漫画って、絵が変わるものですよね。

上手くなって行ったり、逆に下手になっていったりと、個々によって症状は異なりますが、
ほとんどの漫画は、連載が長期化するにつれて、絵にも変化が現れるものです。

個人的に、上手くなった例として、こりゃすげえ、と思ったのは、
アゴなしゲンさんの作者で、今は何だか、やたらと美形女性ばかりが登場する、
ある意味、絵に自信がなければ絶対成立し得ない、度胸万点な漫画を連載していらっしゃる、
平本アキラ氏ですかねえ。

正直、アゴなしゲンさん第一話の、吉田戦車氏が鼻をほじりながら描いたような(失礼)、
あの絵を見た人間からすると、今現在の漫画は、どーにもこーにも、
同じ人が描いているんだろうかこれは、という、漫★画太郎先生に今も付きまとう、
萌えキャラだけはアシが描いているだろう疑惑並に、疑わしい感じがしてしまいますねえ。


でまあ、更に個人的な話ですが、感嘆するレベルで、
この人絵変わったなあ……と思っている作家さんがいましてね。
それはね、井上雄彦氏。ご存知、リアルとかスラムダンク、バガボンドの人ですね。

いや、正確には、リアルとかバガボンドを執筆しだしてからは、安定しているように思います。
脅威の安定振り、ほうっておけば3割打つイチローレベルの安心感です。
問題はね、スラムダンクよ。アレ、お話中で、凄い絵変わっていったでしょ。

え? そんなことないだろうって? 
いやそりゃね、男どもと、格好いいお姉さんのアヤコさんは変わりませんでしたよ。
じゃあ誰が変わったかって? 安西先生? いやいや……。

ハルコさんすよ。下の画像、見てくださいよ。



信じられるか……これ……同一人物なんだぜ……。
スラムダンクを知らない人に一応言っておきますが、この物語は1年間、いや、
正確な時間にすれば、主人公が高校に入学してから、夏の全国大会に出場するまでの、
僅か4~5ヶ月程度の期間を熱く描ききった稀代の名作バスケ漫画です。

つまり、別に1年生の時にはまだあどけなさを残していた少女が、
2年の時を経て大人になっていった……等と言うドラマが隠されているわけではなく、
また、主人公の桜木花道君は童貞、しかも、50人以上にアタックして玉砕した経験もある、
極度に女の子に縁がないロンリーウルフ、作中の4ヶ月で、
少女を無理やり大人にしてしまった、ということも当然ながら無く……っていうか、
少年誌でそんなことをして許されるのはBASTARD位だ罠。
アレの、時代に迎合した絵の変わりっぷりも凄いけど。

しかし……凄いなコレ、短期間に顔が変わりすぎだろう。
だって右の子、おはるさんとかいう名前で、バガボンドに登場しても全然違和感ない。
桜木君も、こんな異様な変貌を遂げた娘を、エンディングまでずっと好いていた訳で、
いやいや、本当に真っ直ぐで素敵な、見所のある男性だったのだとおじさん思いますよ。


それにしても、ハルコさんは一体どこで大人の階段を昇ってしまったのでしょうか。
私はそれが気になる、ってことで調べてみました。



これが1巻、初登場時のシーンですね。まだまだ初々しい少女です。
ちなみに、上記のトロイ女~は3巻ですね。



10巻です。まだまだ可愛いもんです。少なくともこのままの顔では、
バガボンドはおろか、リアルにすら登場できないでしょうな。



15巻。むむ? この辺からちょおっと変化が出始めましたかね。
なんだろう、何が変わっているんだろう……上の絵と比べると。



21巻……って、可愛くねえ! なんだよオイ! この6冊の間に何があったんだ!
泣き顔だから可愛くないのか……って訳でもない、この辺りは皆こんな顔だ。
ノーマネーでフィニッシュだよ、泣かれたって。



そして25巻です。誰ですかそこ、チェンジとか言ってるのは!
ここは良い子も読んでるけど検閲で消されるようなエントリが存在するブログですよ!
下ネタは自重しなさい! ちなみに、最初に出した完全に汚い顔のハルコさんは31巻です。


いやまあ、ようく見れば分かるんですけど、鼻と唇が主な原因ですね。
目の描き方は、リアルにはなっていますがあまり変わっていませんが、
井上雄彦氏は、あるとき(17巻くらいかな?)から、ハルコさんの顔に関しても、
容赦なく鼻と唇を書き込むようになったんですね。


これは、最近やってた萌え豚量産アニメのキャラクターですが……。
見て分かるとおり、鼻から口にかけての線が凄い簡略化されてますよね。
萌え絵、という奴には鼻から口にかけての線という奴は、相性が悪いんですよ。

逆に、アヤコさんは初期からこの二つの要素が描き込まれているため、それ程
顔が変わったように感じられない訳です。これは野郎どもにも言える。

まあ……井上雄彦氏に何があったのかは分かりませんが、氏は多分、17巻位で、
アーティスティックなものに目覚めたのだと思われまする。
だからこそ、こう、デフォルメされた絵はイカン、と思い始め、
一応物語のヒロインであったあの子を、ドアを開けたら即チェンジレベルの、
そういうビジュアルにしてしまったのでしょう……。


あ、単に萌え豚好みじゃなくなっただけじゃないのか、って突っ込みはスルーします。

コンドームって可燃物なんですね。

……。

……ど、どどど童貞ちゃうわ!

だ、大体俺は、前から語っている通り、幸福さの度合いで言えば、
ヤリチン=童貞>素人童貞、だと思っているんですよ。

何故って、ヤリチンはセクロスに対して喜びを抱ける人が多いと考えられるわけでして
(何の感慨もなく、機械的にしょっちゅうやりたがる人はあまりおるまい)、童貞は、
色々と真実を知らないために、セクロスに対して希望を抱ける人だと思うからなんよ。

素人童貞なんて悲惨なもんよ。
半端に現実を知ってしまって、童貞程の夢や希望を持てなくなった奴か、
むしろ興味は尽きなくなったのに、ヤリチンになれない何かを持ってしまった奴なんだからさぁー。

だから別に童貞も悪いもんじゃないと思うんだよね。
俺はそんな童貞じゃない事を後悔している人です。後悔している人です。


まあ、知っている人は知っている通りオラは、童貞とかそれ以前の問題の、種無しインポ野郎なんだけどね。

で、コンドームって可燃物なんですね。
おじさん確かに、何の疑問も持たずに、縛った上でティッシュにくるんでゴミ箱にポイしてましたけど、
……ああ臭いがアレなのと漏れ出すのが嫌だからですよ、別に他意はないです。

よく考えたらアレ、ゴムな訳でしてね、
輪ゴムとかゴム風船とかゴムサックとかゴム海賊とかゴム製モビルアーマーとか、
不燃物として処理していた記憶がありましてなあ。

でもまあ、地元のゴミの仕分け方みたいなサイトを見ると、コンドーム、もえるゴミ扱いになっている。
確かにコンドームの袋を加えて誘う、糞ビッチっぽいおにゃのこはもえますが、
恐るべし清掃局、それに気付くとは……。

で、何だっけ。ハイハイコンドームね、サガミオリジナルが好きです。

オカモトうんちゃらの製品、特にジェルタイプの奴は矢鱈とベタベタして好きくないです、
その油分の豊富さが、東京にある某ラーメン屋を彷彿とさせる。

何より気に入らないのが、それなりに安価でたくさん入っている奴(具体的には12個入り)。
一体お前を全部使いきるのに何年かかると思ってるんだ、無駄に増量しやがって、という感じです。
掃除機以前の問題の部屋を抱えているのに、ダイソンしちゃった人の気分を味わわされるんすよねぇー。


脱線もここまでにしておこう。ゴム製品は燃えるゴミです。ですが、地方によっては燃えないゴミです。
というかそもそも、ゴム自体が、処理する自治体によって燃えるゴミとか燃えないゴミに分けられており、
それに関連して、ゴム製品の扱いも決まるようです。

具体例では、東京23区はおおむね平成20年末位に、ゴムが可燃ゴミ扱いされるようになりました。
俺はその頃東京都民だったので、不燃ゴミとして処理していたのは記憶違いではなかったようなのです。

燃えないゴミ、というのは燃やすとヤバイもの、何らかの理由により燃やせないもの、
そういうものが分別されている訳なんですが、ゴム製品に関して言えば、低温で燃やすとヤバイが、
高温で一気に燃やせばヤバくない、というものが主流で、清掃工場のパワーアップに伴い、
燃やせるゴミ化されたという感じみたいです。

ん? ならば、東京で、コンドームを平成20年以前にゴミ箱にポイするのはまずかったんじゃ……、
と自己嫌悪で今にも手首を切りそうになっているそこの諸兄、ご安心くだされ、
コンドームは天然成分由来で作られているものがほぼ十割なので、燃やせるゴミなのですよ、昔から。
(冷静に考えて、何かヤバイ成分が入ってたら、ちんちんがヤバイことになるもんな)

したがって、使ったあとはゴミ箱にポイ、で何ら問題なかったという訳です。
燃やした時、悪臭は出るかもしれんけど。

ま、そんな訳で、セクロスは好きだがコンドームをゴミ箱に捨てる事に耐え難い背徳感を感じていた、
マッハでアグレッシブで瀟洒なエコロジストの貴方も、これからは、気にせずポイポイやっちまいましょう。

昨日の日記で、必殺シリーズの話が出たし、ちょろっと今日は必殺について語ってみようか。
ただし、凄く斜め方向から切り込むけれど。

自分は、年齢的な問題もあって、実はこの、日本が生んだ傑作時代劇シリーズである、
必殺という番組をほとんどリアルタイムで視聴する事ができなかった人間である。
確か、ちゃんと自分の目で第一話と最終話を見たのは、4年ぶりのシリーズ復活となった、
記念作品である、必殺仕事人・激突! だったと思う。

そんな訳で、それ以前の作品(つーか、激突! は、事実上シリーズ最終作みたいなもん、
だったりするんだ)については、DVDやら書籍やらに頼って知ったため、
必殺ファンを名乗るには、かなり知識に乏しい部分がある。
ので、もしこのエントリ中に不可解な記述が出てきたとしても、笑って許して欲しいと思ふ。

さて、自分は上記のように、一応必殺シリーズをその目で見ていた人間なのだが、
その当時の年齢は、実は、10歳にも遠く満たない程度。
別に、時代劇と日本茶を好み、わびさびを理解する渋いお子様だった訳ではなく、
普通の、いやちょっとばかしグロ・リョナ趣味に既に目覚めていたが、時代劇よりは、
NHK教育テレビの方を喜んで見る、という子供だった。

にも関わらず、決して早くない21時という時間から始まる、
この時代劇を見ていたのには、ちゃんと訳がある。

いきなりだが、バンプレストという企業をご存知だろうか? 
というか、名前位は知っているはず。
今でこそ、スーパーロボット大戦やサモンナイト、アルトネリコを作ったゲーム会社、
という認識であると思うが、かつては、2頭身にデフォルメされた、いわゆる、
SD化されたキャラクターが活躍するゲームを量産していた過去を持ち
(スパロボを見れば、それは容易に窺い知れるところだと思う)、
SD化キャラゲー、というのはバンプレストのお家芸だったのだ。

そんなバンプレストが1990年に生み出した、衝撃の問題作が合った。
そう、必殺仕事人である。このエントリは、このゲームについて語るために書いている。
と言う訳で、興味ない人は回れ右。


いきなりなんだが、冷静に考えなくても、このゲームはおかしい。
キャラゲーと言うのは、ゲームの内容はともかくとして、キャラを全面に押し出す事で、
まず強烈なファンに買わせる狙いを常に持っていると言っても過言ではないジャンル。
が、このゲームに関しては、どこをターゲットにしたのかサッパリ分からない。

ファミコン、というかゲーム機というのは、今でこそ大人もおねーさんも気軽に触れているが、
その当時は子供やお兄さんのためのものであった。分かるだろうか、これ。
ファミコン所有者は、まず目を向けないであろうタイトルであったのだ。

必殺シリーズは2度のブームがあった時代劇だと言われている。
2作目・必殺仕置人前後と、シリーズ15作目・必殺仕事人が放送された80年前後である。
このゲームが発売された1990年、とっくにブームは過ぎ去っており、
ブームに便乗して買おうと言うお父さんなんかもいなかったに違いない。

一体どうしてこんなものが世に送り出されてしまったのか、結構マジで理解に苦しむ。
当然、売り上げも芳しくなかったらしいのだが、企画段階で既に負け戦であっただろうに、
ディレクターは、世が世なら切腹モノであったろう。


が、ゲーム内容はそう悪くなかったんだよなあ。というか、面白かったと言ってもいい。

ジャンルは、RPG然としたアドベンチャーゲーム。
戦闘シーンもあるものの、ハッキリ言ってストーリーを楽しむための簡素なもの、
肝心のアドベンチャー部分も、歯ごたえのある謎解きなどは皆無で、
慣れれば実機でも1時間でクリアできてしまう。

キャラゲーにありがちな適当さが漂っているのだが、しかしながら、
必殺シリーズの顔である、故・藤田まこと氏が演じる南町同心、中村主水とその仲間達が、
ある不良少年による傷害事件を切っ掛けとして始まる大騒動の真実と、
その背後にある巨悪の存在を暴き、彼らの犠牲になった人々の恨みを晴らす、
というストーリーがマジでよく出来ている。

テレビドラマにそのまましてしまっても良い位のデキで、実際にドラマだったら多分、
割と高視聴率を取れたのだろうということは想像に難くない。

そして音楽。
必殺シリーズ伝統のメインテーマがFC音源でしっかり再現されているのも凄いが、
その他音楽、例えば、主人公をイビる嫁・姑のテーマや、悪人のテーマ、
惨事の時にかかるテーマなど、ドラマそのものと言う訳ではないが、
雰囲気をかなり似せたものが使用されている。

これらのテーマソングのモチーフは、どれも、
シリーズの同じ作品からとられていると言う訳ではなく、
違う作品からバラバラに集められている。製作者の恐ろしい愛を感じてしまう。

何より立派なのは、特徴を残しながらSD化されたキャラクター達、
そして、ゲーム中にしばしば挟まれる、美麗なカットイン。
中村主水等は、2頭身なのに藤田まことしているし、かんざしを用いて暗殺を行う、
飾り職人の秀というキャラもやはり、しっかりと三田村邦彦している。
京本政樹が演じた、組紐屋の竜も、見れば一発で京本政樹だと分かる。
これは凄すぎる。

SDキャラばかりだというのに、カットインも凄い。
主水が、切り殺された山賊の告白を聞くシーンや、不良少年が毒針で暗殺されるシーン、
不良少女が毒殺されるシーンなど、多分子供が見たら泣く。
流血とか切り口がえぐすぎる。

カットインと言えば、仕事人たちの華麗な暗殺シーンも見事に再現されている。
念仏の鉄、という、指を使って骨を砕く技を使う仕事人がいるのだが、
彼のカットインは、実際にテレビドラマで用いられたのと同様、レントゲン写真のように、
砕いた骨が映し出される、というもの。この再現振り、何たる愛情か。

他にも、見世物小屋の異人の芸奴に鼻の下を伸ばす主水(女好きなのだ!)だとか、
南京玉簾をやたら売りたがる商人(必殺Ⅴ・風雲竜虎編の影太郎か?)だとか、
悪の黒幕である尼の妙高尼の名前(妙心尼という原作キャラから来ている)だとか、

まあ、このように、ビビる程の製作者の愛が感じられる。
どこかのタッチのように、名前だけの良く分からないゲームではなく、
純粋に必殺が好きな人が作った、キャラゲーの鑑といえる作品なのだ。

その愛情が暴走する余り、物語の時間軸中ではとっくに死んでいて、
出てくるはずのないキャラ(前述の念仏の鉄)が出演していたり、
一人でも多くのキャラを出そうとするあまり、何でいるのか良く分からない、
いるだけ参戦状態になってしまっているキャラがいたり(三味線屋のゆうじ、巳代松)、
つーか、前述のように、ゲームとして成り立っていなかったりするのだが、
そこはそれ、それはそれ。

自分はこのゲームで、必殺シリーズを知り、まがりなりにも楽しむ事が出来た。
実際に遊べる、ゲームとして優秀なキャラゲーもいいだろう。

だが、今でも自分にとって、最強のキャラゲーと言うのは、
この、バンプレストが生んだ怪作・必殺仕事人なのだ。