ウッピーのアイドル撮影入門露出編その1 | ウッピーのブログ

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ウッピーです。
デジタル一眼レフカメラ初心者の為の
アイドル写真入門講座をやります!

今回は、写真撮影で最も重要な「露出」について説明します。

露出さえ理解出来れば、
後は大したことありません!(笑)

天気の良い日中に撮った写真が白っぽくなったり、
室内で撮った写真が暗くなったりすることが有ります。いずれも露出が適正でないからです。

露出不足で暗くなった写真の例
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露出を決定する要素は、絞り、シャッタースピード、
ISO感度です。
この3つの設定を撮影シーンに合わせて、
上手くバランスさせることが重要です!

①絞り
カメラには人間の目の瞳孔のように、
入ってくる光の量をコントロールする
機構があります。

絞りを表す単位をF値といいます。

F値が小さいほど、入ってくる光の量は
多くなります。

F値を小さく設定すると、明るい写真になります。
また、被写界深度(ピントが合っている範囲)
が狭くなり、背景をボカした味のある写真を撮ることができます。反面、締まりのないボケた写真になる場合も有ります。

現在、望遠ズームレンズではF2.8が最も明るいレンズです。
これ以上明るい(値の小さい)レンズは
存在しません。
単焦点レンズには、F1.4とかもっと明るいレンズが
ありますか、ズーム出来ないので自分から寄っていく必要があります。


F値を小さくして背景をぼかした例
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逆にF値を大きく設定すると、暗い写真になりますが、
被写界深度が広くなり、クッキリした写真になります。

➁シャッタースピード
シャッタースピードを遅くすると、明るい写真が撮れますが、ブレた写真になりやすいです。
ライブ中のアイドルなど動いている被写体を撮影するには、ブレないようにある程度シャッタースピードを早くする必要が有ります。
しかし、シャッタースピードが速いと短い時間しか光が入って来ないので、暗い写真になってしまいます。

シャッタースピードが速い例
アイドルも空中で止まります。
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③ISO感度
カメラのセンサーの感度です。
値が大きいと明るい写真が撮れますが、上げ過ぎると、ザラついたノイズの多い写真になってしまいます。
ザラついた写真の例
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性能の良いカメラだと、感度を相当上げても、ノイズの少ない写真が撮れます。だから高価なカメラが売れるのです。

ISO感度を下げると、ザラつかない写真が撮れますが、屋内など暗い場所での撮影では、暗い写真になってしまいます。

◎まとめると、

絞り
絞る :暗くなる。クッキリした写真が撮れる
絞らない :明るくなる。ボケた写真になる

シャッタースピード
早くする:暗くなる。ブレない写真が撮れる
遅くする:明るくなる。ブレやすい

ISO感度
高くする:明るくなる。ザラついた写真になる
低くする:暗くなる。ザラつかない。

上手なカメラマンは、経験から、状況に応じ、最適な
設定を行います。


次に具体的なシチュエーションでの
設定について説明します

⑴日中の屋外アイドルライブ撮影
日中なので、充分な光量が有りますから、
シャッタースピードを充分高く設定することができます。ISO感度も低く設定でき、美しい写真が撮れます。

但し、あまり晴れ過ぎると、顔に影ができるので、
フラッシュの利用が必要な場合も有ります。


日中  外イベントのアイドルメイドさん
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⑵屋内のアイドルライブ
光量が少ない中で、激しくダンスするアイドルさんを
とらえなければなりません。
しかもマナー上、フラッシュは使用出来ません。

シャッタースピードはあまり上げられませんが、
1/200秒から1/400秒は欲しいところです。

ISO感度は上げ過ぎるとザラついた写真になってしまうので、カメラの性能にもよりますが、ISO1600以下に設定したいところです。

屋内イベントのアイドルさん
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次回は、プログラムモードとマニュアルモード
について説明したいと思います。