前回のアイドル撮影入門露出編その1では、
露出を決定する三要素、
絞り、シャッタースピード、ISO感度について
説明しました。
露出の知識がなくても、
今のカメラはプログラムモードがあるので
自動で露出の設定をしてくれます。
しかし、
プログラムモードが、
「逆光の中で、アイドルさんの顔を明るく撮りたい！」とか、
「暗いライブハウスで、ノイズの少ない写真を撮りたい！」
などの欲求をかなえてくれる訳では有りません。
以下の写真は、
逆光（背後から光が当たっている状態）のアイドルさんをマニュアルモードで撮影したものです。絞りを解放、ISO感度を高めに設定しています。
カメラは背後の光の量で、光が充分あると判断し、ISO感度を下げ、絞りを絞る（入ってくる光を絞る）ので、
アイドルさんは暗く写ってしまいます。
また、背景のボケ味も出せない写真になります。
以下の写真はライブハウスでのアイドルさんです。
ザラついた写真にならないように、
マニュアルモードにして、ISO感度を高くならない
ように設定しています。
アイドルさんの撮影会や物販時の場合、
暗い場所でもプログラムモードで良い写真が
撮れる場合が有ります。
カメラが自動的に暗いと判断して、
シャッタースピードを遅くしても
アイドルさんが撮影を意識して止まってくれるので、
ブレない写真が撮れます。
状況に応じて、
プログラムモードとマニュアルモードを
使い分けるのが良いと思います。
プログラムモードで撮影した、
物販でのアイドルさん
カメラを意識して止まってくれます。
