こんにちは
カウンセラー、コーチ、講師の泉野です。

最近、CMでも見ることがありますが

「ヤングケアラー」

あなたの周りにもいませんか?

 

ヤングケアラーとは

家事や家族の世話などを

日常的にする子どもたちを指します。

一昔前なら

「えらいねー」とか

「すごい子ね」と

ある面、美化されていたように思います。


 

先日、友人が

「子供(小学生)が、私たち夫婦の喧嘩の仲裁に入ってきてくれた」と

喜んでいました。

 

もし、あなただったらどうでしょうか?

 

良い、悪いではないのですが
夫婦の問題は

子供の問題ではないですよね。

 

夫婦間の問題で

夫婦の領域で起こっています。

 

ですので、

本来は、その領域内での

解決が望ましいと

私は思っています。

 

実際、子供が夫婦間の問題を
解決することはできませんよね?

 

これと似たような話ですが

ひきこもりになった

少女と話していると

 

「お母さんの話をいっぱい聞いてあげたい」と

言っていました。

 

理由を聞くと

「お母さんは仕事や人間関係が大変そうで

私が話を聞くと、とても喜んでくれるから」 

と、言っていました。 

 

私は、子供が親の話を聞くより

親が子供の話を聞くことの方が

しっくりきます。

 

今は良いかもしれませんが

未来、その子の
生きづらさの原因になる可能性があります。

 

話は変わりますが、

「人に頼ることができない…」

そんなこと、ないですか?

 

頼ることができない理由のひとつに

親に頼ることができなかった

(甘えることが許せれなかった)

という背景があります。

 

親がとても忙しかったり

また、アルコール依存だったり

病気だったり、と

 

親の面倒を

心身ともに支えた経験がある人は

人に頼ることができない傾向があると

言われています。
 

これもヤングケアラーの結果のひとつで

大人になっての

生きづらさの原因になっているように

思います。

 

親を信頼し、

安心して頼れた人は

大人になっても

他人を頼ることに違和感がありませんが

 

そうでなかった人は
(何でも自分でしなければならなかった人)

責任感も強く

何事も背負ってしまう傾向にあります。

 

一方的に頑張り

他人を支え続けていると

いつか倒れてしまいます。

 

相互的に支え合っていくことが

世の中では理想ですよね。

 

そう思っても

そういう風に生きてきた人には

なかなかハードルが高いかもしれません。
 

ですので

そういう人は、

今から、ちっちゃなことから
すこ~しずつ

「頼み事」をする練習をしていきましょう。

 

「あ、頼んでいいんだ」という経験が増えると

互いの繋がりも

信頼も深まっていくと思います。