​夢の国とはいえ、ヨーロッパの気候は気まぐれ。
楽しんでいたのも束の間、空からパラパラと雨が降り出し、おまけに凍えるような寒さに……。
隣を見ると、息子のライフ(体力)はすでに風前の灯火。完全に「疲労困憊モード」に突入していました。
​「とにかく、今すぐ入れるあったかい場所へ…!」
​這う這うの体で滑り込んだのが、近くにあった**「カフェ・ハイペリオン」**です。
​完全に「巨大なマクドナルド」だった件
​一歩足を踏み入れると、そこは驚くほどの広大さ。






注文はタッチパネル式で、ハンバーガーやポテトを選んで決済し、自分で空いている席を探して運ぶスタイル。
​……うん、これ完全にマクドナルド(の超豪華版)だね!!
​異国の地での注文にドギマギする必要もなく、手っ取り早さの極み。
迷わず全員分のハンバーガーセットをポチリ。
​時間はちょうど12:00。ランチタイムのド真ん中だったので「席、空いてないかも…」と絶望しかけましたが、そこはさすがのキャパシティ。広すぎてどこかしらは空いているという奇跡。無事に席を確保できました。神様、ハイペリオン様、ありがとう。
​ふと外を見ると、さっきまでのパラパラ雨がまさかの大雨に。
濡れずに温かいポテトを口に運ぶ私たち。
​「超ラッキーじゃん!ファインプレーすぎる!」
​と、ここまでは完璧なシナリオでした。
​日本なら大行列のショー、その時子どもたちは…
​お腹も満たされ、トイレも済ませて、さあ出発しようとしたその時。
ステージのほうが何やらザワザワしています。
​なんと、スター・ウォーズのショーが始まる様子!あの有名なロボットたち(R2-D2とか)がステージに登場しているではありませんか。
​日本のディズニーなら、ショーを観るために何時間も前から地蔵(場所取り)するか、エントリー受付という名の抽選に全神経を注がなければならない至難の業。それが、今ならポテトを食べた流れで特等席から観られるチャンス!
​私:「ねえ!スター・ウォーズのショーが始まるよ!せっかくだし見ていく!?」
​鼻息を荒くして子供たちに提案してみました。
しかし、返ってきたのは、
​子どもたち:「……(無表情)」
​「スター・ウォーズ知らないし、別に見ない。」
​……塩っ!!!!
フランスの寒空よりも冷徹な、一言。
親の「せっかくだから精神」は見事に玉砕しました。まぁ、知らないおじさん(ロボット)の劇観るより、早くアトラクション行きたいよね、そうだよね。
​充電完了!……のはずが?
​外に出ると、大雨はありがたいことに小雨に。
お腹も満たされ、雨もやみ、まさに「反撃の狼煙」をあげる最高のタイミング!
​私:「よし!体力も回復したし、アトラクション行くぞーーー!」
​と、張り切って子供たちの顔を覗き込んだのですが、
​子どもたちのテンション:【15%】(充電マーク赤)
​……あれ?
おかしいな、ハンバーガーとポテトでHPはMAXまで回復したはずでは……?
​現実はゲームのようにはいかないようです。
重い足取りの子供たちを引き連れ、私たちは次なるアトラクションへと向かうのでした。(つづく)