ちまたでオリンピックのロゴを発端として、デザイナーさんについていろいろ騒がれちゃってますね…なんだかせっかくのオリンピックにケチつきまくりですね…(´_`。)

結局ガチの盗用とかもあって、それをスタッフがやったと言い、他にはやってないとか言いながらいろいろ出てくる、危機対策としては一番ダメなパターンですね。←リスクの神様的に言うならw

まぁ、私はデザインの世界のことはよくわかりませんが、同じようなことは商業音楽にも十分起こりうる話です。

音楽にもいろいろありますよ…ギリギリアウトとか、ギリギリセーフでも、それはプロとしてどーなのよ!?とか。ただ、音楽の場合は気付かれにくい(元ネタがプロもしくはコアなことしてる人しか聴かないようなとこからきてたりとかね)のかなーなんて思ったり。

また、クライアントの要望で、既存の⚪️⚪️っぽい曲にして、とかね。フツーによくある話です。

そういうときは、何を寄せるのかというと、いわゆる「テイスト」というものです。ザックリすぎるけど、例えばテンポ感、ビート感、使ってる楽器、音色、奏法など。そゆところをいくつかついていくと、わりと似たような雰囲気にはなりますよね。

もちろん、音譜は変えます。当たり前だけど。ここがリクエストに対応しながらも、「オリジナル」を作る要になるのです。

まぁ元ネタをすっごく聴き込んでるなら、もしかしたら似てるかも!?くらいは思われるかもしれません。むしろ、似てると言われたなら、それはある意味、ちゃんとクライアントの意向に沿っているので、合格なのでは、とか…( ̄_ ̄ i)

でも、ただ真似するのではなく、うまく寄せる、狙ったものを作るということがとても難しいことなのです。

あとは、過去に自分が担当したものっぽくしてください、とかね。参考曲は自分の曲、とかも極稀にあります。意外と困ります。w
まぁ、でもそれは、その作風を気に入っていただけたからこそ、なので、嬉しいことでもあります。

特に商業的な物を作るということは、「無限の選択肢」と「狭い範囲(クライアントの要求に応えるための経験値や目的による)」、一見相対するものですが、その両方が混ざる中から産まれるような気がします。そこにクソ真面目になるしかないですよね、クリエイターっつーものは。そこで手抜きしちゃう人は、どこかで破綻して、結果パクリエイターと呼ばれてしまうのでしょう…

自分の中では、新しい何かを産み出すのは本当に大変。時には苦行。でも、そこで負けないように、改めて気を引き締めないと、ですね。(。-人-。)