もともと夢は滅多に見ないタイプですが、

ここ数ヶ月神社仏閣通いをはじてめから、不思議とよく見るようになってきました。
しかも割とはっきりした夢を。
 
 
今日は最近見た不思議な夢のお話をします。
 
夢の中で、わたしは誰だか知らないおじさんと話をしています。
見たところ50代後半から60代前半の痩せた小柄なおじさんでした。
薄汚れた白い着物を着て、少し薄くなった白髪混じり髪の毛は肩のあたりまでぼさぼさと伸びて、はっきり言うと貧相な感じ。
 
わたしは何故かそのおじさんに悩み相談をしているのです。
何を相談したかは分かりませんが、とにかく真剣に話をしていました。
 
おじさんはうんうんとわたしの話を聞いていましたが、そのうち話を遮ってこう言いました。
 
「逆をやればいいんだよ。そうすればあんたの場合はうまくいくよ。逆をやんなよ」
 
 
それを聞いてわたしは、なんだかものすごく合点がいって「そうか!」と手を打ちました。
それから、おじさんに、「ちょっと待って今メモするから、待っててよ!」と叫ぶように言い、そしてばっ!っと夢から覚めたのです。
現実との区別がつかないようなめちゃめちゃはっきりした夢でした。
 
 
逆をやればいい。
 
って、どういう意味だろう。
その日からしばらく考えていましたが、数日前、ふと「もしかしてこういうことか?」と思いつきました。
 
逆をやるとは、求めずに与える、ということかと。
 
 
例えば、
自分が仕事が欲しければ、誰か仕事を探してる人に仕事を与える。
自分がお金が欲しければ、誰かお金を必要としてる人にあげる。
良いご縁が欲しければ、誰かに良い相手を紹介してあげる。
 
わたしは、欲しいものは求めることしか考えてませんでした。多くの人はわたしと同じ発想だと思います。
お金が欲しければ稼ぐ方法を考える。ご縁が欲しければ人や神社にお願いする。仕事が欲しければスキルを上げてより良い仕事を取る。
と、なんでも追いかけていく、そんな発想です。
 
夢のおじさんが教えてくれたのはわたしにはなかった着眼で、でもわたしの成功のための唯一の方法なのかもしれません。
得るためにはまず自分が求めるものを与えていけ、と。
 
なんだか、無性に納得してしまったので、これからはしばらくおじさんが教えてくれた通り逆をやっていこうと思います。
その先に今までにない人生の展開があるような気がします。
 
 
後日、この話を友達にしたところ、こんなことを言われました。
 
「そのおじさんってさ、もしかしたらあなたの家の氏神様じゃない?」
 
うちの氏神様は、神社と言い難いところで、空き地にぼろぼろな祠だけあるめちゃめちゃ小さなところです。そう言われてみると、痩せて貧相な感じとか、薄汚れた白い着物と白い鳥居と、夢のおじさんとぴったりイメージが重なりました。
管理する人もいないのか、お供えもないし敷地はいつも草ぼうぼうなので、通りがかりにたまにゴミ拾いしたり草むしりしたりしているのですが、もしかしたら、そのお礼に夢に出てきて教えてくれたのかもしれません。
神様は等価交換と聞きます。何かやってあげるとちゃんとお礼をしてくださるみたいですね。
 
 
更に後日談ですが、
それから数日後、なんと、その氏神様がきれいに草刈りされて、松ぼっくりだらけだった祭壇もきちんとお片付けされていました。
 
貧相なイメージはもうなくこざっぱりした良い神社になっていました。神様が次に夢に出てこられたら、もしかしたらステキなおじさんになってるかもしれないですね。
再会が楽しみです。
 
 
最後まで読んで下さりありがとうございました。
ではまた。