存在しないものを見る者が想像で目の前の対象に補うことによって生まれる美。それは、見る者が見ている間だけ見ている者の精神の中にのみ生じる。ありのままの風景を見ない自分がいるという小さな発見。

野辺の石仏は、いつかはここから去り行く者の心に響く余韻。