[復刻版]■寿司食いねぇ | ■今日、わしこんなもん食べた

[復刻版]■寿司食いねぇ

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10年前の「今日、わし」からお届けする傑作選!
※決して”手ぬき”ではありませんよ。(´・ω・`)
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■寿司食いねぇ

特に予定のない週末の夜は
新橋烏森口の「魚がし寿司」で
寿司をつまんで帰りましょう。

入り方、コツがあります。

入り口の前にたったら、
扉をすっと10センチぐらい
開けて、待ちます。

奥のほうがスペースが空いているからといって、
慌てて中にはいってはいけません。

ここでは、職人さんから指示があるまでは
カウンタにつくことは許されません。

暗黙の掟です。

店にはいって・・・、

あーっと、ちょっとまった、

壁にかかったネタ札(っていうのかな?)を
眺めちゃ駄目ですよ。

ネタがあるのは目の前の
ガラスケースの中ですよね。

魚の種類がわからないんだったら、
踵(きびす)をかえして
おとなしく、いつもの回転寿司へ
いってください。

わかりにくかったら
恥ずかしがらずに聞きましょう。

ネタを一通り眺めたら、
よくわからなくても、
わかったような顔して、
“マグロ”とか”ブリ”とか
ネタを心に決めておきましょう。

お手ふきとお茶が運ばれてきて、
あなたの目の前の板さんが
「なにしましょ」ときたら、
 ※小声なので、聞き漏らさないように注意しましょう。

元気よく、「イカ、コハダ」と頼みましょう。

当たり前の話ですけど、
高いものばかり頼むのは×(ペケ)です。

それは若くて綺麗な女子が
恰幅のよい金回りのよい中年のおじさまの奢りで、
高級な寿司屋でやることです。

それから、 調子にのって
「今日はなにがおすすめ?」なんて
聞いちゃうのも、かなりNGです。

後ろの黒板に書いてあるものを
わざわざ聞くなっていう”白い空気”(しご)が
店内に漂よっちまいます。

そういうことは、地元にある
ボトルキープのサントリーオールドが
並んでいるような駅前の寿司屋で
やってください。(そんな店あんのか?)

寿司屋にいったらそう聞くもんだと
思っているのは、めったに寿司屋にいけない、
筋金入りの小市民だからです。

3個めに手をつける前に、板さんと呼吸をあわせて
次の注文をしましょう。

隣のがっついた学生さんらしき
若人(わこうど)は焦ってしまい。
「順番にうかがいますから」と
嗜(たしな)められてしまっています。

困ったものですね。

大丈夫、落ち着いて、
周囲に気を配って

はい、ここです。

くだんの黒板に書かれてあるオススメは
一通り流しておくのは、基本中の基本です。
今日は、とろけるようなビントロと
新鮮な潮の味がする生ホタテがオススメです。

てきとうにつまんだら
小さく”おあいそ”とつぶやきましょう。

とびらをあけて
でるときは

【今日のまとめ】
ごっつぁんと背中で伝えましょ。