【2】で終えるつもりでいたら、
まだ、とても大切な感じたことがあったので、
残しておきます。
 
放課後活動に来る子どもたちは、
中には、友達関係を築くのが苦手な子もいて、
社会的スキルを身につけるために通っている子も居るのだそう。
 
人とのトラブルや、
人間関係の修復の仕方、
距離の取り方は、
誰かに言われて頭で理解していても、
なかなか難しいもの。
 
 
でも、
人の悩みは全て対人関係の悩みだとアドラーも言っているように、
それを身につけることはとっても大事で、
【2】にも書いたように、先生方は、けっこうここにフォーカスしているのだと思う。
 
その証拠に、
これは、隣接する学校の至る所に貼ってあったもの。
 
 
人が2人いれば、少なからず意見の相違、対立(コンフリクト)が生じてしまうもので、
その段階を描いたもの。
 
これは、先生が積極的に説明するものではなく、
でも、至る所に貼ってあるというのがポイントで、
子どもたちは必ず目にしていて、
きっと、必要な時に、思い出したり、
ふとしたときにじっと見てみたりするのだろうと思う。
 
この仕掛けってけっこう、大きいんじゃないかと私は感じていて、
そこに、先生方の、色んな思いが感じられた。
 
子どもたちが、必要な時に活用できる環境をいかに整えるか、
色んな工夫がされていると感じた。
 
 
高校現場だと、至る所に色んな類のポスターや掲示物が貼ってあったことを思い出し、
一方で、ほとんど何も貼っていないまっさらな壁に、これが掲示してあることの意味は、とても深いものだと考えさせられた。
 
 
 
 
 
そして、もう一つ、
放課後活動に来る子どもたちは、
年齢が高くなるにつれて、
 
自分の意志ややりたいことがはっきりしてきて、
この場所以外に、自分のやりたいことを見つけていくから、
だんだんと、巣立っていくと言っていた。
 
これを聞いた時、
純粋に、素晴らしいなと感じたし、
 
好奇心を開放されまくった環境で育つからこそ、
自分を発見できるんだということの、
その現実を見ることもできた気がした。
 
 
 
 
ツアー初日でこの濃さ。
有難い。