正解です。では、手首で勘弁してあげましょう。

という夢を見た。
別にマジキチオナニー妄想はぶちまけなくていいから、
というのは至極もっともなご意見なのですが、一つだけいつもと違うことがありましてな、いつもと。

A・手首取られたのが、俺。

ぬこ二十匹に囲まれる喜ばしい夢とか、団鬼六先生とお会いする夢とか、近頃中々、
夢想の世界では好調を維持していた私なんですが、ここにきてどうも、何ですかこのひでえ夢は。


舞台はどこかのテレビ局。
いや、もしかしたらカメラが数台仕掛けられていて、どいつもこいつも、
画用紙に描いたような融通の利かない笑顔の観客に埋めつくされたアルプススタンドがあって、
マイクを握った司会者がつまらねー(本当につまらない)セリフを言う度、盛大な笑い声の音響がかかる、
縦穴式住居とかなのかもしれないけど、夢の中の俺は直感的にテレビ局だと思っていたのよ。

んでね、俺は解答者席にいた訳。
さっき述べた、カメラが全てこっちを向いていて、司会者も観客もよく見えて、気付いた時の目線の先には、
10とか50とか得点らしきものが書かれた5×5のパネルボード、
俺の眼下の長テーブルには押しボタンがあって、その横には、
そのボタンが押されると点灯するんであろう赤ランプ、で、直感的に解答者席って判断したんだよね。

でね、司会者っぼい人が言うんすよ、俺にね、「居眠りしてどないするんやアホ!」とかね、ああ、
こいつし○すけだって思ったね。そうするとアレか、ヘキサゴンかこれは、なーんて思ってたらね、
司会者が続けて、「最初の問題はワシがえらぶで」とか言って、上から一つ目、
左から三つ目のパネルボードがひっくり返されたのな。

書いてあったのが、手首。スコアを表す列は10ポイントだから、つまり、手首の10だね。
妙なパネルだとは思ったんだよ、思ったよ、そりゃ。

で、問題が出る訳だよ。
問題の内容はよく覚えてないんだが、回答が、時を駆ける少女、だったことは覚えてる。

俺の口から矢鱈と自信たっぷりにその言葉が吐き出されたら、間髪入れず、
一般的なクイズ番組で、正解を表すピロピロって音が鳴り響いた訳だからね。
多分、正解だったんだと思うよ。

んで、しん〇けがね、言ったんだわ。
なぜかこの時は関西弁じゃないのよ、冒頭の台詞をね。、
なんつうか、風邪を引いて咳のし過ぎで喉が焼け潰れたような人の、ガラガラした声つーかな、
暗闇から響いてきたら、間違いなく背筋が寒くなるような声色だな。

で、しん〇けの方に気を取られていたらさ、いつの間にか左手首が、長テーブル上に引き出されていて、
きつく革ベルトが巻かれていてさ、回転する丸ノコギリがね、落ちてきたのよ。何の前触れもなく、手に。
いやーもう、俺、「あひょ」とか、「ひょふぁ」とか訳分からん声挙げたね。

その時にはもう、回転する刃が、動脈を切り潰してたんだけど。
んで、すぐに骨を砕き割り、反対側の細い血管とか蹴散らして……ってのがしっかり感じられて、
そう言った嫌な部分を感じる神経だけは恐ろしく鋭敏なのに、なのに、頭の中は訳分からん状態でね、
なんでこんな訳分からん状況に陥っているのかってね、今思い返してみると、
あれが冷静と情熱の間って奴だったのかもしれない、うん。

程なくして、左手首さんは俺の本体とオサラバしてしまった訳だが、泣いてたなあ。
結構、普通に泣いてた。ぐふっ、とかぶええ~ん、って感じだわ。豚みたいだったね、あえて言えば。
なんかあんまり悲しくて、しん〇けの横に立ってたアシスタントのお姉ちゃんが、
左手首が今までくっついていた切断面を、そりゃもう扇情的なお顔で舐めていることにも、
大して気が止まらなかったくらいでな。

夢はね、俺が、すっかり関西弁に戻ったしん〇けに「さあ、どんどん行くで」と言われて、
特に何の拒絶をする事もなく次のパネルを選択し、ひっくり返ったそれに、
目玉って書かれていたのを確認したところで終わるんだわ。


何かね、その時に全部理解したのね、"ああ、そうね、これそういうアレだったのね"って感じで。
俺が"パネルの中に隠されている致命傷"を見つけるまで続くんだな、これは、と。
そして、途中棄権はありえないんだな、とも。
ポイントは、パネルの裏に隠されている部位に対する仕打ちの残虐さを示しているんだな、とも。
10で切断だから、50だったらどうなったのかとかは流石に想像はつかんかったけど。

猿夢か、これは。

と、思っていたが、よく考えたら昔読んだ趣味の悪いエログロ小説の展開そのまんまだったことに気づく。
そういう経緯があったから、夢から覚める直前に、全部理解できたんだなーとも。
ちなみに、そのエログロ小説では、3問以上出題される事はなかったはず。
観客からブーイングが上がったとゆー描写があったかな。


ぬこ20匹の夢と言い、団鬼六先生と言い、16歳以前に体験したリアルの事を、最近よく夢に見る
別に楽しかった訳でもないし、人生の重要な転換期であった訳でもない頃なんだけれど、何故なんだろう。
その頃の俺は確かに、グロ系統の趣味が一番過激化していた頃ではあったけれど、
下地は既に4つの頃には……だから、ますます持って何が俺にこの頃の夢を見せるのか、良く分からない。


でも、俺の夢には人間が中々出てこない。上記の夢のし〇すけも、どんな顔をしていたか分からない。
俺の左腕の傷口を舐め続けていたお姉ちゃんも、扇情的という文字が顔に書いてあっただけかもしれない。
それほど印象にない。団鬼六先生の顔くらいじゃあなかろうか、まともな人間の顔をしていたのは。


悪いことをしてはいけない、と説くならば、
その理由を明確にしなければ、素直に従う人間は決して多くないはず。

良いこと、メリットとなることの実行を推奨する場合ですら、何故プラスの効果をもたらすのか説き、
しかもそれに何らかの強い力、例えば、説得力等がなければ、人は中々動かないものだと思われるのだから、
止めさせる、それも、今やっている事は決して良くないことだと、否定してから働きかけるのだから、
尚更難しいだろうと想像は付く。

だからさあ、最近JRのあすことかあすこに貼り付けてあるあの未成年飲酒云々の広告、
なんじゃろと思うんじゃよ。

法律に縛られている訳じゃない、むしろ法律に守られているんだよね、だとかさ、
法律で禁止されているからNO、だとか、色々書いてあるけどねえー。

この広告の文句で飲酒を止めるような子は、元々、さしたる問題とする程でもないと思う。
むしろ、殴られても蹴られても、刺青打たれても目玉抉られても、
止めようとしない奴等に抑止をかけるために広告を打つべきじゃないのかな?

でまあ、最初に書いた通り、そう言った根性座っている奴等は、中々止めようとしないよね。
未成年の飲酒が、法律で禁止されていて、良識ある人間に見つかれば、
程度の差はあれ、何らかの罰を受けること、それと、
"と言われている"で結ばれている事が多く、いまだ推測の域を出ないが、
内臓機能への悪影響や、成長不順、アルコール中毒にかかりやすくなるという、様々なデメリット、
百も承知でやってんだから、方向転換させるのは並の難しさじゃあるまいて。

それこそ、未成年飲酒に対する罰を、肉刑にでもしちまえばする奴も減るんだろうけどねえー。
世の中、割と、かたわだらけの素敵なものになりそうだ。

あとはアレか、時計仕掛けのオレンジみたいに脳味噌を(ry
帰ってきたときにはアルコールが怖くて怖くて仕方がない、とても素敵な人間に大変身!

ああでも、一応"未成年の健全な成長を促進するための法律"だから、
そんな思い切りな罰を与える訳にはいかないのかー、そりゃそうだよな、考えてみれば。


しかし、効果的な抑止広告ってないものかねえ。ないのかもしれん。
少なくとも、これっぽちも自発的に止める気のない人間を動かす力があるものは。

諸外国のタバコのパッケージ、ゴキブリやネズミの死骸が描かれているだとか、
タバコのせいでえらいことになった人間の写真がプリントされているとかいう、やたら強烈なものが、
存在しているらしいけれど、ちっとも抑止にはならんらしいね。

犬とか、動物に、悪いこと、してはいけないことを教え込む時も、その行為を現行犯で行った時に、
すかさず対応しなければ、効果は限りなく薄い、ってか止めさせる事はできん、とか言うし、
やはり現場を抑えて、然るべき対処をする位しか方法はないのかもしれんわぁ。


いずれにしろ、うん十万円を出して掲げるほどの意味があるものなんだろうかとは思う。
ムギちゃん、つーともう、眉毛の太いあの娘以外は世間的には認知されていない気がします。
太い眉毛ってのは、解釈にもよるんですが、大抵の人相学において、
おおらかさの象徴であるとか何とか言われていますね。

そういう意味では今世間で一番認知度が高い、ベーシストのムギちゃんは、
とても正しい、王道を行く太眉キャラなんでしょうな。

まあ、別に太眉なのにシリアルキラーであっても別に俺にとってはどうでもいいんです、
何故なら、本日話したいのは、別のムギちゃん、時坂夢戯先生のことだからです。

時坂夢戯先生、何をやっている方なんですか、と問われれば、漫画家……と、今も言っていいのかなあ?
同人作家、と言ったほうがしっくりくるかな。
20年ほど昔から現役で、同人誌即売会に作品を出品していらっしゃる、その筋では非常に有名な方です。
作風は、エロ、タレ目、巨乳、ふたなりとまあ、四つ並べれば大体内容は分かって頂けるかと。

つっても、自分は先生の同人作品についてはあんまり知らんのです。
まして、語れるほどの知識があろうハズもない。

ならば、何故こんなエントリを書き出し方と言うと……。
漫画家、と言っていいのかなあ、とちょっと上で書いておりますが、それはですね、
時坂先生、一時期、紛れもなくプロ漫画家だった時期があるからなのですよ。

作品数はさほど多くはないんですけれどね、中々に印象深いモノを残されておりまして、
その内の一作に、
ドラゴンイレーザーというものがあるんですな。

コイツ、いやね、面白いんですよ。
でも、どっこのサイトを見ても、あらすじにすら触れられていない程マイナーな漫画、
そもそも掲載されていた雑誌が、エロトピアの増刊であり、たったの8ヶ月で打ち切られたコミックライジン、
知名度があろうはずもないですよねえ、そりゃ。

だから俺があらすじをここに書いちゃうよ。

身体能力抜群の高校生、ハザマハクト。彼は、裏社会では名の知れた探偵、キョウの稼業を手伝いつつ、幼馴染のコノミとの平穏な日々を送っていた。そんなある日、探偵事務所に奇妙な依頼者が現れる。彼らの依頼は人探し、珍しくもない仕事のはずだった。その依頼者が提示した写真に写っていた、コノミの姿を見て取るまでは――。

てな導入部で、実はコノミが異世界のお姫様であることが発覚したり、依頼者が、それを連れ戻しに来た、
吸血鬼とトカゲ人間だったり、そいつらにキョウがぶっ殺されかけたり、何だかんだコノミがさらわれちゃって、
ハクト君も一緒に異世界行って、色々やってたら、雑誌ごと消えてしまったとゆーね。

ストーリーは、その頃流行していた異世界モノのテンプレみてーなもんでして、魔法が出てきたり、
ミノタウロスとか、オークとか、これまた基本と言えるモンスターが出てきたりなんですがね、
でも、この漫画は面白かったと思うんですよ。いや、ジャンプとかに載せられるかって言ったらどうかとは思うが。

だって主人公、素手なんすよ? 最初から最後(雑誌消滅)まで、ずーっと。
正確には、途中で、刃物を通さない服と、その気になれば岩も砕ける丈夫な手袋を身に付けますが、
基本的には己の五体を駆使して戦い続けるところはずっと一貫しています。

異世界にトリップしてきて、まず主人公が理解することが、”怪物たちが主流で、
人間がヒエラルキーの最下位”であり、"奴隷・食料・実験材料・性的玩具"扱いされることが普通、
という法が横行していることなんですよ。

この漫画には、伝説の武器も、必殺の技とかも存在しないんですよ。
魔法は確かに出てくるんですがね、もちろんそれがあれば一撃で倒せる、なんて奴は、
数えるほどしか存在せず、魔法が存在してなお、人間は虐げられている訳です。

そんな、絶望的な世界観を演出している強靭な怪物達に全精力で立ち向かい、
次々打ち倒して行く、戦闘における緊張感と爽快感が物凄い、熱血漫画なんすよね。
この面白さ、初期のベルセルクに近いものがあるな(画力は作風の違いもあるが、かなり違うけど)。

それだけに、今までとは段違いの強敵である、いくら殺しても殺しきれない、いわゆるゾンビであり、
かつ、再生するために生きた生物を喰らう事を必要とし、喰ったものの身体能力をその身に発現させる、
"腐敗のカルマ"との戦い中で、連載が止まったことはなんというか……非常に、残念極まりないんですよ。

奇声飛び交う夜の森で、倒すたび、手近にいる魔獣を喰らい、強くなっていくゾンビと戦うという、
限りなく死に近い状況に置かれた、ハクトと相棒の魔法使い・バアンの運命は……って、
最高に盛り上がる展開だったのにぃ、今でも俺は続きが気になっているんですよぅ、マジで!

(ちなみに、腐敗のカルマさんが、多手多腕の化け物を喰らって変態した、
すげーイカスお姿は、ググると出てきたりする)

それ以外にも、キチガイ科学者ダミアン・モンクに精神崩壊させられたコノミちゃんのその後とか、
やたらと扇情的なお姉さん、アリアさんは昔人間に何をされたのかとか、
腐敗のカルマは、バアンの何を知っているのか、だとか、
キョウが再び登場するとか、キョウを瀕死に追い込んだ吸血鬼、カー・サバルとの再戦とか、
絶対に殺す事が出来ない最悪の怪物・ドラゴンの復活だとか、複線の消化は!? ねえ消化は!?


くくっ……時坂夢戯先生、同人誌でもいいからドラゴンイレーザー補完してくださらないでしょうか。
一冊2000円とかでも俺は買うよ、だって俺、ドライレ最終巻のサイン本持ってるくらいファンなんだぜ!?
畜生畜生、こんなにベキボキバキって言うエグイ擬音が爽快な漫画は滅多にないってのによう。

くすん。