ほたるぶくろ。これは園芸品種、花色は紅紫色です。
 なにもないですが、いま時分の風物詩でしょうか。

 わたしは
 小さい頃に、
 梅干し漬けの壺の中に
花びらを何枚も漬け込んでおやつのようにして食べてました。
 夕闇せまる頃、源氏ボタルを捕まえて花びらに入れて遊びました。
 それは、今は昔、ままごとの世界です。

 白いほたるぶくろは、
木立の下のやや日陰の草原の中からすっくと背伸びしている。
 うつむいた風変りな筒状の花なのに、野趣と質朴と楚々とした野草です。