子供の頃、我が家は決まって家族を祝う”誕生会”をしていました。


我が家は当時4人家族で、

母の誕生日は12月、

姉の誕生日は2月、


そして父の誕生日は.....この5月25日。


お誕生日会にはきまって

隣のパン屋さんで買った4人家族用のケーキと、

僕の大好物の”鶏のから揚げ”と”おいなりさん”。


飲んで騒いで、当時カラオケ好きだった父が歌い出したりして...


それは、当時どこにでもある様な家族のささやかなひとときでした。


ある年、父が突然...

僕が中学に入学した年の5月25日の夕方、家族で父の誕生会の準備を進めようとしたとき

突然、父が変なことを言い出したのです。


「俺の誕生日、実は今日じゃないんだ」



家族一同...ア然。それまで毎年のようにこの5月25日にお祝いをしてきたのに...。


「最近わかったんだけど、本当は9月8日だったらしい」

ある理由で偶然、戸籍謄本を目にして初めて分かったらしいです。



何故5月25日に?


その時、父が言っていたのは、

父は11人兄弟の末っ子として多くの年のはなれた兄弟に見守られて栃木県のある地域で

生まれたそうですが、どうも次男(私にとっての叔父)がそう吹き込んだらしいのです。


弟の誕生した日の記憶が曖昧なんて....今では考えられないことですが、何せ11人兄弟。

父の世代ではこんな大家族が珍しくなく、むしろそっちの方が多かった時代だったから、

いちいち”正確に憶えておかないと”なんて思わなかったんでしょう。



次回は...6月25日です。                                    @ダンペイ