帰ってきた夫は

 

上司との話し合いがどうだったか、

わたしにいろいろと報告してきた。

この時、

何を話していたか

今はもうほとんど覚えていないけど。。。

 

 

 


わたしの頭の中は

アプリの事でいっぱいだった。

パソコンと夫のスマホを

交互に見ながら

アプリの読み込みを待つ。

待つ。

待つ。

夫はわたしがやっていることを

なんとなく

遠巻きに見ていた。

 

 

 

しばらくして、ふと、

まだ、買い物行かないの?

と夫が言った。


その日、子ども関係のものを

買いにいかなくてはならなかった。

ずっと泣いて布団にこもっていたけど

わたしが買いに行かないと

子どもが困るので

行かなきゃ、と朝から話していた。




 

 

アプリの読み込みには

ものすごく時間がかかっていて

だんだんわたしは

これってやっぱり騙された?

なんちゃってアプリなのかもしれない…

リカバリなんてできないのかもしれない…

とも、思い始めていた。

 


 

そこで、休憩がてら、

買い物に出掛けることにした。

今考えればなんて吞気な…てかんじだけど。。。

買いに行かなきゃ困るのは、

子どもだし、行かなくちゃ。

と純粋に思ってた。


もちろんスマホは

夫と交換したまま出掛ける。

(↑夫と私が連絡とるため)


パソコンはそのままにして、

スマホをケーブルから抜いた。

帰ってきたら、

じっくり再チャレンジしよう、と決めて。

 

 


やっぱり今思い返しても、

わたしは夫を信じていた。

この期に及んでも信じていたと思う。

アプリを入れて確認したかったのは、

何も出てこないっていうこと。

夫はシロだってこと。

それしか頭の中になかった。

 



 

だから、この後に起こることは

全く想像していなかった。

平和ボケもいいとこだ。。。。