先日の記事でも触れましたが、AMEP(Adult Migrant English Program)の中にはWork Readyという就業支援を目的としたプログラムがあります。

1人あたりの単価が高いクラスらしく受講は1人1回まで。

内容は以下の通りかなり盛りだくさん。

 

・オーストラリアの就業システムとビジネスカルチャー理解

・自己理解と自身のキャリア構想

・レジュメ、CV作成

・資料作成とプレゼンテーション

・インタビュートレーニング

・ワークエクスペリエンス(企業で40時間のインターン)

・ホスピタリティの基礎理解と実践(バリスタコース)

 

期間は通常のAMEPと同じく10週間(1ターム)です。ちなみに週4日間通学必須。

私の参加したクラスでは期間中に1回のExcursionと3回のLectureが企画されていました。

 

このへんは先生のオーガナイズのセンスとスキルにもよってくる感じですね。

クラスメイトによってはやること盛りだくさんで忙しくてちょいしんどいという感想もあったけど、毎回ちゃんと出席できてあとPCスキルに問題なければ個人的にはそこまで大変ってほどでもないかなと感じました。

 

あとはぶっちゃけ、このプログラムは先生とクラスメイトによる!凝視

まあ通常クラスでもそうなんだけど、やっぱり英語力の向上かつ就労という同じ目的に向かえる仲間ができるし、授業の内外でコミュニケーション機会があるのと、一緒に自分の仕事とかキャリアについて話したりするのでより関係性が深くなるんですよね。

 

私の参加したクラスは先生が初めてWork Readyを担当したこともあって(?)ものすごく張り切って運営してくれたのと、クラスメイトが個性豊かでモチベーションも高く、かつ母国でかなりプロフェッショナルな経験をしてきた人もちらほらいてなかなかに興味深く、人の縁に恵まれた有り難いクラスでした。

ちなみに日本人はわたくしだけ。あとは東アジア多めなのはいつもながらだけど、フランス、ロシア、ウクライナ、クウェート、モロッコ、インド、ベトナムとまあまあ多国籍な感じ。

 

最後には家族も呼んで行う卒業セレモニーもあるのですが、そこでは涙、涙。

それぞれ移民ならではの苦労も垣間見え、新しいキャリアを掴み取ってるクラスメイトもいたし、これまでに築いたスキルを活かして仕事につなげたクラスメイトもいて、ほんとそれぞれの姿が尊かった。(1人逃亡した奴もいたけどそれもご愛嬌)

しかしたった1タームのプログラムなのに卒業セレモニーがあって、しかも家族まで呼ぶんだ!っていうガチさにはビックリしたけど。あと平日昼間なのにけっこうな家族参加率の高さにも驚いた。

ここも先生によるみたいで、呼んでもTAFEに通う友達くらいの規模でまとめることもあるそうですにっこり

 

このプログラムの肝になるのは2週間(計40時間)の企業でのWork Experienceになるわけですが、希望の職種を第3希望まで書いて提出してコーディネーターの人が職場見つけてアサインしてくれるっていう流れ。

仕事ぶりが良ければそのまま雇ってくれることもあるのでみんなそれが目当てでプログラムに参加するみたいなところはありますニコニコ

ちなみにわたしはAdministrationを第1希望で出してて正直全然期待してなかったけど働きやすい会社をアサインしてもらえました。ありがたや〜。

 

今回18人のクラスでWork Experienceから仕事を得たのは7人でボランティア職を得たのは2人。あとはプログラム中に自分で申し込んで仕事ゲットしたのは4人。

18人中13人がなんらかの仕事をゲットできたってけっこうな成果かな、と。

別のタームのクラスでは仕事決まったのは12人中1人だったとも聞いたので多いほうな気はしますね。

 

もちろんクラスメイトのやる気とスキルにもよるし、あと大きいのは労働市場のタイミングでしょう。ちょうどコロナ明けから少しした頃で全体的に人手が足りない感はあったし、なんならこのプログラムを受ける前に同じクラスで「一緒に受けよう!」って誘ってくれた友達も今が仕事探しの絶好のチャンスの時期やでって言ってました。

 

ちなみにWork Readyに興味はあるけど週4出席は難しい、という人をちょこちょこ見かけるから、週に1回あるバリスタコースは切り離しても参加してもいいんちゃう?と思ったりもするけど、うちのキャンパスではそれは不可でしたわ。

クラスメイト1人が先生に頼んでたけどダメって言われてやる気なくバリスタコース受けてた無気力

 

バリスタコースは週1だけど、衛生管理を勉強したり、コーヒー作ったり、実際の接客オペレーション回したり、かなり実践的な内容になっています。

ホスピタリティの仕事は手に入れやすいからこのプログラムに組み入れられてるらしい。(カフェの仕事ってかなり語学力求められるでって思ったけどね・・)

 

アイスコーヒーの日豪の違いを知ったり、フラットホワイトとカフェラテの違いを知ったのもこのバリスタコースのおかげニコニコ

 

まあともあれ、仕事探したいなって思ってたらWork Readyはオススメです。以上。

 

 

全然関係ないけど友達への御礼とか親戚へのお歳暮に送ってるオージービーフ。昨日でかくて切るのが大変だったと感想がきた(←喜んではいました)

ちょっと帰国した時に自分用に買ってリサーチしたほうがいいだろうか、と思うけどこの値段をステーキ好きでもない自分用にはどうだろう。