今年はまだ初雪を見ない。12月22日は冬至だ。師走も、いよいよ押し詰まってくる。曇っている日の夕方、人っ子ひとりいない薄暮の公園の光景は一番さびしい、場所だ。一番さびしい時刻だ。



 現場の様子を見に巡回してくると、近くの残存緑地のまばらな林から野鳥がつがいのように二羽飛びたって行く。バタバタと物音を立てている。黒っぽいが、多分キジだろう。わたしにとって内心慌てふためく。なんと驚くほどの静けさだ。
 これからは、本格的な冬、常緑樹のないこの公園は裸梢の木々でますますしんとしてくる。