さて突然ですが、大学院生・もしくは研究者のお仕事はなんでしょう??
もちろん研究もそうですが....
そう!学会発表!!
先日、無事学会に要旨 (以下アブスト)を投稿しました
まじでギリギリだった。間に合ってよかったー
今回と次回は学会ってなんぞやとアブスト投稿終了までの一部始終についてお話しします。
今回はちょっと長めだぞー...
まず、学会ってなんなのよ?ってところから。
学会は、特定の分野について研究する人が集まって、それぞれの研究の進捗や新しい発見についてお話し/発表する場です。
学会にも種類があって、本当にある分野ピンポイントを取り扱う学会 (研究会) もあれば、地球科学全般のようにおおまかな分野を取り扱う学会もあります。
そして国内参加者を対象とした国内学会、国外からも参加者・講演者がやってくる国際学会の二つがあります。
今回私が投稿したのは、日本国内で開催される (一応) 国際学会です。
この学会は、地球科学全般のさまざまな研究者が参加します。
色々な分野の人いるのにどうやって発表し合うんだ?話わからんくない?と思いますよね。
このような学会では、セッションと呼ばれるテーマ別に部屋や時間が分かれています。
大学の学園祭みたいな感じです。
いろんなサークルがステージや教室で出し物をしたり、お店を開いたり、実験教室を開いたりしていますよね。
その出し物や実験教室が各分野のお話しになるのです。
学園祭は、パンフレットを見ながらどこ行こうかなー??と考えると思います。
しおりに書いてある説明文みたいなのを読んで考えたりもしますよね。
この、パンフレットに相当するものが予稿集です。
この予稿集というものは、自分が発表する内容の要旨 (Abstruct : 通称アブスト)をそれぞれが提出し、すべての会場で発表する人の要旨をまとめたものです。
予稿集内のアブストやタイムスケージュールを見ながら、自分の興味のあるセッションを探し、そこの話を聞きに行くんです!
このアブスト、提出は大体学会当日の3-4ヶ月前です。学会によって体裁も違います。
「言語は日本語、A4一枚で二段組、画像あり、文字の大きさはタイトルが12、本文が10.5」と決められている場合もあれば、「文字のみ1000字以内。日英必須」や「英語文字のみ」と結構学会によります。
英語を提出しなければいけないのは国際学会ですね。
そして、アブストを提出しただけでは終わりません。
学会からの審査がある場合があります。これを査読 (さどく)と言います。
その学会の趣旨に合致しているかをみている(らしい)です。
極端に変なこと書いてないと落ちない(らしい)ですが。
国際学会ではよく査読があり、後日acceptanceの連絡がきます。
この連絡を持って晴れて投稿が完了したことになります。
ちなみに、学会は基本的に誰でも入会、参加聴講することができます。
稀に指導教員の推薦がないといけないなんてこともありますが...
皆さんももし、気になった学会があったら聴講してみてください!
ちょっと参加費高いところもあるけどね....