自分も陸ちゃんと２匹で生き抜いて来た。
野良の生きざまを教えている。
出来ることなら私の元で
苦労なく暮らして欲しかったのでは？
風ちゃんの居ない時に２匹に食べ物をあげる。
2週間もしなかったと思う。
２匹がクルマに乗ってきて 助手席に座る。
夢ちゃんが私をしっかり見つめる。
海ちゃんも私を見る。
良いの？サヨナラ出来るの？
うちの子になりますか？
その日から夢ちゃんと海ちゃんは
わが家の子になる。
先住猫のチイちゃん親子や
居座り猫のガッチャンも
みんなと仲良く暮らす。
最初に家に来た夜。
ふかふかのお布団に感激したように
２匹でゴロゴロ転がってスリスリして
幸せそうに眠りについた。
風ちゃんと空ちゃんは
どんな所で眠っているのだろうか？
白にグレーのブチのある女の子の夢ちゃんと
白いソックスを履いた茶トラの男の子海ちゃん。
８月16日のお盆の夕方だった。
母の誕生日なので よく覚えている。
初めて２匹に会った時。
風ちゃんママと一緒に一生懸命食べていた。
春生まれで３ヶ月くらいだったと思う。
通い始めた 最初の頃は駐車場端の生け垣に
バックして駐車して後輪の間にネコマンマを置いた。
なるべく外灯の下と場所を決めて駐車すると
すぐに待ってたように風ちゃんが現れて食べ始める。
私がクルマの中に入ると
知らぬ間に陸ちゃんも一緒に食べている。
しばらくして半分を助手席の足下に置くようにすると
すぐに風ちゃんがクルマに乗ってきた。
助手席のドアを少し開けておくと
助手席に座ってしばらく毛繕いなどしてから出ていく。
そのうち撫でさせてくれて
最終的にはシートを少し倒して私の左肩に凭れて
30分くらい眠るのが習慣となる。
その間は陸ちゃんはボンネットの上で中を覗き込みながら
ずっと待っている。
とても穏やかで我慢強い賢い子だった。
最初の出産後は陸ちゃんが時々居なくなるけど
風ちゃんが目覚める頃に現れて２匹で仲良く
建物の向こうに帰って行った。
陸ちゃんが急によく食べるようになって
量が倍近くになる？
そして度々居なくなる。
イクメンの陸ちゃんは口の中にネコマンマを詰め込んで
仔猫に食べさせに帰っていた。
何処で子育てをしてるのか？
私は駐車場所を風ちゃん２匹が帰る方向の近くに変わった。
広い駐車場で東西南北に建物を囲むようにある。
風ちゃんは西側をテリトリーにしていた。
私が選んだ場所は
立体駐車場の登り口と降り口の間のスペース。
出産後４ヶ月くらいのある日。
食べ終わった器を回収しようと後輪の間を見ると
大きな瞳の真っ黒でスリムな仔猫が居る。
まるで私を知ってる様に人懐っこい様子だが
手を伸ばすとヒョイっとクルマの下に隠れる。
陸ちゃんに似てる？
それから親子で現れる。
空ちゃんと名付ける。男の子。
風ちゃんはクルマに入るが
空ちゃんはドアの向こうでチョコチョコ覗く。
そして陸ちゃんと一緒にクルマの下で待ってる。
途中でいったん家に連れて帰って
陸ちゃんだけ風ちゃんをお迎えに来る。
そして夢ちゃんと海ちゃん。
空ちゃんより駐車場デビューが早かったのは
夏だからと私のクルマが隠れ家に近かったのと
人目に付きにくかったからだと思う。
２匹はいつも一緒。ママにくっついてる。
空ちゃんは一人前になり陸ちゃんと一緒でクルマの下で
食べる。２匹の世話もよくする。
風ちゃんは相変わらず助手席でくつろぐ。
そのうち夢ちゃんが入ってくる様になる。
やはり女の子はママに似るのか？
でも２匹仲良しの海ちゃんも恐る恐る入ってきて
中で遊ぶようになる。
でも風ちゃんは此処が憩いの場所。
仔猫にかえって私に親のように甘えられる場所だった。
２匹を追い出す。
此処ではママであることを忘れて居たいようだ。
風ちゃんの居ない間に２匹が遊びに来る。
５ヶ月くらいの時におそらく３回目の妊娠に気づいたようだ。
そして暫くして陸ちゃんの姿が見えなくなる。
黒猫空ちゃんはママに寄り添い ２匹は一緒に行動する。
風ちゃんがクルマの中から２匹を呼ぶ。
外に出て中に入るように誘っている。
一緒に中に入る。２匹は不思議そうにしていたが
そのうち遊びだす。
いつも叱られて外に出されていたのに？
私も不思議だった。
風ちゃんが私を見る。この子たちをお願いします。
そう言ってるようだった。
２匹が遊んでる間に風ちゃんが そっと外に出た。
私は静かにドアを閉めて外の風ちゃんを捜す。
空ちゃんと一緒に隠れるようにこちらを見てる。
風ちゃん。この子たちを私に託したんだね。
連れて帰るね。次は空ちゃんとお腹の子も一緒にね。
クルマが動き出すと２匹は慌てて後ろの窓越しに
ママを呼んで鳴く。
自宅に着くと夢ちゃんは珍しそうに外を覗くが
海ちゃんは座席の下から出て来ない。
手を伸ばそうとするとウーーと威嚇する。
夢ちゃんが心配そうに私を見つめる。
ママはアナタたちを私に託したけど？
アナタたちはママに何も聞いてないのね？
もう一度ママとお兄ちゃんに会いたいの？
此処へ来たくなったら教えてね。
以前の風ちゃんのように引き返した。
やはり灯りが消えて真っ暗な駐車場に
ドアを開けると２匹が飛び出して行った。
翌日から様子を見てると
明らかに風ちゃんが２匹を避けている。
近付くと容赦なく振り払う。
食べ物も渡さない。
２匹で生きていけと言っているのだ。
自分も陸ちゃんと２匹で生き抜いて来た。
野良の生きざまを教えている。
出来ることなら私の元で
苦労なく暮らして欲しかったのでは？
風ちゃんの居ない時に２匹に食べ物をあげる。
2週間もしなかったと思う。
２匹がクルマに乗ってきて 助手席に座る。
夢ちゃんが私をしっかり見つめる。
海ちゃんも私を見る。
良いの？サヨナラ出来るの？
うちの子になりますか？
その日から夢ちゃんと海ちゃんは
わが家の子になる。
先住猫のチイちゃん親子や
居座り猫のガッチャンも
みんなと仲良く暮らす。
最初に家に来た夜。
ふかふかのお布団に感激したように
２匹でゴロゴロ転がってスリスリして
幸せそうに眠りについた。
風ちゃんと空ちゃんは
どんな所で眠っているのだろうか？