この一分一秒が、だれかの一挙手一投足に波紋を呼んで、この一文一行が、だれかの行き先や見つめる先の方向の角度をほんの一度ずつ変えてゆく。


あれが金儲けだって言うなら、どうかあんなビジネスをやってくれ。これが遊びだって言うなら、じゃあ一緒にこんなふうに遊ぼうぜ。


それが自分の人生の全てだって言うなら、その自分の捧げる一生が、いつかだれかの一瞬となって、そしてそのだれかの一滴が、やがて最期の自分を満たす永遠の記憶となる。



べいべ∞