介護現場では、施設形態によっては看取り介護に対応していることがあります。高齢者の終の棲家としての役割を持っている施設で、特別養護老人ホームも代表的です。

このような施設では、入居期間が長い人ほど介護スタッフとのやり取りも多く、長期にわたる入居生活のなかで双方が家族のような親しみを持つこともあるといいます。信頼関係が構築されて、慣れ親しんだ入居者が体調を崩し、施設で最期のときを迎えることも少なくありません。

介護の仕事をする上で、こういったことに心を痛めて悩む人もいます。数をこなして慣れると言っては残酷ですが、経験を積むことで少しずつ落ち着いて対応できる日がくるはずです。