お金のありがたみと怖さ | 生きる意味がわからない男の人生

生きる意味がわからない男の人生

大学生の頃、実母を亡くし、
大学生活のストレスも重なり摂食障害を発症。

23歳の時、仕事のストレスや
これからの人生に希望を見いだせなくなり、
練炭自殺を試みるも失敗しうつ病と診断され入院。

その後検査で自閉症スペクトラム障害と分かる。

※入院中ネットが使えない僕は自分のその時の気持ちを忘れないように日記を書いていました。

これはその時の日記から書いたものです。

 

今日祖母が荷物を届けてくれた。

 

 

服などの荷物以外にも

小銭が入っていた。

 

お金が入ったら

テレビカードを買おうと思っていたが

1500円しかなかったのでやめた。

 

 

1500円しかと表現したが

別に不満があるわけではない。

 

 

1500円を稼ぐためにも

1.5時間は働かないと

手に入らない。

 

 

祖母が働いている姿を想像して

そのお金のありがたみを

改めて理解した。

 

 

自分が大学生になってからは

自分で働いて稼ぐようになり、

お金を与えられて使う

という機会がなくなっていた。

 

 

クレジットカードという

便利なものもある。

 

 

でもそれによって

手元にお金がなくても

 

お金があるものだと

勘違いしてしまい、

無駄遣いするようになった。

 

 

今、これだけしかないとなると

それだけでやりくりできるように

お金を使わなくなるものだと

実感した。

 

 

クレジットカードが

その感覚を麻痺させていたのだと思った。