こんばんは、暑過ぎて雨が降って欲しいと思う、ゆうです。

昨日とあるテレビ番組で、マツコデラックスさんが出演されていました。

私は、マツコさんは博識で話にも深みがありとても大好きなのですが、少し前にちょっと気になった発言がありました。

それはとあるラジオかテレビかで、
「最近の歌手、例えば西野カナさんとかの歌詞があまりにも単調過ぎる。[ありがとう 君がいてくれて よかったよ]などの歌詞では言葉の深みが足りない、そういったアーティスト達を支持している若者とかも感性が豊かではない」
といった主旨の発言をされています。

たしかに、マツコさんの言いたいこともわかります。
敢えて全てを歌詞にするのではなく、聴き手にいろいろと想像してもらうために難しい言葉・言い回しを使用する。
それはそれで良いと思います。

ただ、

それ以外の楽しみ方だってあって然りだと私は思います。

例えば、先程の西野カナさんの歌の中の「ありがとう 君がいてくれて よかったよ」という歌詞だって、「複雑ではなく単調なフレーズだからこそ聴き手がスムーズに歌詞の意味を五感で感じることができる」と考えることもできるのではないでしょうか?

別に最近の若い子は、マツコさんの思ってるほど頭の中がスカスカではないと思います。

最近は昔と比べて人間関係が複雑になってきました。

そういった状況の中で、マツコさんの理想である「複雑で深みのある歌詞」よりも、
「常に複雑な人間関係の中で複雑な気持ちを抱いている若者達に対して、余計な事を考えさせずにストレートに耳に入ってくる歌」
の方が今の若者のニーズを満たしていると思います。

どちらが優れているかで判断するのではなく、どちらが好きかで判断すれば良いと思います。
その日の気分で、聴く歌も変えれば良いし。

そもそも昔は昔で、人気を博したピンク・レディーさんの「UFO」の歌詞だってかなり「単調」だと思うのですが…。

また余談ですが、複雑すぎる歌詞だと、ついつい言葉の意味を考え込んでしまうので脳にストレスがかかるという説もあります。だからリラックスしたい時はシンプルな歌詞の歌や、外国語の歌を聴くのが良いらしいです。これはまあ、歌詞を瞬時に理解できないから「歌」を「音」として脳が認識するから余計なエネルギーを使わないで済むから、ということです。
リラックス目的なら、極論で言うならクラシックとかBGMとかが良いんでしょうけど 笑。

うーん、なんか、
物事の断片的なことだけを見て判断を下すことは良くないことだと改めて感じました。

否定することは簡単ですが、認めてあげることって意外と難しいですよね。
でも、相手の考えをまずは「認める」ことが大事ですよね。否定ばかりしていては新たな発見を見落とすかもしれません。

ちなみに、ビジネス用語とかでイエスバット法ってのがありますが、これはビジネス以外でも色んな場面で活用できそうですね。


皆さんは、
少し難解な歌詞の歌と、シンプルな歌詞の歌、
どちらが好きですか?



お題:「新曲のPR」

クライアント要求:「歌詞が単調なJ-POPの曲のPR」

マーケティング要素:「今も昔も、歌詞がシンプルな曲は需要がある」


















                   Today is the end.