もうすぐ立冬だ。過去の句集の秋の作品がたまっている。10月に更新を怠
  ったせいだが、森羅万象、季節は移りゆく。これからは面倒だから時系列に
  そろえて数回にわけてUPしていく。
  まずは、平成3年と4年の作。
  年の頃40歳の初めか、仕事も人生も脂ののりはじめた頃、孤軍奮闘と言え
  ば上品過ぎるが思い込みと思い過ごしを感じて、今にしては失笑の内容であ
  る。

  ・硝子戸越し 木の葉ざわめき栗を剥く

  JR錦糸町駅周辺にて
  ・秋濃くセイタカの野に山羊二匹
 
  JR新検見川駅構内にて
  ・駅階段駈けのぼり来て 厚物咲 

  ・秋冷えにわかってなるかと口を噤ぎ
               小道を往きつ遠き黒山

  ・ホテル出て妙に胸騒ぎ 駅の雑踏
           人の背を晴れがましきと申し訳なく思う