最初は、点滴をするのにも半日かかったこともある。

失敗することが多くあった。

産婦人科だったので、当時の患者さん(看護師)から、⭕️⭕️ちゃん、

このあたりから刺すと良いよと教えられた。

すごく嬉しかった。


帝王切開のオペに入った時は、よく

気分が悪くなって倒れました。緊急カイザーは特に急ぐ。

ベビーがかかっている。


強くなりたいと思った。


次第にがん患者と関わる事が増えた。

泣いている患者には何も言えなかった。手術の後に抗がん剤が主流だった。オペの結果ガンであると告げらて、傷が治ると同時に抗がん剤が始まった。

脱毛、吐き気、易感染、患者さんは、イライラと不安と神経質になっていく。

がん患者チームのリーダーになった。

アンケートを作って調査した。

この人達が眠れていない事がわかった。

熟睡できていない日々を過ごしていた事を知る。


また、患者はガンと闘うには免疫が大事だと医師から聞くようになる。


わたしは、免疫上げるにはどうしたらいいのか、色々探した。

免疫を上げるには、笑う、日光あびる。無理にでも笑うと知った。他は忘れた

一方

患者は、イソジンでうがいをしたり、手洗い、マスク着用することに神経を集中していく。

免疫を上げる方には意識が向いていない。


その頃から自分がリフレクソロジーを受けるようになり、あまりにも楽になることから、自分が習うようになった。

環境音楽が好きだったので、その音楽を流しながら、患者さんにオイルリフレクソロジーを行った。

 

寝れるように、というよりは、純粋に楽になれるんじゃないかなと思うところから、行った。

優しい音楽をながしながら、少し香りがするオイルマッサージ。

慣れてもないけど、マニュアル通りにする。

 

その患者さんは、片足終わった頃にはイビキをかいていて、終わった頃には睡眠していた。


患者さんは、私にお礼を言いたくて

たまらなかったけど、寝落ちして声にならなかったよと後日話された。


あの時 ちゃんとお礼が言えなくて

ごめんね、と涙を流して教えてくれた。