ベースの1台の弦をフラットワウンドに張り替えて1か月。
、、、いや~かなり新鮮なのですよ、これが。素晴らしい。
低音弦側のやや内に入り込む感じは、今ひとつしっくりこない点もあるのですが、とくかく高音弦側の出方が素晴らしい。
また全体的なバランスもまとまっており、非常に良いです。
ラウンド弦を張った際には、どうしても高音側を絞る癖がついていたので、コントロール系をほぼフラットの状態にして楽器が演奏できることを楽しんでいます。
あと利点としては、表面がツルツルしているので、指先が弦をこするノイズがほぼないこと。これは気持ち良いです。
音色としては明らかにラウンドワウンドより倍音の出方は減ります。
が、本来のベースたる根音がしっかり響く。
ほぼフラット弦しか流通してなかった数十年前、フラットを張っていたはずの頃を思い出してみるけど、ん~こんな音だったかな?
そんなこんなで、、、思い切ってもう1台(ほぼ指弾き専用)にもフラットワウンドを張ってしまいました。
勢いって怖いです、、、
但し、2フィンガーでの演奏については慣れるまでまだまだ時間がかかりそうです。指先のすべり方が異なります。
左指先の微妙な滑り具合も少々慣れが必要、という印象です。
やっぱりなんか指の着地が難しいのです。
しかしなあ。今度はラウンドワウンド弾けなくなってしまうかな、、、、
とは言え、本当に不器用な人間なので、1台をフラットで、1台をラウンドで、という器用な使い方はできそうにありません。どちらを弾かなくなりそう、、、
ちなみにプロのフュージョン系のベーシストとこのベースを挟んで少し情報交換しました。
かなり複雑な演奏をこなす方で奏法としてスラップも大きな比重を占めてます。
彼も最初は「いや~フラットワウンドは無いかな、、」という印象を持っており、これまでほぼ試そうとは思わなかったらしいですが、私の楽器を実際に弾いてみて、「!これはアリ!!」となりました。十分魅力的なスラップが可能、という印象を持ったようです。
さてさて、使用するフラット弦のゲージですが、様々な情報から、全体的なテンションを考慮しての選択となりました。
仮にラウンドと同じゲージを張ると一気にテンションがきつくなります。
これだと相当弾きにくくなるかと。
またベースのネックへの負担も上がります。
メーカーによっては緩いテンションの弦もありますが、やはりここは吟味して選択した方が良いと思います。
メ-カーによってテンションは異なると思いますが、参考までに一例を。
全体にかかるテンションは理論上、
1)ラウンド弦 45-65-80-100 で約75kg
2)ラウンド弦 45-65-85-105 で約80kg
3)フラット弦 40-60-75-95 で約77kg このゲージの選択でテンションは1)と2)の中間くらいになる計算です。
という訳で、しばらくはフラットワウンド奏者になります。。。
1台はピック弾専用、1台は指弾き専用として。