名古屋で研究活動をしている理系女子大学院生です。


受験を終えた方、お疲れ様でした。

努力が報われない中、勉強を続けた人や受験した人もいると思う...

みなさんよく頑張りました。

新しい場所でも元気に過ごしてほしいです。


志望の大学以外に行くことになった人に伝えたいことがあります。

それは、大学のレベルや大学の名前が全てではないと言うことです。

大事なのは、大学(学部)生活で"何をしたか"です。

そして、"将来自分は何がしたいか見つけること"それが大学では重要な課題です。


ちょっと身の上話をさせてください。

私は浪人にも失敗し、志望度のかなり低い私立の大学に入学しました。

過去問も1回しか解いたことのないくらい滑り止めだったところです。

入学後、初めて受けた数学の授業は数IIの微積。

半年以上高校の範囲で、しっかり浪人してた私はかなり退屈でした。

でも、そんな授業もあるなか、私の将来の夢ともなる授業もありました。

それは、学芸員資格をとる授業でした。

高校までの授業では習わないような、標本の見せ方、説明の仕方、展示の仕方を考える機会がありました。

小中学校の理科の実験が減り、理科嫌いの子が増えている今、私はいかに理科が面白いのか、どこがわくわくするのか伝えられる学芸員になりたいと思いました。

学芸員は、自分で展示の構成を考えるため、最新の研究に精通している必要がある。

そして、自分で今ある材料から興味深い研究を一から始めて、結果を残せる方法を知らなければいけない。

そう思って、博士課程まで進もうとこの時に決めました。


それからは積極的に大学内外の実験教室、バイトなどでできることをしてきました。

そして、バイト関連で知り合った先生に、研究内容が近かったので、修士からは別の大学に進学しました。

まだいつ叶うかわからない夢ですか、必ず学芸員になってやろうと思います。


浪人しても、志望度の低い大学に入学しても、

そこで何をするか、何を考えるか、どう行動するかが重要です。

どんな大学だろうと大学の先生たちはホンモノです。

困ったら頼ればいいと思います。

学歴だけが大事ではありません。

いろいろチャレンジして失敗してください。

必ず何か見つかるはずです。