ISAK生がうつほの杜学園にお邪魔してきました! | UWC ISAK 生活日記

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UWC ISAK Japanの生徒による非公式ブログです。
「一度しかない人生。自分の個性を生かして思い切り生き、自らの立つ場所から世界を変える。(UWC ISAK Japan Webより)」

お久しぶりです。

あっという間に、高校生最後の夏休みを迎えてしまった葉月です。

 

今回は、6月29日にうつほの杜学園にお邪魔させて頂いたので、訪問レポートを書きます。

すごく素敵な学校だったので、ISAK生活日記を読んでくださっている皆様に共有したいと思いました!

 

初めて「うつほの杜学園」のことを知ったのは、去年の10月でした。
「うつほの杜学園」の設立に関わっている方が、私が運営に携わったStartup Weekend軽井沢でスポンサーとして参加してくださったのがきっかけでした。お話を伺った瞬間、必ず訪れたいと思いました。

私は、中学生の頃から教育に興味がありました。
以前住んでいたアメリカで受けた教育と日本の教育の差に驚愕したことがきっかけでした。
自由の国アメリカでは、座る場所や先生の講義を聞く時の態度で注意されたことは一度もありませんでした。しかし、日本では全てが大人によって決められていて、それに従わなければ白い目で見られた記憶があります。幼いながら、この違いに強く疑問を覚えました。この経験から、なぜこの差が生まれたのかを知りたくなりました。
そして、現在のISAKでは、さまざまな教育を受けた世界中から集まった同年代とともに、教育のあり方について再度考え直している最中です。

 

そんなこともあって、今回は念願の訪問でした。

当日は、オープンスクールが行われており、案内や受付のお手伝い、体験授業の見学をさせていただきました。

体験授業が始まる前は、どうやって物心がついたばかりの幼児たちに授業を行うのだろうと思っていましたが、想像を覆す授業でした。それは、先生が子供たちを導くのではなく、子供たちが授業を作り上げる形式の授業でした。先生は、あくまで子供たちのサポート役で、子供たちが主役であるその授業は、日本の小学校教育を受けた私にとって、想像もしえない光景でした。

 

体験授業中には、少し先生のお手伝いもさせていただきました。その際は、どうしたら自分が子どもたちのやりたいことを最大限にサポートできるかを考えながらお手伝いをしました。少しでも間違ったことをすると、その子の将来を壊すような気がして、少し怖かったです。

余暇の時間に、保護者の方々と少しご対話させていただきました。子どもに合った質の高い教育を求めて、遠方からでも費用がかかっても通わせる保護者の方々に深い感銘を受けました。
それと同時に、私の母親も同じようにさまざまな学校を調査してくれたことを思い出し、ありがたい気持ちになりました。。

 

オープンスクール後には、理事長や先生方との懇親会にお邪魔させていただき、和歌山の美味しい食事とともに教育について熱く語り合いました。その中で特に記憶に残っているのは、校長先生が「大人が子供に教えるのではなく、子供が大人に教える」という言葉でした。この言葉は、まさに私が体験授業で見た風景を表していて、これが日本の教育のあるべき姿なのではないかと思いました。
そして、理事長の仙石さんとのお話の中で、自分が将来何をしたいのかという話になりました。ISAKで自分の将来を見つけたいと志して入学したものの、なかなか見つけることができなかったので、正直にわからないと伝えました。仙石さんは、何をやるにも自分が将来何をしたいのかを考えながら、行動に移すことが大切だとお話ししてくださいました。さらに、仙石さんのうつほの杜学園発起に至った理由などを聞くことができ、どうしたら自分もずっと思っていた「日本の教育を変えたい」という思いと「何か大きなことをしたい」ということを実現できるかを考えていました。

 

また、今回の訪問で幼児教育の大切さを知ることができました。
幼い頃に質の高い教育を受けることが一生の糧になることや、子供たちの個性を尊重する重要性を学びました。

本当にあっという間に、ISAKに入ってから早3年がたちます。
日々が風のように早く過ぎていく中で、自分の将来についてじっくり考える時間を確保することが難しかったです。
なぜ自分がISAKに入ったのか、どのような人間になりたいのか。こうした問いを自己に投げかけることの重要性を、この訪問を通じて改めて認識しました。今後も自分の情熱に耳を傾け、積極的に行動を起こそうと思います。

 

長くなりましたが、ここまで読んでくださり本当に有難うございました。

葉月