月日が長く空きすぎて

闘病関係のことで何書けばいいかわからなくなってます。


自分のブログを読み返し、

クローン病と生理の関連について書こうとしていた

ということはわかりました。(他人事)


この記事が途中まで書かれたものが

アプリに保存されていたのですが、

なんとまあ纏まりのない。


時間が経って今の私が再編集をしているので、

少しでも読者の方に

伝わりやすいものになっていたらいいなあと思います。



タイトルの通り生理の話をするのですが、

女性にとっては馴染み深く、

男性にとってはあまり想像つきにくい、

読み手の性別や境遇によって

内容の受け取り方が違うかもしれません。


できるだけ色んな立場の人がわかるように

書いていこうと思いますので、

自分は関係ないやーではなく、

身近な女性の良き理解者になっていただければ

と思います。


何度書いてもすごく長くなるので

記事を分けて書いていこうと思います。



。・゚*。・゚*。・゚*。・゚*。・゚*。・゚*



まず、ご存知ない方もいるかと思いますので、

いくつか用語の説明をしていきます。


【生理】

月経ともいい、女性器における生理的な活動です。


生物学的に若干の間違いはありますが、

わかりやすく説明すると…。


ホルモンの司令を受けた卵巣が卵子を卵管へ排出し、

子宮は内膜を分厚くして妊娠した際の準備を始めます。


内膜を分厚くするのは赤ちゃんのお布団を作る、

というようなイメージです。


ここで卵子が受精し、受精卵となると、

内膜の中に潜り込み(着床)、妊娠が成立します。


一方で、排卵後に妊娠が成立しない場合、

準備したベッドは不要になるので、

無精卵とともに体外へ排出されます。


これが生理の原理で、

出血するのは分厚くなった内膜が剥がれる影響です。



【生理痛】

生理と同様に月経痛ともいい、

生理の際に起こる随伴症状のひとっです。


よく生理のときにお腹が痛い、というのはこれです。


随伴症状としては個人差が大きく、

症状の種類も多岐に渡りますが、

腹痛の他にも、頭痛や腰痛、倦怠感、

疲れやすさ、食欲不振、吐き気、下痢などの

身体的症状、

抑うつ状態、苛立ち、集中力の低下などの

精神・心理的症状、

など、様々なものが挙げられます。


生理のメカニズムにおいて、

放出されるホルモンなどの影響で出現し、

前述の通り個人差が大きく、

全く随伴症状がない人もいれば、

日常生活へ支障が出るような人まで幅が広いです。



【生理周期】

正しい生理周期は、排卵から次の排卵まで、です。


周期については、当事者の女性でも、

生理が来た日から次の生理が来るまで、

と間違った認識をされている方がいるかもしれません。


そして、ほとんどの人に共通して、

排卵からほぼ2週間後に生理が起こります。


無排卵月経や、そのほか何か病気を除き、

普通の生理は排卵がないと起こりません。


排卵は排卵痛を感じる人もいますが、

多くの場合自覚することは困難です。


手軽に排卵を確認する方法は

基礎体温といい、

毎朝目覚めて起き上がる前の、

運動が一切干渉しない状態で、

舌の下で体温を測ります。


一般的な体温計とは違い、

小数点第2位まで測定可能な婦人体温計を使用します。




私の初潮(初めて生理が来ること)は小5の時でした。


そのあと数回30日周期くらいで

コンスタントにきたあと、

パタンとこなくなり、

1年後に再開しました。


生理が始まったばかりの頃は、

まだホルモンが不安定なので、

月経周期が定まりにくいそうです。


再開して以降は、

40日周期くらいで定期的にくるようになりました。


経血の量としては多い方だったとは思いますが、

特に貧血などはなく、

吐き気や倦怠感など、生理中だからといって

何か困ることはなかったです。



中学に入ってからクローン病を発症するまでの間に

生理の時に軽い腹痛を感じるようになっていましたが、

生理が始まった頃に比べると、

成長する上で環境も変わり、

ホルモンの影響も変わってくるので、

生理痛が起こったことは気にしていませんでした。


中2の終わりにクローン病になって、

食事もろくに取れず、

2〜3ヶ月で8kg痩せたわけですが、

当時生理がきていたのかどうかは覚えていません。


ただ、急激な痩せは

またしてもホルモンバランスが乱れる元でして、

生理がこなくなっていたとしても

不思議ではない状況下でした。


ひとつ覚えているのは、右下腹部の痛みです。


私のクローン病の炎症部位である回腸末端部は

体表でいうと、おへそと右の腰骨をつないだ時の

だいたい真ん中辺りになりますが、

急性期の時はいつもそこに痛みがありました。


それがあるとき、B先生の外来に通っていた頃、

歩くといつもより少し下、

足の付け根辺りに響くような痛みがありました。


B先生に相談して真っ先に鑑別に挙がったのが

虫垂炎、いわゆる盲腸です。


エコーや血液検査をしても特に異常なし。


次に疑われたのが卵巣。


CTを撮ったりした結果、

この普段とは違う痛みはおそらく排卵痛だろう、

ということでした。


女性は、毎月のように生理が来ますが、

基本的にホルモンの影響で排卵が起き、

排卵が起こった影響で

その後2週間程度で生理が来ます。


卵巣から卵管へ、卵子が飛び出るとき、

人によってはその前後、

痛みを伴うことがあり、排卵痛といいます。


それ以降、

普通左右の卵巣から交互に排卵し、

そのサイクルは時々狂うので

連続で片方から出ることもあり、

2回に1回以上の頻度で

排卵痛に苦しむことになりました。


排卵痛に関しても、

母も以前自覚していたとの事で、

珍しいことではないそうです。


排卵痛は生理痛よりも予測がしづらいので

定期的に歩けないほどの痛みがくるのは困りましたが、

クローン病からくる腹痛のように終わりがない、

ということがないとわかっていたので

辛いということはなかったです。


生理痛は人にもよりますが、

多くの人が2〜3日目が1番辛いので、

生理がきた時点である程度予測ができます。


しかしながら、

排卵は体の中だけで起こる事なので

痛みがいきなりくるようなものです。


そこで、排卵が手っ取り早く予測できるのが

基礎体温というものです。


人間は男女関係なく、

1日の中で体温の変動がありますが、

女性はホルモンの影響で周期的に

高温期と低温期があります。


その体温のサイクルのことを基礎体温といいます。


体温は食べるものや過ごし方によっても変わるので、

基礎体温は専用の婦人体温計を使い、

毎朝目覚めて、トイレや何か飲み食べする前の

必ず同じ条件で舌下で測ります。


排卵は低温期(ベースの体温が低い期間)の中で、

一際ガクッと下がる日の前後に起こり、

排卵の後は高温期に、

その後月経とともに低温期に移ります。


この基礎体温を測り続けると、

生理不順がなければ

排卵から次の排卵までの日数(周期)の

予測ができるようになります。


という仕組みで私は基礎体温をつけ始めました。


生理は不順でなければ

多くが28日周期か30日周期が多いそうですが、

私は42日周期で約42日おきに排卵がおきる、

ということがわかりました。


基礎体温のおかげで

排卵痛の予測ができるようになりました。



ところがまた別の問題が。


クローン病になってからというもの、

普段から下痢しやすい状況ではありましたが、

レミケードで少しずつ改善していたにも関わらず、

なんだか生理になると下痢が一層強くなるのです。


また、生理痛は少しずつ強くなり、

生理2〜3日目はお腹が痛すぎて

痛み止めを色々試しましたが

全く効かずベッドから動けないことが増えました。


最初はその関連に気づけずたまたまだと思っていました。


高校生の頃だったかに、何気なく、

D先生にその事を伝えると、

「はっきりとした原因はわかっていないけど、

クローン病の患者は生理によるマイナートラブルが

増強しやすいらしい」

ということを言われました。


臓器内の痛みなどを脳に伝える神経は

細かく分かれていないため

同じような場所で起こった「痛み」について

脳が正しい場所の特定ができず

実際の痛い場所と認知する場所が違うという

ある種のバグが起こるそうです。


子宮、卵巣と、腸の物理的な位置が近いせいで

生理痛が増強しているのかどうか

明らかな関連性はよくわかりませんが

D先生の話では有り得なくはない話だそうです。


下痢に関する関連性についても

何か言われていましたが

今はよく覚えていません…。


。・゚*。・゚*。・゚*。・゚。・゚*。・゚*


ひとまずこんなところでしょうか。


久しぶりの記事が

迷走しきってたものなので

うまくまとまっているのか?

長さってこんなもんだっけ?

意味わかるのか?

結局言いたいことってこれで合ってる?

と少々混乱を窮めております。


次回、時間軸は闘病記より少し進みますが

婦人科系の新たな問題と救世主についてです。